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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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3月のまとめ

たいしたことじゃないですが。
読書メーターのブログパーツ、更新されなくなってます。
そういう障害を報告している方もいるので、私だけではないようです。
が、運営側からの言葉は見当たらないです。
ブログパーツの項目もどうしても見つからないので、運営母体が変わった時に「ブログパーツ、〇〇で止めます」とかメッセージでもあったのかしら?
でも、更新されないだけで表示されてるんだよな…。
 
未収録作を読むために、おさらい読みをしていた「ジョーカー・ゲーム」のシリーズ。
やはり、お気に入りです。
結城中佐の存在感がとても好きです。
「死ぬな、殺すな」の教えが、他のスパイ物からしたら甘っちょろく見えるらしいのですが、この教えが美しいとさえ思えます。
平たく言ってしまえば、やたらに殺してたら事件として扱われて面倒臭いからなのですが、それだけじゃないですよね。
結局のところ、好みなのです。
私は見事に嵌ったというわけです。


 「おかゆネコ 4巻」、「ヘンな論文」は、もう少し体調良くなってから読もうと思います。

  
ラジオでヘンな論文を紹介している人として、サンキュータツオさんを知りました。
へんてこな研究に心血注いでる様子を、楽しむポイントと合せて紹介してくれます。
専門が細かくなればなるほど、素人には何が何やらわからなくなってくるじゃないですか。
なので、ココが!ってポイント解説は、ありがたいものです。
今ではすっかりタツオさんファンで、東京ポッド許可局も毎週楽しみにしています。
 
川上未映子さんの本は読んだことないですが、何故かいきなりエッセイを読みました。
しかも、出産にまつわることとか、一番縁遠いものを。
文章の雰囲気が、どこか町田康さんを思い出させます。
↓にも書いているけれど、「もてる知識と焦りのすべてを投入しとにかく買った」というのは名文だと思います。
そして料理のことで、買ってくる等でそこだけ切り取って成立するものではないっていうような意味合いのところを読んで、いたく心を打たれました。
私がいつも言いたいのはそういうことなのです。

最近、借りた本に対して消極的です。
図書館利用するけど、めっきり減ったし、借りた本のことに大きな声で何か言うのは違うような気がします。
借りたものにも感想書いてるけど。
ただ、こんなに借りた!と晒しているのは、本好きとしてはハシタナイような気がして、それを誤魔化すために、わざと出元を書かないようにしてみたり。
これはこれで、いやらしくハシタナイ行為だとも思います。
そういうのは本好きなのではなく、読んでる自分が好きなだけのような気がするのです、最近。
もちろん、読みたい欲求をすべて自費で満たすことなどできないのです。
だからこそ、自慢げに言うのはひかえようよ…と思います。
 
 
 
 
2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1735ページ
ナイス数:83ナイス

きみは赤ちゃんきみは赤ちゃん感想
アカチャンホンポへ行った件の、「もてる知識と焦りのすべてを投入しとにかく買った」というのが素晴らしい。
読了日:3月31日 著者:川上未映子
モルテンおいしいです^q^モルテンおいしいです^q^感想
面白いのだけど、タイトルのインパクトが強すぎて(笑)。ご夫婦の会話のマークで、著者はいろんな表情があるのに、円城さんは表情ひとつなのが奥深い。
読了日:3月29日 著者:田辺青蛙
かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)感想
完結。「描け」は、あの教室のみんなの生涯の宝物。
読了日:3月25日 著者:東村アキコ
「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)感想
異文化体験記と思って読み始めたが、日本の「和」を乱せますか?の章は考えるべきところが重かった。何気なく使っている「おニュー」という言葉のすごさに気づかされたのは大収穫。
読了日:3月20日 著者:コリンジョイス
今日も一日きみを見てた今日も一日きみを見てた感想
すべての動物飼いの方に響くものだと思います。動物の種類じゃなくてトトが好きなのだ、というところとかね。
読了日:3月14日 著者:角田光代
ダブル・ジョーカー (角川文庫)ダブル・ジョーカー (角川文庫)感想
「ロビンソン」をスリーパー側から語った「眠る男」を読むために文庫で再読。同じことを違った視点で~というのはけっこう好きなので、うれしいおまけでした。
読了日:3月9日 著者:柳広司
ジョーカー・ゲーム (角川文庫)ジョーカー・ゲーム (角川文庫)感想
元本は読んでいるけれど「ダブル・ジョーカー」の追加分を読むために文庫で再読。やはり結城中佐の存在感に圧倒されます。
読了日:3月3日 著者:柳広司

読書メーター

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「今日も一日きみを見てた」角田光代



他のエッセイでもチラリと出てきた、美人猫トトちゃんを見つめ続ける角田さんのエッセイ。
初めて家庭に迎える生き物がトトちゃんであるとのことで、その興奮と不安に読んでいるこっちもにんまりしてきます。
最初の方はトトという猫のことが大半ですが、後になるにつれ、家に動物を迎えるということといった趣も強くなってきます。
「トトが犬でも鳥でも好きだったろう」、一緒に生活して、子どもではないけれども、何ものにもかえ難い大切な存在だ、との言葉ですよ。
この前、障害を持って生まれたお姉さんを亡くした妹さんの投書で、「たとえ障害があっても〇〇ならもう一度産まれてきてほしい」とお母様が語られたというのを読みました。
人間と動物は同列にすることはできないけれど、慈しむとはそのようなことなのだと思えてきます、自分は子どもをもつ経験はできませんでしたけど。
BC(Before Cat)時代、AC(After Cat)時代というのもいい表現です。
私には、BDとADになるわけですが。
確かに、私もAD以降、百閒先生の「ノラや」は読んでません。
何故なら、読んだらどうなるかがわかるからです。
でも、まさのことを本当の意味で乗り越えるために、いつかは読み返したいと思いますが。
いや、そんなたいそうなことでもないのですけどね。
そういったことが心の真ん中に、ほわっと灯るような、そんな本でした。

当然、トトちゃんとの愉快な日々も、にゅるーっと出てくるとか、表現がステキです。
猫のくせに、テーブルから落ちるなよっ!とか、トトちゃんにつっこみたいこともたくさんあります(笑)。
ただ、私は犬派だけれども、他所の犬の写真も大好きです、と宣言しておきますっ!



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2月のまとめ

パンダの本を2冊も読みました。
くまモンといい、私はクマが好きなのでしょうか、犬好きだと思ってましたが。

「5アンペア生活をやってみた」。
冷蔵庫がない生活は無理なので、5アンペアなんて想像できない。
が、親に読ませたい。
電気やテレビのつけっぱなしは当たり前、暖房してても開いてる戸には関知せず(換気とは違う)、水は出しっぱなし、掃除機を手放す時もスイッチ切らず…と、一緒に住んでいて何故にこんなにも価値観が違うのかと思うことばかり。
エコとかそういうこととは別にしても、私たちはあの大震災でエネルギーの何たるかを知ったはずなのに。
まあ、こんな人はこの本読んだからって何かを変えるとは思えないけれど。
この本、著者が失敗してるところが好感もてます。
アパートならともかく、一戸建てじゃきついだろ…とか想像できて、その通りだった時の気持ちよさ(笑)。
とりあえずブレーカーが落ちただけで、すぐ克服してましたけどね。




2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1540ページ
ナイス数:29ナイス

パンダ――ネコをかぶった珍獣 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)パンダ――ネコをかぶった珍獣 (岩波科学ライブラリー〈生きもの〉)感想
「パンダをふやせ!」とは違った切り口で面白かった。白黒を取り去ったパンダを載せるのはズルい(笑)。
読了日:2月26日 著者:倉持浩
5アンペア生活をやってみた (岩波ジュニア新書)5アンペア生活をやってみた (岩波ジュニア新書)感想
いろいろと共感できる想いはあります。5アンペア生活は無理だけど、考えながら電気を使う心が芽生えればそれでいいじゃないかと思う。
読了日:2月24日 著者:斎藤健一郎
アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
やっぱり、映像よりも小説で先に知りたかったな…と。でも、終わり方は小説の方がアリだと思うのでOKです。
読了日:2月21日 著者:アガサクリスティー
言葉尻とらえ隊 (文春文庫)言葉尻とらえ隊 (文春文庫)
読了日:2月17日 著者:能町みね子
アドベンチャーワールド パンダをふやせ! (このプロジェクトを追え!シリーズ)アドベンチャーワールド パンダをふやせ! (このプロジェクトを追え!シリーズ)感想
パンダ、すごい。飼育員さんたちもすごい。永明は偉大な父さんパンダだ。
読了日:2月14日 著者:深光富士男
泣いたの、バレた?泣いたの、バレた?
読了日:2月12日 著者:酒井順子
おかあさんの扉4  セクシー四歳児 (オレンジページムック)おかあさんの扉4 セクシー四歳児 (オレンジページムック)
読了日:2月10日 著者:伊藤理佐

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「パンダ ネコをかぶった珍獣」倉持浩



この前の本はアドベンチャーワールドでしたが、これは上野動物園のお話。
「はじめに」に、顔の模様はズルい、何歳になっても幼児体型、座り方や仕草はオヤジっぽい等と書かれているように、かわいいに固執してないそういったスタンスの本でした。
わざわざ、白黒模様を加工して取り去ったパンダの写真を載せるところに、かわいさを認めたうえでの悪意とでもいいましょうか、何かを感じてしまいます(笑)。
アチラの本では、パンダ家系図が最大のヒットでした。
こちらでは、マスコミへの対応もなるほど!となり、秦嶺パンダと四川パンダは遺伝的に違いが大きいことに驚いたりしましたが、一等は「パンダの一日」で紹介されているリーリー(オス)の習性でしょうか。
なんと、夕方16時ごろになるとプールで水浴びしてるのがよく見られるのだとか。
そこに添えられている写真を見ると、お風呂に入ってるとしか思えないです。
仕事帰りに銭湯に寄ってひとっ風呂、そんなオヤジの日常のようです。
「しろくまカフェ」のパンダくんのバイト終わりのようにも見えます。
結論。
やっぱり、かわいい。




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「アクロイド殺し」アガサ・クリスティー



ちょっと前に、イマジカで放送中のポワロで見た「アクロイド殺し」。
まさかの犯人だったため、小説にも手を出してみました。
週刊文春の「東西ミステリーベスト100 海外編」でも5位だし。
結果はですね、やはり最初に映像を見てしまったのは失敗だったかと思われます。
自分が小説とドラマのどちらを重視しているかにもよるでしょうけれど。
私は、どちらかといえば小説の方を喜ぶタイプなのかもしれません。
この本を何度も読んでいる方が多いというように、犯人を知っているから、細部に目を凝らせるというのはありがたいですよね。
実際私も、犯人がアクロイドの部屋を出る時の描写には文字以上の意味を感じられて、「なるほど」ときました。
ただやはり、様子が目に見えないからこそのドッキリを逃してしまったのは残念でならないです。

ドラマではキャロラインは妹でしたけど、本当は姉だったのですね。
ドラマでは妹であることが大きく影響していたと思うし、小説では姉であるからこそ、弟の自分に対して「性格の弱さ」を懸念しているところに恐れを感じ、と年齢関係を変えたことはしっくりきているように感じます。
ドラマでは、悟った妹が協力しちゃうところとか。
その後の捕り物劇は映像ならではですよね。
ここも、ドラマ版から「みんな自分をいいように使う!」という犯人の怒りが伝わってくることにつながっているように思いました。
小説では、静かに内面に怒りを燻らせている男といった印象です。
「自分に対しても同情はない」と言い切るところなどそう感じさせますね。

というわけで、順番にうるさい自分だからこそ生まれた残念感はあるものの、なるほどなあと納得できる読書でありました。

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