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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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「愛しき駄文具」 きだてたく



表紙をご覧ください。
向かって左がパンダ、右が黒猫ちゃん、どちらも鉛筆削りです。
両方ともかわいらしいですね♪
でも…黒猫ちゃんのどこに鉛筆を差し入れるのかというと…
裏表紙を見ればわかるのですが、お尻なのです。
これだけでもかなりヒドイのですが、黒猫鉛筆削りの紹介ページを見ると、お尻に鉛筆をさすと、「ニャ~オ~」と鳴くんですってよっ!
「鳴く」じゃなくて「泣く」なんじゃないのかっ?
そうわかってからパンダの方も改めて見ると、口に鉛筆咥えてモグモグって!
ホントに「どーして こうなった?」ですよ。
この黒猫鉛筆削りのように気の毒なものから、文房具としては役に立たないけれどグッドアイディアなものまで満載です。
写真もキレイでコメントも効いてて、誰が企画して、誰がゴーサインを出したのだ?と心配になるところまで、何か以前にも経験したような…
そうです、「100均フリーダム」です(あ、これも表紙にパンダが…)。



しかし、あれは百均、こちらはそれなりの商品。
100均でない分、質が悪いです。
質が悪いというのは、真面目にバカやってることへの愛しさと言い換えられます、念のため。
つまり、大好きな世界が繰り広げられた本というわけです。
正統派の文房具好きさんも、表紙~裏表紙に隠された真実に食いついた人にも、オススメ本です。

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「悪意の糸」 マーガレット・ミラー



夫ではない男性の子どもを妊娠したというヴァイオレットが、女医シャーロットの診療所へやってきた。
彼女の願いを断ったシャーロットだったが、動揺した様子が気にかかり自宅を訪ねると…という導入部。

シャーロットが何に巻き込まれたのか?これが肝です。
当時としては自立した女性で、私生活では不倫の関係にある男性ルイスがいて、ルイスの奥さんグウェンが彼女の患者で、とくれば、なんとなく想像はできますよね。
でも、そこにヴァイオレットとその家族はどう関わるのか、そう考えを巡らせると…
ルイスの怪しさが何をもっての怪しさなのか、そういう心理サスペンスですよね。
想像ついたとはいえ、壊れ加減は容赦ないですね。
でも時代ということもあるでしょうが、えげつなさは感じられず、ルイスの葛藤に希望さえ見えるようです。

たまたま本を探していたら、オススメされてきた本です。
タイトルも好みだったので、つい購入してしまいましたが、「待望の本邦初訳」とあります。
「バーナード嬢曰く。」の裏表紙、「ディックが死んで30年だぞ! 今更初訳される話がおもしろいワケないだろ!」という言葉が常に気になっていたので、ぎょっとしてしまいました。
が、大丈夫でした(笑)。
この本は60年以上前のものだけど、著者の死後まだ20年程度だからでしょうか。
意味不明ですね。
帯に、「“怪物領域“に魅入られた者の苦悩を見つめ続けたひとりの作家 マーガレット・ミラー」とあります。
他の本も俄然気になってきました。

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9月のまとめ

「ハリー・クバート事件」。
 
上下巻モノのボリュームを感じさせないくらいに読みやすいです。
繰り返される新事実が飽きさせないのだと思います。
読むのは楽しかったのですが、そんなお粗末な捜査?
出版社にしても訴訟とか考える部分があるくせにそんなお粗末な?
どんでん返りすぎよりも、この二つのお粗末事件にちょっと心が萎えました。
それに、どんでん返し!ばかり煽られてしまうのも、かわいそうな気もします。

この後に読み始めた本、二日続けて寝落ちですよ。
おかしいなあ、導入部で心を捕えられてしまうとか解説にあるのに、数ページしか読めていないですよ。
今の体調と合わないのでしょうか。
今度仕切り直すとして、違う本を読むことにしました。



2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1464ページ
ナイス数:26ナイス

ハリー・クバート事件 下ハリー・クバート事件 下感想
読みやすいけど…どんでん返し!と煽られているとはいえ…どんでん返りすぎではないか?(笑)読む分には退屈しないですけども、そんな状態で捜査していた警察、出版してしまった作家と出版社を思うとですねえ。大きなお世話ですね。
読了日:9月23日 著者:ジョエル・ディケール
ハリー・クバート事件 上ハリー・クバート事件 上
読了日:9月18日 著者:ジョエル・ディケール
ゴースト≠ノイズ(リダクション) (ミステリ・フロンティア)ゴースト≠ノイズ(リダクション) (ミステリ・フロンティア)感想
青春ダークミステリかと思ったら、以外にも前向きな青春モノだった。
読了日:9月14日 著者:十市社
それでも猫は出かけていくそれでも猫は出かけていく感想
「フランシス子へ」を読んで、吉本隆明さんとフランシス子のことをもっと知りたいと思い読みました。それとは別にちょっと猫に対する気持ちの向き方が合わないなあ…と痛感。途中でつらくなりました。
読了日:9月11日 著者:ハルノ宵子
おかゆネコ 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)おかゆネコ 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
最後のコマでツブが怒って終わるというのが多めですが、小豆がゆの最後はかわいさとやさしさに溢れていて、やられます(笑)。そしてガツも相変わらずかわいい。「はい、パパ」っていうの大好き。
読了日:9月1日 著者:吉田戦車

読書メーター

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キツイところも…。「それでも猫は出かけていく」ハルノ宵子



「開店休業」、「フランシス子へ」がとてもよかったので、もっと吉本隆明さんとフランシス子との話も知りたいなあ♪と手に取りましたが…ちょっとキツイものがありました。
家で飼えない猫にごはんをあげることに否定派であるからかもしれません。
ハルノさんほどの覚悟があるのならば、否定派であることもおこがましい気もします。
「猫好きは犬も好きだけど、犬好きは猫が嫌い」という括りも…。
犬派なだけで猫が嫌いなつもりはないけれど、ごはん問題に対しての自分を思うと潜在意識を疑い出しそうです。
そういったことを置いておかないと、精神的にキツイです。

フランシス子の死を受け止める吉本隆明さんを見ていると、ハルノさんがフランシス子の死を哀しめないというのは、どこかで聞いた覚えが…。
まさが旅立った後の私のことを姉が言ったのとよく似ている(最近聞いた)。

もうちょっと「うふふふ」な気持ちになれると思っていたのですが、やはり上に書いたようなことを置いておいたつもりでも心に引っかかって、動悸がしてくるような読書でした。
決してつまらないわけではなく、猫ちゃんたちとのエピソードはニコニコしてしまうのに。
ただ、自分を責めるような、そんな気持ちがチラ見えして、でもそれは自分が間違っているということにもつながって…と、決して正解のある問題ではないのに求めてしまう、そんな堂々巡りが重いのです。
でも読まなければよかったとは思いませんよ。
読んでよかったですよ。
 

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油抜きって…。「のっけごはん100 瀬尾幸子」



目新しさはないけれど、考えもしなかったことが並んでいるといった風。
アイデアをもらうといった感じかな?
私が応用する力がないだけなのかしら?
例えば、油揚げ丼。
親子丼の鶏肉の代わりに油揚げを使うだけ。
でもこれが、たいへんに好み。
5枚一袋になっているものより、できれば厚みのある2枚くらいで一袋のほうが煮汁のしみ具合がいいかも。
味付けの目安は書いてあるけれど、結局は自分好みでOKでしょう。
納豆オムレツ丼も、ひきわり納豆のねばねば効果で卵がふわふわ。
ごはんにのせなくても、おかずとしても使えるし。

と、身近にあるもので簡単にごはんの友ができて、見るのも楽しい本ですが、また私の無知が発覚したような…?
あの…油揚げや厚揚げって、いつから油抜きしなくてよくなったんですか?(笑)
いつも熱湯で煮るとか、熱湯かけるとかしていたのですが、この本では「ペーパータオルでくるんで余分な油を吸い取る」みたいに書いてあるだけなのですよ。
最近の油はサラッとしているとか?
それとも、かんたんメニューだから簡単にしているだけなのかしら?
やっぱり、たとえ超簡単なことでも料理に対しては自信がないぞ…。

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