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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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9月のまとめ

先月は、体調崩しまくっていたので「クスリごはん」に助けられました。
ゴマ油とハチミツは切らさないようにしようと思いました。

「フラジャイル」って、「Dr.HOUSE」っぽくしたいのかしら?
ハウス先生は、罰で外来させられてたなあ…と思ったら、この医者も後々そんなことがあるんですって?(笑)

べつやくれいさん月間は一段落してしまいました。
また最初から読むか。



2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1722ページ
ナイス数:26ナイス

学生時代にやらなくてもいい20のこと学生時代にやらなくてもいい20のこと感想
面白かった、ということを前提に。ラジオのマシンガン級トークを思い描いて読んでしまったので…うるさかった(笑)。
読了日:9月28日 著者:朝井リョウ
クスリごはん―おいしく食べて体に効く!クスリごはん―おいしく食べて体に効く!感想
ハチミツと胡麻油に助けられました。
読了日:9月26日 著者:
モーレツ!イタリア家族 (ワイドKC Kiss)モーレツ!イタリア家族 (ワイドKC Kiss)
読了日:9月20日 著者:ヤマザキマリ
学校では教えてくれない!  国語辞典の遊び方学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方
読了日:9月15日 著者:サンキュータツオ
イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)イタリア家族 風林火山 (ぶんか社コミックス)
読了日:9月14日 著者:ヤマザキマリ
フラジャイル(1) (アフタヌーンKC)フラジャイル(1) (アフタヌーンKC)
読了日:9月10日 著者:恵三朗
火刑法廷[新訳版] (ハヤカワ・ミステリ文庫)火刑法廷[新訳版] (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
初カー。オカルト風味を味あわせ、実はきちんと説明がつくという面白さ。それなのにラストでまた不思議な雰囲気を漂わせ、というのもよかったです。
読了日:9月7日 著者:ジョン・ディクスン・カー
ココロミくん〈3〉ココロミくん〈3〉
読了日:9月1日 著者:べつやくれい

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「学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方」サンキュータツオ



姉から誕生日のプレゼントとしてもらった、芸人で学者でもあるタツオさんの本。
国語辞典の使い方のみならず、その人にあった選び方から、読み物としての楽しさまでを解説されたガイド本です。
本当にこうやって紹介されると、辞書の個性というものが浮き上がって見えてくるようです。
タツオさん作成の「オススメ辞書占い」だと、私にぴったりの辞書は「日本語 語感の辞典」でした。
語感くんもいいですが、集英社くんの方が好みのような気がします。
ベネッセくんもキープしておきたいかな?と。
と、完全に男性に例えられたキャラクター付けに翻弄されてます(笑)。
でも、実際に私が使っていたのは「岩波国語辞典」。
本当にぼろぼろになるまで使って引退させました。
それ以降は買い替えずに、ネットの辞書サイトみたいなところを利用してました。
が、「国語辞典の選び方」を読んで、やっぱり紙の辞書が欲しくなってきました。
そうなると、ホントに「誰を選ぶのか?」悩みますね♪

そういえば「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生」も、ラジオでタツオさんが紹介されていたから読んだのでした。
辞書作りの裏に孕んだ人間ドラマに圧倒されたのを思い出しました。
なので、やはり辞書を男子キャラクター化しているのはわかりやすいだけでなく、正しいことなのかもなあと思いました。

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「火刑法廷」ジョン・ディクスン・カー



初カー。
本を読むようになったのが大人になってからなうえに、まるっきりの手当たり次第というかその場しのぎというか、そんな雑読なので、日本も海外も古典はほとんど読んでません。
だから最近になって、クリスティー読みたいなあとか、夏目漱石は百閒先生の先生だしなあとか、思ったりしています。
そういったのと同じ感覚で、「火刑法廷」を読みました。
ガイドブック好きなので、カーという名前もタイトルも知っています。
が、こんな話だったのか!と驚きました。
オカルト風味をちらつかせ、そこに登場人物たちの秘密がちりばめられ、探偵役が登場してからのあっという間の真相解明、そうかと思ったらまたもや不思議な雰囲気を醸し出し…と最後までまったく飽きませんでした。
心に植え付けられたものは、そう簡単には取り去れないという恐ろしさが残るのもよかったです。
しかし、あの探偵役の人、突然現れたと思ったらそれと同じくらい突然に消えちゃって、呆気にとられましたよ(笑)。
たいへん楽しく読んだのですが、この「火刑法廷」は、カーの傑作だけど異色作でもあるそうじゃないですか。
何故そんなクセのあるものを最初に選んじゃうのかな、私…。

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8月のまとめ

9月の頭で、「ココロミくん3」も制覇しました。
ホント、素晴らしいほどのくだらなさで満足です。
8月後半はおもいっきり体調崩したので、そんな時に読むのにも最適だったなあと思います。
どれも面白かったけれど、やはり食べ物関係が特に魅力的でありました。
私も、シュガーベーストパウダーを練りたくなってしまいました。

「刑事フォイル」で、息子のアンドリューがサムにのこのこ会いにやって来て、「もうパイロットは無理、副鼻腔炎の手術して目をやられたから」と言っていましたよね。
たまたま来ていた姉が「何故?」と聞いてきました。
偶然、車谷長吉さんの人生相談の本を読んでいたので察することができました。
車谷さんも幼少の頃から重い副鼻腔炎を患っており、手術という方法もあるが失明する可能性もあるという承諾書にサインができなかった、と本の中でおっしゃっておりました。
患部が目の近くだということだからなのでしょう。
同じ病気で苦しんでいた方は、承諾書にサインをして手術をし、視力を失いはしたけれど鼻で呼吸できることの喜びを語っていたとのことです。
それを思うと、アンドリューは視力が弱くなっただけというのは当時の医療技術だと幸運だったのかもなあ、と思いました。




2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2107ページ
ナイス数:29ナイス

ココロミくん2ココロミくん2
読了日:8月30日 著者:べつやくれい
ひとりで歩く女 (創元推理文庫)ひとりで歩く女 (創元推理文庫)感想
大金に群がる人、存在を知らないままに大金の魅力を語る博士等、それぞれの心情が強烈でした。
読了日:8月29日 著者:ヘレンマクロイ
ココロミくんココロミくん感想
ばかシリーズから、ついにこっちにも手を出し始めました。すがすがしいばかっぷりの原点でしょうか。
読了日:8月22日 著者:べつやくれい
世界は終わりそうにない世界は終わりそうにない
読了日:8月19日 著者:角田光代
中年だって生きている中年だって生きている感想
確実にこれから通るであろう道をリポートしてくれているような、そんな安心感があります。
読了日:8月11日 著者:酒井順子
車谷長吉の人生相談 人生の救い (朝日文庫)車谷長吉の人生相談 人生の救い (朝日文庫)
読了日:8月10日 著者:車谷長吉
お家賃ですけど (文春文庫)お家賃ですけど (文春文庫)
読了日:8月9日 著者:能町みね子
ばか手芸 (SPACE SHOWER BOOKs)ばか手芸 (SPACE SHOWER BOOKs)感想
ばか三部作の三つめ。べつやくさんって、すばらしいばかで大好きです。それにしてもタコ好きだよね。
読了日:8月9日 著者:べつやくれい
厭な物語 (文春文庫)厭な物語 (文春文庫)感想
「フェリシテ」、なんともいえない物悲しさ…。それにしても、ランズデールにちょっと裏切られたような気がする(笑)。
読了日:8月4日 著者:アガサクリスティー,モーリスルヴェル,ジョー・R.ランズデール,シャーリイジャクスン,パトリシアハイスミス

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「ひとりで歩く女」ヘレン・マクロイ



あんた、誰?
手記が一段落して、ウリサール警部が介入してきて明らかになるまで、ずっと気になってました。
出て来た人を、登場人物紹介欄で確認しながらという、困ったタイプの読み手なので、これは本当に混乱しました。
まあ、出てくる人を順番に消していけば、彼女しかいないわけですけども。
でもさあ、ふつう、「わたし」ってなっていれば、最初の方に名前があるものじゃないですか。
これがすでに読み方として間違ってるわけですけども。

大金があれば…というみんなの語りが痛々しく、願望ではすまずに行動を起こした彼らは浅ましく、金周辺の人間ドラマに酔いました。
彼女も、元々は復讐できればそれでよかったのかもしれないですけど、やはり大金が目の前にあると…ということだったと思いたいです。
それにしては、代筆とか金の隠し場所への機転が利きすぎているような気もしますけど、賢い女性だったということなのかもしれません。
そういう意味で、正体がわかった読後でもやっぱり、「あんた、誰?」という気持ちがするのでした。
クリスティーのアレっぽい気がするのも、考えすぎでしょうか。

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