海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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悲しみの童歌 One for Sorrow
白骨死体に剥製アーティスト、過剰摂取と見せかけた殺人、どう絡むのかしら?と思ったけれど、私の中ではうまくまとまらなかったです。
最終シーズンだということで、見る姿勢が前のめりすぎたのかもしれません(笑)。
事件とは別に、ハサウェイのお父さんが認知症で施設へ。
一緒に暮らしていた妹の判断で、ハサウェイはお気に召さないようでした。
そのせいなのか、子どもの頃からなのか、妹とは仲が悪いというか、意思の疎通ができていない様子です。
錬金術殺人事件 Magnum Opus
錬金術に関心ないので、現場がそれように演出されていたというのもよくわりませんでした。
過去の事件への身内による復讐劇でしたが、「フォイル」のサムに対して犯人は本当に何も危害を加える気はなかったのでしょうか。
復讐ってそんなものなのかな…と甘く感じました(鬼?)。
でも、「彼女を利用して」の方がありきたりすぎるからいいのかもしれない、と思ってみたり。
絡まった結び目 What Lies Tangled
小包爆弾という、このドラマには似つかわしくないオープニングでした。
天才故に若くして教授・研究職という立場で学生に接してると、他の教授たちから比べれば若いというだけで生徒がぽ~っとなって寄って来ちゃうのかな?と思ったら、単なる女好きでした。
研究を盗った盗られたではなく、本当に恋愛問題が原因。
それも、いつもなんでもひょいと目の前からさらっていく弟への積年の想いからです。
奥さんも愛情深くなさそうで、人を思い遣る心がみえない話だと思っていたら、偽装身分をかばう女子学生、病気を介護する子持ちのシングルマザー、ここはほんわかパートでした。
「お父さんの手を握ってやれ」と言われて「そういう習慣はありません」と真面目にかえしたハサウェイが、最後にはそういう習慣を受け入れたところも、ほんわかパートだったでしょうか。
そして、ルイスはホブソンと一緒にニュージーランドへ半年の休暇に旅立ちました。
「半年いないと居場所がなくなる」を理由に同行をとりやめようとするルイスでしたが、ハサウェイのお説教(笑)で、ホブソンへの想いを優先させるのでした。
ここ、真っ当なことを不良な元部下に指摘されて、明らかに機嫌悪いのがよかったですね。
こういう遠慮ないけど遺恨は残さないのが二人のいいところですよ。
「刑事の仕事以外考えられない」ルイスに「モースみたいに?」と言うホブソンもよかったです。
ルイスとモースのことを知ってる彼女だから受け入れられるのですよね。
勤務最後のオフィスで、ハサウェイ探してる姿のかわいらしいことといったら(笑)。
ところで、出発日にルイスが来てたアロハシャツ(風?)、もしかして英国に戻ってきた時(第一話)で来ていたものですか?
ルイスなら持ってそうだし、ハサウェイの「Lewis」ってボードと対になってると思っていいですか?
でもルイス、家から着ていくのは浮かれすぎでは?
「楽しみなんだよ」とホブソンにわかってもらいたいからなのか?
とにかく、死別ではなく、いろいろありがとう!と、さわやかでよかったですね。
でも、S7の最終エピソードにはかなわなかったなというのが実感です。
イノセントがいなかったのも残念ですが、彼女だったらルイスを半年も休ませはしないでしょうから、仕方なかったのかもしれません。
それにしても後任の主任警視は、味方なのか敵なのか、よくわからん人でした。
ただ、現場に行きたがり臭はかなりでしたね。
これでホントにお終いです。
なんかですね、このチームがよかったですよ。
大股歩きでの捜査会議、もう一回見たかったです。
2話で修道士さんと話してた姿は、新シリーズへの伏線と見てもいいのでしょうか(笑)。
いつのまにかエピソードガイドが出そろってました。
自転車に乗っていた教授フェリックス・ガーウッドが車に撥ね飛ばされて怪我をした。
交際していた学生ローズに別れを切り出したために仕返しされたとわかっているが、ローズは妻フィリッパの指導している学生でもあるため、フェリックスは事故を隠そうとしていた。
が、翌日、ローズが遺体で発見され、交際していた男性が明らかに…。
いくら博識とはいえ、ハサウェイが30分くらい調べただけで教授のウソを見抜くなんて!
大丈夫ですか、この分野の専門家さんたち(笑)。
そしてこの教授の秘書ですよ。
彼女、教授を軽くあしらっているように見えたのですが、実はかなり献身的。
カレッジを出ていくことになった偽教授にちゃんと付き添ってましたね。
これが愛情というものなのでしょうか。
偽教授の素性がわからなかったカレッジも、「出てってくれればそれでよし」とするみたいなので、この部分はめでたしめでたし、ですね(ホントか?)。
娘タビーの治療のために、体質の似通った子どもが必要なので、過去の過ちをもう一度…そういうことなのですよね、今度は人工授精だけど。
ここらへん、人の親でないと微妙な心の揺れはわからんのでしょうね。
遺伝子的には自分の子ではないけれど、救える可能性があるのなら、どんなことでもしてあげたいという想いのみだったということでしょうか。
ローズはタビーに優しくしてくれるけど、タビーの命のために一番必要なフェリックスを危険な目に遭わせたから排除したってことですよね。
そして今度は、タビーのための人工授精だったのに、フェリックスがタビーとジェニーと産まれてくる子どもまでを自分から奪うつもりだとの恐怖心から亡き者に…と。
ローズのルームメイトの、ユスリはちょっと多かった気がします(笑)。
それにしても、タビーのお父さんは検眼医。
私の大好きなエピソードの犯人は眼科医でしたけど、このドラマで目に関する専門家は犯人であるということですか(笑)。
マドックスは異動願を取り下げてくれたようですね。
イノセントも感謝してました。
マドックスの「お笑いコンビ」よりもヒドイ言い方って何なのか、気になります。
ハサウェイの仕事の割り振り方も様になってきたし、三人で仲良くパブにも行ってるし、これもルイス効果なのかしら?
いつの間にかルイスのことを「サー」じゃなくて「ロビー」って呼んでるハサウェイは、もう立派な警部でしょう。
でもルイスを完全には引退させないのですね。
ホブソンがちょっとかわいそうな気もします、あんなグラタンでは…(そうだ、ピザが正解だ!)。
ルイスは、家庭菜園も、カヌー作りも、料理も、刑事の仕事以外には興味がないってことですかね。
脳外科医アリステアが殺された。
彼は、救急で呼び出され、酔った状態でありながら手術をし、患者を人として壊してしまった過去があったが、裁判ではミスが認められず、医師としての仕事を続けていた。
しかし、その医療裁判でアリステアの飲酒はなかったと証言したトムも殺されて…。
有能な片腕であった看護師が、件の手術の結果が許せず…という展開でした。
「怖くなくなったら医者を辞めるべき」と掲げているアリステアこそが辞めるべき時だと思い、ノーラン家の悲劇を代弁するのを使命としてしまったのですね。
アリステアがお金を遺すくらいなので、看護師として本当に優秀だったのでしょう。
犯人の心情、S7 #3の新薬研究の博士と通じるものを感じます。
そして、いつものチームの面々です。
ルイスは、本当に退職して、ホブソンと同居して余暇は孫と遊ぶためにカヌーを作ってます。
ハサウェイは、警部に昇進しましたが(巡査部長から警部補へ昇進した記憶がないのですが…笑)、気難しさ故か、部下が2週間しかもたないとか。
今回の部下マドックス(女性)も既に異動願いを提出済み…。
人をつかうことがハサウェイは苦手なのでしょうね。
そこで白羽の矢が立ったのがルイスです。
イノセントは、「人手が足りない」とルイスにフレックスタイムの刑事を打診しました(ニュー・トリックス化?)。
ルイス、ホブソンに相談なしで決めてしまったのですね。
カヌーとか合わないのでしょう、家庭菜園と同様に。
イノセント、さすが人の上に立ち慣れてます。
捜査そのものもそうだけれど、部下と組むことのなんたるかをルイスから学んでもらおうという魂胆ですね。
私が、私が、と全部やっちゃうハサウェイと一緒では、みんなやりにくいでしょうね。
と、こんな具合でコンビ復活です。
これはこれでマドックスもやりにくいでしょうが、書類の山でもやらせてくれるのをよしとしなければ。
結婚もしていて、彼女の方がハサウェイよりも大人な感じなので大丈夫かな?と思います、出続けてるみたいだし。
新警部、髪型が久々の骸骨カットです!
この髪型が私は一番好きです。
あと、丈の長いジャケット、これも好きだったのですが、ずっとスーツの上のコートだと思ってました。
最後に羽織った時、アレ一枚だったみたいで、ちょっと驚きました(笑)。
スペインに旅行ではなくウォーキングに行ったのだとか、大聖堂の隣村までで帰ってきたとか、難しい人っぷりのエピソードもお気に入りでした。
ルイスのカヌーは、誰かにやってもらったらしく、孫を乗せる前にハサウェイで実験です。
やってもらったのなら大丈夫だったでしょうけれど。
このカヌーのシーン、以前にどこかのサイトで見てました。
ルイスがスーツじゃないけど…?と気になったのを思い出しました。
アリステアの嫁が近代五種のチャンピオンとか、無理にくっつけなくても…と思ってしまうのは、チームの面々を見ているのが好きだからなのでしょうか。