忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「サード・ウォッチ」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

サード・ウォッチ5 #90「無防備都市」

サリー&デイヴィスは検問を振り切って逃亡したトラックを追跡。
カーチェイスの果てに横転したトラックには不法入国の中国人が大勢押し込められていた。
一人の男が逃亡したが、残りは病院に集められ怪我人は手当てされる。
が、その時、キムが一人の男の身体に妙なものを発見しドクターに報告…ペストかもしれない。
同じトラックに押し込められていたので逃亡した男も感染しているかもしれない。
逃亡男を急いで捜さなければ…
というわりにはあまり人員割いてないような気がした(笑)。
他にも拠点があって別の人が指示してたのだなと思うことにする。
手当てが必要だから、そして強制送還を覚悟したからおとなしくしているだけで、妹は逃亡した兄を逃がしてやりたくて居所を口にしない。
それでもできるだけ身分の安全を掛け合ってみるという言葉と命に関わる病気だと納得してくれる。
ここの駆け引きに登場したのがデイヴィスの元彼女の検事補。
この事件を仕事としてしかとらえない彼女は頭から「取引なし」の姿勢を崩そうとしない。
警察官として話を聞き出すためにある程度のご褒美を見せてあげないと、とデイヴィスはムキになる。
結局はサリーのとりなしで保証はできないけど話してみるよで解決するが、ここはデイヴィスの揺れる心がポイント。
検事補が元彼女であるうえに、自分も行くはずだったロースクールをもう卒業しているということへの焦り。
自分で警察官を選んだとはいえ身近な人が自分が歩んでいたかもしれない道をまっすぐ歩いているのを目の当たりにしたら動揺するだろう。
いつも優等生デイヴィスが普通の人であることに安心したエピソードともいえるかな。
この元彼女、HEROESのシモーヌさんですね。前にも出てたみたいだけど気付かなかった。
結局、病院に収容された人たちの病気も落ち着き、逃亡男はただの風邪、妹は情報提供ということで即刻帰国とはならなかったようだ。
ペスト菌がばら撒かれていたら…と心配するモンローと「起きなかったことは気にしない」ボスコは対照的。
逃亡男の居所に駆けつけた巡査部長だけど制服のクルーズとどっちが正面か裏かでもめるのも元のボスコにもどったような感じ。
でもここでみんな一緒に正面から行ったためにまた逃げられたんだよね。
怪我してくれたから捕まえられたようなものだ。
しかし仲違いとも思える銃撃事件の当事者を同じ職場にしておくのも怖い。
クルーズが制服ということは一応の処分なわけでしょ。
もう一歩、他の分署という手はなかったのかな。

ヨーカスはパトカーの先導で救急車で退院。
まだ麻痺は回復しないため車椅子での生活。
気遣って物を低いところに置いたりと気遣うフレッドはいい旦那さんだと思うのに、フェイスは気に入らない。
そこへフレッドのお母さんがやってきて「家のことはやる」と言う。
何もかもやってきたフェイスは今の自分には無理なことの折り合いがつけられなくて荒れる。
甘えられない性格が災いしている、と見抜き「今だけだよ、できるところから戻していこう」と言えるフレッドは、始めの頃の依存症の会をすっぽかしていたダメ男と同じ人とは思えない。
神への傾倒も自分が倒れた時ほどでもないし。

ドクは治まらない心を引きずったまま新職場、現場に応援に駆けつけてもピリピリ感は治まらず。
やっぱり遠くから見つめられるのだったらアレックスのお別れの式に出るべきだったのではないかなあ。
キムが感染していなかったというのは明るい話題なのかな。

拍手

PR

サード・ウォッチ5 #89「遥かなる明日(あした)」

隊長とアレックスの死の責任に押し潰されそうなドク、フェイスの刑務所行きを阻止するため奔走するボスコ、というエピソード。

前回、発砲事件の真相についてボスコが嘘つくわけがないと書いたが嘘ついてました(笑)。
ボスコ証言はフェイスとボスコの立場が入れ替わったもの、クルーズに銃を向けたのがフェイスだった。
巻き込んだうえに内務調査の追及を受けさせるなんて…ということでクルーズの説得に奔走。
でっちあげの臨終の宣告や数々の汚い手段をフェイスが日記に書きとめてるよ、とここでも嘘を利用。
FBIにも見放されこれ以上痛い腹を探られたくないクルーズは渋々承諾し、フェイスは怪我の治療に専念できる。
身体の麻痺を訴えているけれど脊髄損傷がなかったのだから一時的なものなのでしょうね。
でもボスコは?クルーズが証言全てに口をつぐんだということでしょうか。
しかし、「お前しゃべったな」と防犯課の刑事がボスコを囲むのは学校のイジメみたいだった。

静かに死を悼む時期を過ぎ怒りが襲ってきたドク。
最後のカルロスとのコンビだというのに静か過ぎる勤務、アレックスのお母さんからの追悼式スピーチ依頼を快く承諾、これが全て嵐の前のなんとやら。
「何十回も離れろと言われてたのに!あいつは消防士でありたくて、救命士をバカにしてた!追悼式にも行かない!」とカルロスにぶちまける。
事故当日の誤配属で来られなかった新人救命士の家に怒鳴り込むのも前兆だったようだ。
アレックスへの上司としての責任感と、隊長の望みだったとはいえ救命士なのに死の手助けをしたことでどうにもならず、吐き出さなければならない時だったのだろう。
これで現場を離れるということは救命士としてのドクにはこの先ずっとこのことが圧し掛かるのだろうな。
そんな荒れたドクに接したカルロス、ドクの怒りの言葉をしっかり取り入れながらも仕事に誇りをもったアレックスをみんなに伝える素晴らしいスピーチを代行。
それをわからないほどの遠くから制服で見つめるドク、というのも切なかった。
前日は主任になったキムにプチ嫉妬気味だったのに、ドクへの気遣いとアレックスを讃えることを立派につとめたカルロス。
これがGarotoさんのおっしゃる「カルロスが変わらなければならないS5」の始まりなのでしょうか。

拍手

サード・ウォッチ5 #88「希望の街」

発砲音で終わったS4、その行方と消防隊長の安否が心配されるS5のスタート。
シーズンのスタートがこんなにもつらくていいのでしょうか。
アレックスの死亡を聞いてもさほどのショックを見せないデイヴィス。
自分が怪我した時交際中でありながらも母親に「同僚」としか紹介できなかったことがきっかけで気まずくなり関係が終わっていた、彼女を傷つけた自分に哀しむ資格はないと責め続けていたとは。
全身大火傷で眼球摘出と片腕切断は免れられないうえに命の保証もない隊長はヘリで大きな病院へ搬送中、痛みに耐えられず楽にしてくれるようドクに頼む。
医師から本当のところの状態を聞き、嘆き哀しむ奥さんの姿を見てしまったドクはその願いを聞き入れるしかなかった。
銃を向けあったボスコ、フェイス、クルーズ、ノーブル。
ノーブルが銃を向けたのでフェイスが撃ち、それを制するためにクルーズがフェイスを撃ち、さらにそれを制するためにボスコがクルーズを撃ったというのが真相らしい。
結果、クルーズは弾が頭をかすめたものの軽傷、フェイスは胸を撃たれて肺も損傷で緊急手術だが傷以外のダメージは残らなそう。
しかしこの事件はここからがたいへん。
正義感からクルーズ告発を決意したボスコだったが、彼女の怪しい動きはFBIへの協力だったと知る。
長期間にわたる作戦をノーブル死亡というかたちで潰されたFBIはお冠。
でもFBIだってクルーズの無鉄砲さを持て余してるふうだぞ。
それに彼女は協力という傘を借りて好きなようにやってるとしか思えない。
というわけで、任務のためだったとクルーズがフェイスを撃ったお咎めは最小限になりそうな見込み。
対して告発したはずのボスコは捜査を台無しにし、同僚を撃ち、勤務外の行動をさせた元パートナーは重傷、と全ての責任をかぶされそう。
仕事関係だけでもこんなにあるのにフェイスの旦那フレッドの怒りまである。
謝りたいのに謝らせない、近づいたら殺すと意気込むが手術に向かうフェイスが朦朧とした意識の中で口にしたのが「ボスコ…」。
エミリーの「お母さんだって断ることができたんじゃ…」はどう受け取ったらいいのだろう。
大人になってきたエミリーがフレッドを落ち着かせるためだったのか、ここのところお父さん寄りになってきてることを決定付けるものだったのか、判断しかねる。

こんなふうにどこもかしこも辛いことばかり。
キムも恋人ノーブルを失ってますが、ER前で泣く彼女を見るとボビーの時を思い出してどうも…。
彼女は親しい人を亡くす役は向いてないんじゃないのかな?(苦笑)
キム関連で言えばカルロスの精一杯の気遣いの方が泣かせる。
医者になったとしても「ER」のゲイツのようにはならないと確信いたしました。

今後特に心配なのはドクとボスコの精神状態。
部下を指揮することに恐さを感じ、隊長の願いを聞き遂げてしまったことでもうドクは現場に出られないのではないかな。
昇進話を受け入れても波頭は消えないかもしれない。
そしてボスコ。
信じた正義感が生んでしまった結果と向き合えるのでしょうか。
口は悪いが悪意なんてこれっぽっちもない子どものような真っ直ぐさ、そういうところが好きなので挫けないでいただきたいですわ。

拍手

サード・ウォッチ #87「決着」

クルーズの麻薬組織黒幕追跡はタッチの差で逃げられカーチェイス。応援には追跡中止を無線連絡するが自分とボスコの車はやめない。結果、多重衝突事故の原因となってしまう。燃え出す車もあり、自力で出られない人もいるので消防&救命作業の続く中、ビューフォードの車の加速装置に引火して…!

こんなフィナーレでいいんですか?隊長は重傷だけど助かったんですよね?
救命に重宝がられることを愚痴ったままアレックスが命を落とすなんて。それなのにママの心配が優先なんて。
最近出番が少なかったのに突然スポットが当たったと思ったらこれですよ。退場させるためだけのようでやり切れない。
衝突の二次災害にてんやわんやなのに姿を見せないアレックスを大声で呼ぶドク、後に彼女自身が被害者という事実にこれ以上の落胆はないってほどの姿。
昇進の話はこれとつながってるわけだ。現場の上司として部下を指揮することが恐ろしいと。
消防にも救命にも警察にも後味の悪いアレックスの退場一だけど、一目で全てを悟ったカルロスがアレックスに「心配ない」と声をかけたのだけは別。あれは安心とさよならを一瞬にして伝えたなんともいえないシーン。
でも、デイヴィスは?あの反応は客観的になれないからこそのものなの?縋りついたらそれはそれでいやらしいか。
間をおかずに旦那さんと娘を亡くすことになったお母さんが不憫。お父さんのお葬式の時には確認しそこなったけれど「ヒルストリート・ブルース」のダベンポートさんであることを認識できました。

思わせぶりなクリフハンガーがなのがボスコ、フェイス、クルーズ組。
私服捜査に憧れたものの、不正を目の当たりにして「制服に戻る」宣言のボスコ。不正は黙ってってやるから犯罪者に対してだけは正しくありたいと要求するがクルーズは受け入れない。「最後の頼み」に応じてしまったフェイスもそのやりとりに巻き込まれる。
三人が三人とも銃を構え発砲音で暗転。発砲は誰が誰に向けてなの?
ボスコは警察官とは…の答えが見つかったのはいいけど代償が大きすぎはしないだろうか。
パートナーもなくし、事故の原因を作り、それでも勤め上げることができるのだろうか。それよりまず、発砲の行方の方が重要か。

こんな大騒ぎなのに、ジミーはどうしたんだ、ジミーは!(笑)

拍手

サード・ウォッチ #86「追跡」

クルーズのノーブルを利用した麻薬組織追跡は続く。捜査(&私生活)に同行しながらもボスコはそのやり口に追随できない。そしてとうとう犯罪の偽証言の片棒を担ぐことになる。しかしそれがノーブルの犯行を証拠づけるきっかけとなる。クルーズの暴挙に悩むボスコはフェイスのアドバイスを欲するが、彼女は新相棒モンローの「自分のことで手一杯、他の事には首を突っ込まない」主義を取り入れ「力になれない」と突き放す。

警察官としてのボスコとクルーズは方針が相容れないって最初からわかってたはず。そこに不正が存在しているとは思ってみなかっただろうけれど。
近づいてみて初めてわかった危険性、「偽証を認めたら今までの逮捕の信憑性も疑われ、大勢の悪党が街に戻ってくる」の言葉に胸を痛める。
だからこそあんな別れ方をしたフェイスを頼ったのに。
彼女は彼女でパートナーでもない男の面倒を引き受けてる余裕なんてない、という気持ちもわかる。でも、絶対モンローの言葉があったからだよね。モンローが何でも引き受けるタイプの人だったらそんなこと思ってもみない、他人に影響されやすい人だもの。
エミリーの問題についてはフレッドと意見の歩み寄りができたみたいだから、ボスコの話にも耳を傾けてもらいたい。彼女のこと好きになれないけれど、ボスコが頼りたがってるもの(笑)。

さて、次回はS4の最終回。
ご機嫌なキムはノーブルの本当の姿を知ることとなるのか、警官組はノーブルの恋人がキムだと知ることになるのか、不正の許せないボスコはどうやって折り合いをつけるのか。決着がつくことを期待。あとできるだけみんな登場することも。

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]