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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「サード・ウォッチ」の記事一覧

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サード・ウォッチ5 #95「突然炎のごとく」

現場に復帰したクルーズに、アニマルからビューフォードの居所を教えるので減刑を、と取引の話が来る。
ユージーンの代わりに来た新人救命士はドクだった。主任のキムを押しのけて現場を仕切りだし、キムやカルロスは戸惑いを隠せない。現場に戻りたかっただけだとドクは言うが、真相は降格。勝手なまねを続けるのなら資格剥奪も考える、とキムは忠告する。
ドクの言動に困惑しているカルロスの元には「カイリーが病気になった」と養子に出した先の母親が訪ねてくる。

カイリーの病気は白血病で骨髄移植しなければならない。
カイリーの母親は死んでいるし、カルロスは不適合、医師は「移植できないと余命は半年」と宣告。
身内に可能性があるかもしれないが、カルロスは里子で本当の親がわからないので、残された道は義理の妹さんか移植リスト。
本当の子どものように思えてきたのに…と苦しむお母さんにカルロスは言葉もない。
感謝、後悔、焦燥感が渦巻く中、願いは一つというのが救いだろうか。
カイリーは本当にいい人の手に託されましたね。
問題といえば、カルロスがこんな時に相談したいのはドクなのに…ということか。

そのドクはパトカーに発砲する男を制止するためとはいえ、救急車で犯人を撥ねることに何ら罪悪感も感じてない。
降格されたのも本気でアレックスの死に対するユージーンの責任を上層部に説いたかららしい。
仕事への情熱がへんな方向を向いてしまっているので、キムの言うように救命士として不適格なのではないか。
もう一つ何かきっかけがきたら恐いことになる可能性ありだ。

「妹を殺して8年なんて!」とクルーズはアニマルの取引を突っぱねるが、「こうしてる間にも犠牲になる人が増えている」というボスコの言葉に動かされる。
ボスコの話に耳を傾け、刺されたアニマルに家族を守ることを約束するなんて、クルーズも大人になった、と思わせてやはりビューフォード逮捕の瞬間は鬼(笑)。
刑事ドラマ見すぎてるとビューフォードの銃が弾切れだったことと両膝の銃創が大問題になると思うが、ボスコがある程度かばって事件は解決なのだろうな。

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サード・ウォッチ5 #94「正義の報酬」

寝不足カルロスは救急車の運転を新人ユージーンに任せる。すると運転中に発作を起こしたバスと接触事故。運転手と乗客の手当てに慌てる二人の前にドクもやって来て、信じられないような態度でユージーンと衝突。
裁判で証言を終えたクルーズがモンローと売春疑惑の治療院へ戻ると風紀課が摘発している真っ最中。この治療院は以前から風紀課のターゲットとなっていたようだ。連行された客にはクルーズを襲った男もいたが、「客は釈放」の決定に自分も被害者であることを隠しているクルーズは納得できない。

二週続けてのクリフハンガーは、起爆装置を持つ手元を狙い撃った(本当は頭を狙ったらしい)サリーのお手柄で爆発も大きな怪我も回避、犯人も拘束でき、「アニマルの指示」との証言も得られた。
事件としてはこれでまとまるのだろうが、ホルステッド判事とサリーの間に何かが芽生えたかもしれない。
最近のサリーは落ち着いているので幸せが待っているのならそれでもいいが、昔判事との間にどんな意見の食い違いがあったのかは知りたい。

クルーズの事件は思ったとおり。
他の課が目をつけてないはずないでしょ。風紀課に確認とってないクルーズの失態。
事件だけなら歯噛みしながら引っ込めばいいけど、問題は自分を襲った男が野放しになること。
受付女性らに過去の被害を証言させようとするが領収書が存在して不可能、観念したクルーズは自分も被害者であると告白。
正義のために思い切ったと少し見直し、モンローの気遣いも感じよく、ボスコの提供した復讐の機会も一蹴りで耐え、彼女も少しだけパートナーを信じることを学んで終わるかと思えばそこはやはりクルーズだった。
自分は手を下さないが、留置所内の顔なじみに「言伝」。
そうだよね、まるっきり人が変わるなんて彼女にはあり得ない。

人が変わると言えばドクだ。変わってないとも言うけど。
ユージーンが配属先を間違えたからアレックスが代わりに救命担当になったことがいつの間にか「ユージーンがアレックスを殺した」になってる。
言葉の綾だと思いつつカルロスが問い質すと、ユージーンの自宅に喧嘩を売りに行ったのも本当、彼がアレックスを殺したとも本当に思っているようだ。
たいへんだ、以前から融通利かない男が間違った感情で突っ走り始めてしまった。
少なくとも今のドクは現場で働いてはいけないと思う。
昇進していてよかったというべきなのか、昇進も一因というべきなのか。

ヨーカス家は穏やか。セラピストと向き合ったフェイスは、本当の傷口が何なのか見え始めたようだ。
いつでもどんな時でも警官の目しか持っていないこともフレッドに告白できたし。
The WireのS2見てしまうと、フレッド=フランクなので彼にもこれから辛い運命が待っているようで泣けてくる(笑)。
依存症→発作→神がかり、と今までとらえどころが見つからなかったのに他のドラマのせいで存在感が大幅アップだ。

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サード・ウォッチ5 #93「内なる罠」

ホルステッド判事を狙った事件の続き。
届けられた花爆弾でお手伝いさんは搬送中に死亡、デイヴィスはドア一枚隔てていたため軽傷ですんだ。最近審理を控えている裁判関係者をデイヴィスが調べると通称アニマルのドラッグ工場の審問会が浮かび上がる。クルーズとボスコが令状も持たずに来た不当逮捕を訴えるも、強く警察よりのホルステッド判事では都合が悪いとみているらしい。警護された判事は無事法廷に到着、遅れてきたクルーズの証言で裁判に持ち込まれることが決定。無事の判事を見て子分に目配せしたアニマルを見逃さなかったサリーはデイヴィスと子分を追跡。様子をうかがっていると男二人が大きな荷物を車に積み始めた。デイヴィスが近づくと男は起爆装置を握っていた。車で逃げようとするが背後からは銃をかまえたサリーが近づく…。

クルーズが妹の話を元に踏み込んだドラッグ工場爆発事件がここにつながっていたわけだ。
一連の事件は、クルーズの逮捕が手順を踏んでいないと認めてくれる判事が必要だったためにアニマルが仕組んだことだったようだ。
確かにクルーズの警察官としての行動は裁判で不利になる可能性大だもの。
彼女は逮捕で終わりだけれど、悪人を本当の意味で裁くのはその後なのだからアニマル側の弁護士がつっこんでた「軽率」というのはクルーズにぴったりな言葉だと思う。
アニマルの作戦は効かず裁判になるが、サリー&デイヴィス追跡の爆弾男との睨み合いは?というラスト。
前回ラストは爆発の安否、と二週続けてクリフハンガーな展開は、一話完結ではなく連続ドラマにひきつけたかったのかなと思える。
乗り気でなかったもののセラピーを受けることにしたフェイス。
警察嘱託の精神科医だから情報筒抜けと危惧していたがあくまでも患者として扱ってくれることに安心したのか思わぬ告白。
クソ巡査部長=クルーズが自分を撃ったのに何のお咎めもないのが許せない、と。
これは想像つく。傷ついた人間がここにいるのに傷つけたほうがそのままであるのが面白くないのはわかる。
それに合わせてボスコのことを「パートナーの自分を捨てた」と思っていたのは意外。
自分を捨ててくっついた相手に撃たれたということでクルーズへの恨みはさらに深いようだ。
振り回されるのはイヤだけど、他の人を選ぶのはもっとイヤ、とフェイスのボスコへの想いは複雑だ。
吐き出したことで即痛み解消とはならないだろうが、これが痛みの原因だったと思われる。
今のところ、フェイスと私の心の敵(=クルーズ)は同じなので、すっごく穏やかに彼女の心境に頷いてしまう。
元気になったらわからないけど(笑)。

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サード・ウォッチ5 #92「影との戦い」

ホルステッド判事を狙ったと思われる車爆発の現場に居合わせ、身を挺して判事を救ったことから身辺警護担当を命じられたサリー(+デイヴィス)。検事補時代の彼女と一緒に仕事をし、嫌な経験をしたサリーは仕事には責任を果たすつもりでもおもしろくない。
ホルステッド事件の火災現場に出動したキムは多数の怪我人におわれ、許可を得ないと使用できない薬を「緊急事態だから」と待たずに使用。本部から様子を見に来たドクはその場では一言も発しないが、後にキムに規定違反の通告書を送る。
制服に嫌気がさしたクルーズは保険適用の整体治療院で売春が行われていると仕事を持ち込み、モンロー監視の下ならと許可され潜入捜査開始。
お母さんの作戦にのせられ、一人で懸垂運動中に頚椎にひどい痛みを感じたフェイスは病院へ。

サリーとホルステッド判事の間にはどんな因縁があったのだろう。
サリーは根に持ってるのに判事は記憶にさえなかったようだ。
味方である警察からもこれほど疎まれているのなら裁判絡みで敵も多いはず、容疑者探しは大変そう。
身辺警護中なのに届け物を気軽に受け取ってしまうお手伝いさんも、注意点を徹底していない警察も迂闊、花かご爆弾でデイヴィスもお手伝いさんも怪我してないことを祈る。

クルーズの潜入捜査は…?制服班独自で許可、実行できるものなのだろうか。
自信過剰なクルーズが鼻につくったらありゃしない。
なので「あと一人捕まえる」と意気込んで自分が被害者になったのは同情できない。
モンローの女性として+警察官としての気遣いがなければどうでもいいエピソードかな(笑)。しかし尾を引きそうな予感。

フェイスはむきになるタイプだからリハビリやりすぎは予想できたけど、これは違う問題らしく、医者には痛みの原因は見つからないようだ。
あの事件が精神的にかなりこたえているだろうに、目に見える怪我のケアしかしてなかったせいなのだろうか。
鬱陶しいくらいに「私がっ、私がっ」とやってくれないとこっちも調子が狂ってしまうので早い復帰を望む(笑)。クルーズの傲慢さとは何かが違うので。

ところで、ドクは明らかにおかしい。
キムの言うように、違反ならそこでまず注意すべき。
怪我人の安全を気遣うなら「待ちなさい」と言えるのが、または違反通達を出さずに完全に目をつぶるのが上司。
そんな通達出すくせに、キムに救命士の仕事について酔ったように語ってるんですよ。
他の人のいない時に忠告するならここもチャンスだったわけだし。
ドゥベンコを見習わないとね(笑)。
というかドクが抱えているのはそんなレベルのことではなさそうだ。

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サード・ウォッチ5 #91「招かれざる客」

消防はジミー隊長代理の下、シュミレーション訓練。新人の極度のパニックを心配したジミーが駆けつけてしまったことで隊は全滅、指揮官の難しさを噛み締める。
警察は、ラッパーがストリートで海賊版を売る輩に子分を使って暴行を加えさせる事件に遭遇。ラッパーは逮捕された子分の釈放時、テレビカメラを引きつれ海賊版工場の所在地を明らかにし「誰かが止めさせなければならない」とメッセージを伝える。ボスコとモンローが下調べに海賊版工場を訪れると、ラッパー崇拝者が工場に火をつけ逃げ出すところだった。

隊長として苦悩するジミー。
訓練とはいえ、隊員の目の前で隊を全滅させたと晒されれば不協和音を呼ぶというもの。
ウォルシュはおとなしくて味方だと思っていたのでジミー同様に私もショック。
隊長の死の影響が大きいうえに、消防は隊員同士が常に命を預けあっての仕事、「隊長が不慣れじゃ困るんだ」と言うウォルシュの気持ちもわからないでもない。
でもそこは旧知の仲、お互い言葉が足りなかったことを確認しあい落ち着きを取り戻したようだ。
でもですね、この仲直りのきっかけがキムってのは(笑)。彼女、いざという時は度胸が据わってるのですね。
そしてまたもやキムとジミーがよりを戻しそうな雰囲気。でもしょっちゅうなので(笑)進展するかどうかは不明。

海賊版工場爆破事件は、「彼はCDを500万枚も売る。カメラが回っているのを承知で工場攻撃を口にしたのは誘発に値するのでは…?」とのデイヴィスの言葉からラッパーを逮捕。
ラッパーも「人が死んだのか?」と急に口調が弱まる。
根絶できない海賊版、彼もある意味被害者だが、方法を間違ってしまいましたね。
このデイヴィスのヒラメキにボスコが感動したように、あの場にいたサリーも、さらにはデイヴィスも自分自身の法律家としての道を頭に描き出す。
問題の出し合いではサリーの勝ちだったことも影響してるかな(笑)。
とにかくサリーとデイヴィスは競争してロースクールの試験に臨むことに。
デイヴィスが「旧交を温めあう」元彼女からの花束をゴミ箱に捨てたのは、決心は本物、今の自分は付き合えないということなのかな。

退院以降、自由が利かないことを歯痒く思いながらも何も努力できないフェイス。
「お母さん、そんなに悪いのかな…」とおばあちゃんに話すエミリーの観察眼の鋭いこと。
おばあちゃん(=フェイスの実母)には甘えん坊さんなフェイスを見るのが新鮮というか、驚きだったのでしょうね。
おばあちゃんはフェイスと意見が衝突しがちなことを利用した作戦でフェイスの気持ちを引き出すことに成功。
「これから一生非課税で給料もらえる」とか「デスクワークをやらせてもらえる」とか聞き、自分が何かしなければ落ち着かないフフェイスには想像するだけで寒気が走ったらしく、「明日からリハビリ頑張る」宣言。
モンローは「警察に戻ってくると思ってるの?」と言うが、端から警察復帰以外考えてないボスコはやはりフェイスとパートナーなのだな。
再びパートナーになれるかは別として。

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