忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「デス・コレクターズ」 ジャック・カーリイ



犯行の動機にびっくりさせられた「百番目の男」のジャック・カーリイの二作め。
前作のようなどっきりはないので、正統派ミステリのような気がします。
でも中味は十分病んでいるのでご安心を(?)。
身元不明の死体が相次ぐので、彼らが誰なのか判明することで事件が見えてくるのだと想像はできます。
そうは思っていても、私には想像以上に効果的でした。
黒幕が明らかになるところまでにも及んでいたように思います。

タイトルでわかるように、殺人鬼に関するものを嬉々として蒐集する、悪趣味と言うか、不謹慎と言うか、そんな輩が出てくるのですが…私、マーダー・ケースブックの創刊号、買ったよな…という暗い過去が甦りました。

拍手

PR

「ネコライオン」 岩合光昭



ネコは小さなライオンだ。
ライオンは大きなネコだ。

この、岩合さんの言葉通りの写真集。
ネコとライオンそれぞれを同じようなアングルというかシチュエーションでとらえた写真が見開きであるのですが、違うものを物語っているようでもあり、同じ以上の匂いが迫ってくるものもあり、です。
それぞれの生活臭が漂ってます、でもネコライオン。
写真に添えられる岩合さんの言葉も好きですが、今回特に「襲う方も襲われる方も生きる努力を惜しみません」というのにぐっときた。
ライオンの写真の方にある言葉だけれど、向かいページのネコの写真にも通じるなあ、と。
もちろん、襲っても襲われてもいないけど。

拍手

愛蔵版 動物のお医者さん 全6巻、読了。

懐かしさのあまり、読むのが遅い私にしては一気読み。
チョビがたいへんにお利口さんでかわいくて、終わってしまうのがなんとも寂しい。
コミックス最終巻の時にも味わったはずなのに、またもや新鮮に寂しさを感じてしまった。
1巻を読んだところでも書いたけれど、服装の奇抜さはこのシリーズの特筆すべき点のひとつでしょうね。
デザイン、柄、来てる人、どれをとってもネタだろっ!とつっこまずにはいられない。
あとは色だよね。
基本白黒ページなので、もしこれが全部カラーだったらどんなことになっていたのか、楽しくなってくるぞ。

楽しさは読んでもらうとして、時代を感じるなあ…という出来事を。
ニワトリのヒヨちゃんが風邪をひいたという話。
当時としては、動物も風邪ひくんだよ~くらいのことだったのでしょうが、その後の鳥インフルエンザ、新型インフルエンザの猛威を知った今となっては、マンガから発せられていたはずのほのぼの感に別のものが混じってくる。
リサーチや危機感が足りん!とかではなくて、確実に時が流れていることを考えてしまう。

それにしても、ハムテルの足手まといにならないよう気を使ったつもりの二階堂が、最大の足引っ張りをする最終エピソードは清々しい。
どうしてもオチは二階堂なのだな、と。

とうわけで、借りた本だからと根を詰めて読みすぎましたわ。
いくら目にやさしいB6サイズだからといってもね。
それにこんなにさっさと読んだらもったいないとも言えるし。
でも早くに楽しめたのだから、結局OK。

拍手

「愛蔵版 動物のお医者さん 1」 佐々木倫子

愛蔵版 動物のお医者さん 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)
佐々木倫子

愛蔵版 動物のお医者さん 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)
愛蔵版 動物のお医者さん 2 (花とゆめCOMICSスペシャル) 愛蔵版 動物のお医者さん 3 (花とゆめCOMICSスペシャル) 愛蔵版 動物のお医者さん 4 (花とゆめCOMICSスペシャル) 愛蔵版 動物のお医者さん 5 (花とゆめCOMICSスペシャル) 愛蔵版 動物のお医者さん 6 (花とゆめCOMICSスペシャル)
by G-Tools


コミックスを繰り返し読んだ世代ですが、愛蔵版を姉が全6巻そろえたとのことなのでとりあえず1&2巻を拝借。
表紙は描き下ろし、豪華な口絵、巻末にはキャラクターファイルやらお楽しみデータと愛蔵版ならでは。
中でも「目にやさしいB6サイズ♪」と帯にあるのは笑った。
コミックスに熱中した方々はそろそろそういうお年頃ということでしょうか(ちなみに私は、強い近視のせいかまだ感じない。さすがに小さい文字も近づければ近づけるほど見えるという時は過ぎたようだけれど。このまま老眼というものに気づかないでいくのかもしれない)。

かわいいリアル獣といえば「しろくまカフェ」ですが、佐々木倫子さんはそのパイオニアだったのかもしれないなあ。
このマンガが、ハスキー犬ブームを引き起こしたのでしたよね。
それが野良ハスキーを生むことになった…と。
知人の本屋に成犬ハスキーが入ってきて(リードなし)、暖房の前に陣取り、売り物のマジック咥えてガジガジ遊んでたという話を思い出しました。
よく前を通っていた家にも、小さすぎる犬小屋に入れられているハスキー犬を見たなあ、といろいろな思い出が浮かんできます。

マンガの中身ですが、この人たちの服装って、やっぱりへんじゃないか?
特に二階堂の服の模様。
ブリキの金魚のおもちゃ柄(ちょきん魚柄?)は、すごく記憶に残っている。
これは歴史を感じるとかではなく、そういう人たちだったと今なら確信できる。
ああ、まだ4巻分あると思うとうれしいな、でもすぐ読んでしまうのだろうな。

REXだと、レックスは犬禁止の標識を見て、意味を解してから無視しますよね。
でもチョビは、「ここでフン禁止」の標識に「あっちでならいいのかな?」と悩むのですよ。
どちらが本当のお利口さんなのかな?(笑)

拍手

12月のまとめ

とりあえず、キミコ熱は新しいものが出るまで一段落。
おもしろかったなあ。
シズコとキミコというまったくタイプの違ったお方が北海道札幌にいて、あまり時期を違えずにお二人のエッセイにやられたというのも妙なもの。
北の方は雪がすごいようなので、はなちゃんは大丈夫かしら?
もっと上等なスパッツとダウンを買ってもらったかしら?と、いまだに想いを巡らせるくらいの衝撃でしたよ。


2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1389ページ
ナイス数:26ナイス

おかゆネコ 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)おかゆネコ 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
創作意欲あふれるツブはかわいいが、おかゆの鬼(笑)。しかしそれもまたかわいい。ガツもいい子だよね~。
読了日:12月29日 著者:吉田戦車
それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)感想
エピローグ、紺先輩を助手にしてる歩鳥のお調子者ぶりがきいてる(笑)。ジョセフィーヌの出番が少なすぎるのが不満。
読了日:12月27日 著者:石黒正数
内澤旬子のこの人を見よ内澤旬子のこの人を見よ感想
「おやじがき」の、無制限バージョンでしょうか。外歩きは苦手なようなのに、こんなに出会ってしまうのはもはや才能ではないか?と。イラストからこぼれ出たような〇に旬の字が最高。
読了日:12月23日 著者:内澤旬子
ジャック・リッチーのあの手この手 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)ジャック・リッチーのあの手この手 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
やっぱり面白い!「リヒテンシュタインの盗塁王」、「ポンコツから愛をこめて」とか、毛色が違う気がするけど、とっても好き!
読了日:12月20日 著者:ジャック・リッチー
教場教場感想
人間関係の妙、自ら篩の中に飛び込んでいくような、そんな青春小説でもありました。教官の風間に結城中佐を思い起こしてしまうのは私だけでしょうか。
読了日:12月10日 著者:長岡弘樹
最後のおでん―続・ああ無情の泥酔日記最後のおでん―続・ああ無情の泥酔日記感想
「枕もとに靴」にあったようなしんみり系ウソ日記はないが、愉快なのは変わりがないので問題なし。そして姪っ子の成長が気になる。妹さんの仕返しは斉藤くんの時とは比べものにならないだろうと思うとにやついてしまう。
読了日:12月8日 著者:北大路公子

読書メーター

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]