副題は「叔母と甥」(byまめさん)
マーティンの叔母さんボニーが友人の家へ行くと言ったまま帰らない。心配した家族が休日のマーティンに連絡して行方を捜してもらう。マーティンはサムにお手伝いを依頼。
ボニーは乳癌の治療を受けて病気に勝ったと思われていた。しかし転移していることがわかる。
さらに趣味のガーデニングの一角で大麻を栽培。緩和ケアに使うにも一人では多すぎる。同士の痛みを和らげるための手伝いをしていたようだ。
これよりも驚きの事実。ボニーは助かる見込みのない人を苦痛から解放する手伝いをしていた。その様子を記録したビデオも見つかる。
マーティンにとって多忙な両親よりも家族を感じるボニーなだけに、病気の転移と隠された顔の二重パンチ。
ボニーがどういった経緯で安楽死の請負をするようになったのかわからないが、自身の癌の転移で動揺したのは間違いないかな。
この失踪事件もボニー本人は最後の安楽死の手助けに向かった後、前任のドクターに会いに行き戻るつもりだったはず。しかしドクターに何らかの事情で会えずに待っている間に具合が悪くなり帰れなくなったようだ。
「もう頑張らなくてもいいって言われたい」重い言葉。
家族は治療に協力的で良くなってもらいたい一心で応援してくれる。治療費もかかる。
有り難いけれどつらい治療を受ける本人にしてみたら。しかも効果が望めなく進行していったら…簡単に答えの出せる問題ではない。
終末医療という難しい話をマーティンの身内にぶつけてしまいました。
願うなら、他の家族の話として見たかったかな。
嗚咽するマーティンを包むサムはお母ちゃんのようでした。
もう一つ身内問題。
ジャックのお父さんは高齢者用ケア付きのアパートで一人暮らしの様子。そのお父さん、最近行動がおかしいらしい。
着替えない、暴力的、勘違い…でももうそんな年齢でしょ。加齢による脳機能の低下でしょ。
アルツハイマーと認知症(痴呆とかボケっていってましたよね)って微妙に違う気がするんだけれど。
アパートドクターの「症状からしてアルツハイマー」ってのはお父さん同様「あの医者に何がわかる?」って思ってしまう。
ジャックも「すぐに何もかもわからなくなる」なんて脅しをかけてはいけない。そんな病気じゃないでしょ。いい時と悪い時を繰り返しながら、だんだん悪い時が増えていくんじゃないの?
身内のこととなると冷静でいられないってことなのか?私の知識が間違っているってこともあるけど。
面白かったのはジャックの断髪。
まあ、お父さんの意見に同意ですからすっきりしてよかったです。
予告のジャック、凛々しかったじゃないですか(笑)
捜査中の事件がなければFBIも土日が休みの週休二日制なのですね。なんだか意外。