海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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イヤな話は、いいですよね(笑)。
実際に起きたことでないとわかっているからこその安心感があるし。
「崖っぷち」は、本のオープニングを飾るにふさわしい、実に正当派のイヤな話でした。
どれもステキにイヤですが「フェリシテ」が一番のお気に入りでしょうか。
孤独な女性が、幸せを知ったが故に以前よりも深い孤独に突き落とされるのは…実に物悲しい。
それぞれ物語としてイヤさを味わいましたが、ランズデールの「ナイト・オブ・ザ・ホラー・ショウ」は許せない。
ランズデールと言えば、犬の描写が生き生きしていて、著者本人が楽しく犬と遊んだ経験がある人だからだと思っていたのです。
それが…何この仕打ちっ!(ムーコ風に)
彼らが犬を見つけた時、既に命はなかったとはいえ、あんなことさせるなよっ!
と、気分が悪くなったのですが、最後の最後でちょっと納得です。
「犬にヒドイことをするヤツは許せん!」という、著者の心からのメッセージが込められているのだな、と思うことにしました。
そうでなきゃ…ねえ(笑)。
明るいまっすぐな髪を真ん中できっちり分け、頭のてっぺんで一本の太い三つ編みにまとめているとダンバーさんは観察しています。