本読むどころでない月でした、読んだけど。
停電中、読みかけだった「羽田圭介、クルマを買う。」を読み終えたのですが、汗で本がブワブワになってしまいました。
いろんな意味で怖い台風15号でした。
風はうなり、家は揺れ、夜中に始まった停電が朝になっても解消されず、9日午前中に使えたスマホも午後には通話もネットも使えなくなり、まったく情報がわかりませんでした。
ラジオもふつうに放送していて、何がどうなっているやら…でした。
おそらく、NHKのラジオなら時間ちょうどのニュースで何かしら伝えていたのかもしれませんが、こっちはそれどころではないのでラジオをつけたその時に必要なことが得られないというのに苛立ってました。
となると、頼りなのは市の広報無線です。
これをかなり必死になって聞いてました。
しかし、これも時間がたつにつれ、被害状況を知るためなのであろうヘリコプターの音で聞きにくいったらなかったです。
聞きにくい時のために電話で聞けるようになっているのに停電でそれはダメだし、設定しているお知らせメールもスマホがダメだし。
やっととらえた10日夜のラジオで、「今夜中に停電はほとんど解消させる、残りは明日」というのを聞き、翌11日の朝に復旧していないのがわかり、うちは残りの方だったのだ、と悲嘆しました。
が、その11日夕方に電気が復旧し、あれこれ片付けながらテレビをつけたら改造内閣のきらびやかな会見してるのを見ました。
ここで、「やっぱりうちのまわりは最後」と確信したのですが、その後のニュースでまだ停電しているところが大多数で、二日半で復旧したうちのまわりは被害が少なかった部類のところでした。
電気が復旧した喜びも吹き飛ぶようなショックでしたよ、組閣のニュースは。
本当にショックである方々は、まだこの事実も伝わっていないのだ、と。
それからはもう、目の前の事実と心とのバランスがとれなくなって、少々たいへんでした。
うちは停電もたったの二日半、断水もなく、ガスも使え、家屋の損傷もなかったのに(車庫の屋根が一部飛んだだけ)どんどん気持ちが落ち込んで、申し訳ないような気持ちでいっぱいでした。
近くの山、木が続々と倒れ、すかすかになっているのを見て、知らず知らずのうちに涙が出たりもしました。
今も拭い去れないです。
この災害はないがしろにされている、こんな気持ちは一生消えないと思います。
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