海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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人間は相手に対して、心にもない「いい事」(つまりお世辞)を言うことはできるが、心にもない「悪い事」を言うことはほとんで不可能だ。悪口、ののしり等は、常日頃、心のなかで思っているから口から出るのである。と、あったのを思い出して、お母様のこういうところを書かれているのだなとつながりましたけれどもね。
小説は読んだことないのにいきなりエッセイを読むというのもなんですが、読みました(そういえば角田光代さんもエッセイしかよんだことないなあ)。
すごいです、布教というか洗脳というか、そういった力が漲っています。
何故なら、読んでいる途中のある夜、夢にオダ〇ョーが出て来たくらいですから。
上着のかかっている洋服ダンスの前からオダ〇ョーがどいてくれなくて、「今日寒いの?寒くないの?」と私が言い続けているという、へんてこりんな夢です。
確かに日本の俳優さんでいえば好きな人でしたよ。
でも、仮面ライダーク〇ガまで見たくなっているというのは、影響を受けたといって間違いないでしょう。
オダ〇ョー関連に限らず、本といい、文楽といい、確実に興味を惹かれる書き方です。
「誘うのがうまいな、しをんさん」と思いましたよ。
本について確実に私よりも詳しい姉に
私「〇〇ってマンガ、知ってる?」
姉「知ってるよ」
私「じゃあ、〇〇は?」
姉「知ってるけど、どうした?BLばっかじゃないかっ!」
と、ふだんの趣味と違う分野の質問に、心配されるという事態まで起きてしまいました。
そういった誘惑力だけでなく、パーンっとした勢いのよいつっこみがとても気持ちいいです。
お父様が携帯電話に向かって「しをん!しをん!」と言っている(音声呼び出しらしい)のを後ろから聞き、返事をしたら電話をしまうお父様についての「召喚魔法かよ!」とかね。
そしてしをんさんのエッセイを気に入ったのは、「桃色トワイライト」の解説が岸本佐知子さんであるというのも理由のひとつかもしれません。
そして、昨日買ったジェーン・スーさんの文庫の解説は三浦しをんさん。
このループには何かあるのでしょうか。
いろんな意味で大丈夫なのでしょうか。
これを仰ったときイエス様は昨日の酒が残っていたのではないかなあ、と思いますとか
銭金を背景としない人情はなんらの効力も発しないとか、名言揃いで、私が大好きな感じの悪ふざけです。
人間を忘れっぽく作ってくれたことこそが神の慈悲昨日の酒が残っていることがあったとしても、こんな慈悲を与えて下さったのだと、ありがたい気持ちが芽生えます。