授業中トイレに行ったままエリック・ミラーが戻らない。
トイレは割れた鏡が散乱し、血痕が。後にエリックの血であることがわかる。
ほんの10分程度の間に起こったことらしい。
狙われていたのだとするとかなり計画的。
しかし、家庭環境から身代金目的とは考えられない。
っていうか狙われていたのなら居合わせた教師が怪しいし、
そうでなければエリック自身があの時間に犯人に呼び出されだことになる。
それは不自然かな。
だとすると自分で身を隠したんじゃないかなあ、とは思ってましたが
あんな理由が隠されていたとは想像できなかった。
イジメに耐えられなくなって…だけならよくあることかもしれない。
あっちゃいけないんだけれど。
でもここまで残酷なイジメという名の仕返し、どうなちゃってるのだろう。
体裁とかそんなこと考えないからとことん残酷になれるってことか。
本当にイジメられていた上級生ビリーには、一方で憧れを感じ
憧れていたブランディには裏切られ、
自分が言葉で傷つけたサラには酷い写真を撮られてしまう。
サラの仕返しを指揮していたのが親友ダレンの双子の妹エミリー。
で、このエミリーがエリックのことを好きだっていうからややこしい。
失踪当日、教室での女の子達の目配せはこの事件の伏線だったのですね。
イジメを先生に告白したら、みんなから無視され
転校を余儀なくされた生徒のことがあるから告白はできなかった。
ダレンはそう思っている。
でもビリーには憧れていたっていうから、
このことは苦痛の重さとしてはそれほどではなかったのだろうか。
エリックにとっては好きな女の子に一目置かれたいし、
また両親が自分のことで言い争いをすることの方が苦痛だったみたい。
エミリーは悪い方にも頭の回転の速い子だけれど
お兄さんのダレンは良くも悪くも12歳。
例えお勉強ができなかったとしても、エリックには大事にして欲しいお友達に思えたが
きっとミラーさん家は引っ越すことになるんだろうな。
トイレパスってものの存在も驚いた。
私は抜け出してフラフラしているのではありません、っていう免罪符なのでしょうか。
先週、次回はジャックがめそめそするかも!と期待しましたが
ジャックはスポルディング校長事件の後、逞しくなったようです。
確かに子供達の写真を見つめて少し…でしたが。
驚かされたのがダニーさんの涙。
首を括ったエリックの身体をまず支えた時、目じりに光るものが。
その後は本当に泣いていた。
12歳の子が辛い目に合ったというだけではない、何かを感じたのですが。
ダニーさんの過去にもこの事件に似たようなことがあったのかな。
SOSに気付いてあげられなかった友がいたとか、自分がSOSを送っていたとか。
CCばりに背景に想いをめぐらされるダニーさんでした。
ちょっとやられちゃったかも(笑)