シリーズ100話目。
特別枠と聞いていたので放送時間が長いのかしらと思ったら
WOWOWが独自に今までのおさらい番組を作ったのでした。5分くらいかな。
ドラマの時間は特に変わりなかったみたい。
時間に変わりはなかったけれど、お話はかなり入り組んでいた。
道路わきに停められたオープンカーに喉と下半身を切られた女性の死体。
検死の結果、手術を繰り返された男性だったことが判明。
もうここから誰が男性で女性のなのかよくわからなくなる。
しかも女性セラピストは免許はないが医者で男だった、なんてことが加わる。
生まれもってのほうか、見た目でか、手術の結果でか、どれで呼んだらいいのか混乱。
自分の性別に違和感をもち、手術を受け本来の性になりたいという人達。
自ら望んだ整形手術でもいきなり変わることに心がついていけずにパニックになることがあるという。
それが性別を変える手術となると。十分な期間をもうけ心の準備が必要。
速攻手術なんてありえない。
でも今回の被害者のように、元の性別を隠して結婚を控えているとなると手術を急ぎたいんだろうな。
これも戸籍がない国ならではなのか。
殺された彼女の涙ぐましい努力。
ホルモン剤まではわかるが、見られるかどうかもわからない生理の出血まで偽装するというのは…。
強迫観念としか思えない。
あのセラピスト、彼女のためになっていたのだろうか。
闇手術に協力していた看護士は彼女に感謝していたから協力したんだろうけれど。
セラピストの彼女自身も苦しんだ境遇だから、手術を拒まれた人の力になりたいのはわかる。
でも力量が伴わないと元以上の不幸が待っている。そんなの人助けじゃない。
「彼女の両親になんといったら…」と哀しむ被害者の友人にかけた主任の言葉。
彼女にも両親にも、同じ悩みを抱える人にも拠所になれば。