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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「サード・ウォッチ」の記事一覧

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サード・ウォッチ5 #100「灼熱への疾走」

ジミーはキムに指輪を送り、消防署のみんなにも再婚することにしたと知らせる。そんな時に新任署長スティーパーがやってきて「ジミーはレスキュー隊に異動」と人事報告。ジミーはこの異動を喜ぶが、ドクは「分署潰しのスティーパー」の戦術だと食って掛かる。
黒人の子どもがひき逃げされ、運転していた白人男性が黒人の少年に殴り殺された事件で、クルーズは前科のある少年に自白させるがモンローは彼が犯行現場にいなかったことを知っている。真相を話すよう説得するが「将来のある仲間に罪を償わせるわけにはいかない」と進んで誤認逮捕を受け入れるのだった。

モンローのぶつかった問題は難しい。
ラモントは殺そうと思ったわけではないし前科もない、しかし死んだのは白人有力者の息子、黒人少年がどこまで酌量を受けられるか不安はつきまとう。
事故と認められたとしても、成績以外の理由でロースクール進学がかなわなくなってしまうかもしれない。
前科のある少年が罪を引き受けることで全て丸く治まるのかもしれないが、事故とはいえ人を殺してしまったこと+友人に罪を着せたことに心が耐えられるのか?と考えれば私はモンロー派だな。
モンローの説得に心を動かされたことからも、ラモントはこのままだと精神的に押し潰されていたかもしれないと感じられる。
「(前科ができて)これからどんな仕事に就けると思う?」とクルーズが言うように、ラモントには厳しい生活が待っているかもしれないがこれでよかったのだと信じたい。

そしてジミーですよ。
火災現場で身動き取れなくなった時、またもや死での降板?と嫌な予感。
命は助かったものの降板は降板、しかもプロポーズを受けたはずのキムは「死んでも本望だった」と言うジミーの言葉を聞いて一気に冷める、というか引く。
死んでもいいと思ったわけではなく、もし命を落とすことがあるならば消防士として、という意味なのでは?
やっぱりキムは死の淵を見ると逃げ出すんだな。あっちでの奥さんはキムではなかったのだけど話がつながったようで妙に納得。

ジミーが最後の日に分署を見回し、想い出にひたっている時に現れたアレックスを吊るしたイタズラ。
最近はあんな愉快なシーンはないなあ…とジミーと一緒に懐かしんでしまった。ポテト爆弾よ、もう一度!

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サード・ウォッチ5 #99「針の眼」

警察官二人組みに襲われたというレイプ事件が続けて起きる。警察はことの重大性を考慮しながらも事件の新聞公表を選択。街は混乱するが犯人逮捕へと制服警官は奔走する。

街のユニホーム専門店が警察官の制服を売っているというのは盲点だった。支給だと思ってた。
支給も甘く(笑)モンローは署の購買部で買っているという。
街の店で購入するにはIDが必要というのも考えてもみなかったこと。
じゃあ、水野晴郎さんはどうやって…?(笑)
デイヴィスがコートを買った時にID提示を求めなかった昔なじみのユニフォーム店店主に「IDない奴に売ったことはないか?」と詰問してしまったサリー。
昔なじみの自分がいたからだということを失念してしまうほど焦っていたということなのかも。
長年の信頼関係がこんなことで崩れてしまうこともあるのだな、とちょっと寂しい出来事。
反面、クルーズの見方が少し変わってきたかも。
昇任試験でなく、手柄のご褒美で巡査部長になったことを引け目に感じているようだ。
結果のみを求める捜査方法の陰にそんな理由があったとは。
だからといって認めるわけにはいかないけど。
最近の巡査部長としての現場判断がこのまま続くならいざという時味方になってあげないこともない(笑)。

偽警官事件はキムがターゲットにされたことをきっかけに解決。
犯人は最後まで警官を装ったが、ボスコの警官コードに答えられずに馬脚をあらわしておしまい。
キムはこれをきっかけにジミーとの復縁を公表することを決心、よりが戻るようです。しかし二人のことばっかり、話題に上るだけで息子の姿がありませんね。
解決したとはいえ事件の一番の疑問は、それまでの被害者がATMからつけられていたらしいのに、立ち寄ってもいないキムが襲われたその理由。
犯人も危険な橋渡ってるんだからターゲットの選別は慎重にしないとね。

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サード・ウォッチ5 #98「誰かが泣いている」

「助けを求めている人の声が聞こえる」との匿名の通報を受け、住宅街へ向かったボスコ&モンロー。それらしき気配がないところに出会った青年トミーが手に傷を負っていた。病院へ連れて行こうとするが「母親が看護師」と繰り返し、傷を負った場所も正直に言わない。トミーを不審に思い始めたところ、辺りを見回っていたボスコ&モンローは大量出血の痕跡を見つける。

オープニングで「これは実際にあった事件を元に脚色して作ったもの」という断り書き。
どんな社会的な事件かと思ったら…なんともぶきみな…。
発見された遺体を映すことはなかったがボスコの追及から惨殺死体だったことがわかる。
それなのにトミーは、血だまりの痕跡、ナイフ、他人名義のクレジットカード等が見つかっても新たなウソを並べるだけで動揺を見せない。
ボスコが、キーに固執するトミーと鍵のかかった物置に接点を感じた時に大きな声を出しただけだ。
「ボスコにだけ真相を話したい」のも、「ウソばかりついて迷惑かけたから」という理由でピントがずれている。
時間の流れそのままに進んでいくのは新鮮で、責任逃れで関わったことが大事件に発展していく様子も見応えあった。
そんな構成の中に、落ち着いてきたクルーズが巡査部長として威張り散らすでもなく現場の指揮を執ったり、理不尽に警察を責め立てることからわかるドクの抱えている問題なども見られて結構な満足感。
事件は猟奇的で実際にあったことといわれても現実味がわかないほどだったけど。

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サード・ウォッチ5 #97「クリスマスの天使」

クリスマスはみんなの心がやさしくなれるのだな、と無条件でほんわかできるエピソードでした。
母親なりすまし詐欺で幻滅してるカルロスの元をお兄さんが訪ねてきた。ハワイ在住で検事局に勤めているらしい。
両親が離婚時親権で揉め、お父さんはカルロスを連れて失踪し、お兄さんたちはずっと探していたのだと。
本当にお兄さんである証拠に、電話に出てくれないカルロスに痺れを切らし、先回りして骨髄検査をしたらカイリーに適合していると。
諦めかけていたところに嬉しい知らせが二つも舞い込んだカルロス、いい顔してました。
柄にもなくうるっときてしまったのは、おもちゃ屋さんの件。
サンタになりすました性犯罪者に気付いたボスコに感謝しておもちゃ屋のおじさんがモンローの探していたタマネギ・オリバー(ホントに流行ったの?)をプレゼント。
でも警官が市民からの贈り物を受け取ってはならないという規則に、泣く泣く寄付。
その後、五人も子どもがいるのにプレゼント泥棒にあった男に「おもちゃ屋さん、私たちにお礼したがってたよね」とボスコとモンローは持ち合わせのお金でプレゼントを思いつく。
ちょうど店を閉めたおじさんに相談すると「そりゃたいへんだ」って速攻プレゼント準備。
このおじさんはクリスマスだからじゃなくて、いつもこうなんだろうなと思ったらじーんときた。
おもちゃ屋さんなのはみんなの喜ぶ顔が見たいからなんだろうなって。
善意とかやさしさとか、もう少し信じてみようかなと挫けてる心の栄養になるようなおじさんだった。
でもさ…このおじさんThe Wireのグリークなんだよね(笑)。
モンローもおじさんに栄養貰ったのか、ボスコを家に招いてましたよ。そろそろボスコの子どものような真っ直ぐさをわかってくれたかしら。
他にもサリーが火災現場で救出した孤児の少女と心を通わせたり、キムとジミーがよりを戻しそうな雰囲気だったり、匿名でモンローにタマネギ・オリバーをプレゼントする警部(おもちゃ屋さんが持ってきたものだろうけど)とか、クリスマスは幸せな気分を運んでくれましたが、モラレスから赤ちゃんの写真が届いたドクは一人でどんより。
カルロスが「何で送ってきたのかな」と言っていたけどまさにそのとおり。
心から祝福できる人もいるけれど、あの別れを考えたらドクはそういうタイプではないとわからないかな。
この写真がきっかけでキムやジミー以外にも噛みついていく相手が増えそうだ。

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サード・ウォッチ5 #96「ブルックリンの奇跡」

カイリーには骨髄移植が必要なのに自分は不適合、叔母にあたるバンジーの妹も肝炎で不可能、移植リストを待つしかないのが不安でたまらないカルロスに、ドクはテレビで呼びかけることをお膳立てする。娘カイリーに移植が必要なこと、もし自分の身内がいるのなら娘のために情報が欲しいことをテレビカメラの前で伝えると全米から様々なメッセージが寄せられる。
コンビでの仕事再開となったボスコとモンロー。しかし何故かボスコは交通規則に厳しく、街の揉め事を避けようとしている。イタリア系マフィアのリネン会社への嫌がらせにも消極的だったが被害者が車ごと焼き払われたことでボスコ本来のスイッチが入る。

交通規則にばかりこだわるボスコ、何があったのでしょう?
「俺は差別なんかしない」と言い切るのもらしくない。
差別なんて言葉を知らないのが私のボスコイメージだもの(笑)。
自分のところには回ってこなかった情報とはいえ、警察の責任を感じ徹底的な調査から動かぬ証拠で正当な逮捕につなげるのは気持ちよかった。
クルーズに見せてやりたかった(笑)。
消防との連携もいい感じで、やっぱりボスコパートはこうでなくちゃ。
モンローもやんちゃな弟のやれば出来る子ぶりを認めてくれたかな。

カルロスの身内探しに対するドクは正しいアドバイスと手順で見違えるほど。
お母さんらしき人が会いに来てくれるのにも最後まで気にかけてくれるし。
しかし、この結果は想像しなかった。
「旅費がないというから送金した」とのカルロスの言葉を聞くまでは、来ないのは長年ほったらかしていたことで怖気づいたからなのだと思ったら、なりすまし詐欺だったのですね。
「これが現実」と言うドクがカルロスの肩を抱いたりしたらできすぎなので、言葉だけで調度よかった感じ(笑)。
今後、移植リストを待つしかないのか、今度こそ本当の家族が登場するのか、気になるところ。

消防はボスコ作戦への協力、カルロスのテレビメッセージの電話受けとカイリーのためのビラ作り、と力仕事ではなく心を支える重要な役所でした。

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