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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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11月のまとめ

すっかり頭が疲れちゃって、小説読めない状態ですよ…。
こんなこと言うとキミコには失礼かもしれないけれど、キミコの本はもう一冊読むから許してね、今月三冊も読んでるし。

小説読めない…といいながら、「ミステリマガジン」2014年1月号は買ってしまった。
そう、年末恒例の(恒例なんだよね?恒例にするんだよね?・笑)「ミステリが読みたい!」特集だから。



あまり新作追いかけて読むタイプではないので、みなさまのおすすめと目録として、つまり私にはガイドブックなんですよ。
ちなみに、ランクインしていて読んだものは海外編の「緑衣の女」「コリーニ事件」のみ。
日本編は全滅。
まだ紹介読んでないけれど、この中から読みたいもの出てくるかなあ…?

というのも、こっちの本が実に興味を持たせる書き方で、全部読みたくなってくるのですよ。



「あらすじ」があり、「鑑賞術」として著者やその周辺にまつわる話が披露され、「さらに興味を持った読者へ」として著者の別名義作品や、紹介した本とテーマが似ているとか、同時代の作品だったり、一冊の本からの膨らませ方が憎い。
それもこれも、万年初心者の私だからなのかもしれないけれどもね。
バリンジャーやスレッサーも読み返したくなりましたよ。



2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1453ページ
ナイス数:25ナイス

苦手図鑑 (単行本)苦手図鑑 (単行本)感想
靴下の話に大共感!!!でも、キミコのお父さんならかわいく思えるのでOK。
読了日:11月25日 著者:北大路公子
英国一家、日本を食べる英国一家、日本を食べる感想
見慣れないものにぎょっとする、というような異文化ショックを期待していたら、日本の食文化と真面目に向き合っている様子にこっちが逆ショック(笑)。初めて知ることも多く、たいへんに感心させられる本でした。
読了日:11月19日 著者:マイケル・ブース
びっくりどうぶつフレンドシップびっくりどうぶつフレンドシップ感想
本来、敵どころかエサであるはずなのに仲良しだったり。そんなありえないふたり(?)が寄り添う写真は見ているだけで幸せな気分。
読了日:11月12日 著者:ジェニファー・S・ホランド
枕もとに靴―ああ無情の泥酔日記枕もとに靴―ああ無情の泥酔日記感想
表紙につっこんだ自分を反省。真の酒飲みにはかないません。ウソ日記でほろりとさせたり、かなりずるいですな(笑)。
読了日:11月11日 著者:北大路公子
生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫)生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫)感想
犬の吠え声の話はツボだった。近所の犬もそうだと思うと怒る気になれない。吠え止みの続きを待ち構えてしまうくらいだ。
読了日:11月3日 著者:北大路公子
暗黒女子暗黒女子感想
それまでの矛盾の理由が解かれるところで納得。まさに暗黒でした。
読了日:11月1日 著者:秋吉理香子

読書メーター

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「びっくりどうぶつフレンドシップ」  ジェニファー・S・ホランド



種類の違う動物同士の、なかよし写真とエピソード満載。
ほんとうだったら天敵だとか獲物でも、環境によってはなかよしさんになるのだな、とほんわかする。
ライオン、トラ、クマが鼻付き合わせて遊んでるのなんて(間にあるのはかぼちゃか?)、こっちがどうかしちゃったのかと思えてくる不思議さ。
それぞれのエピソードも深いけど、写真だけでも体温伝わってくる感じ。
そう、この「体温」ということを考えるとヘビとか海の生き物よりは毛むくじゃらの子たちの方に肩入れしちゃいますねえ(←偏見というかそのままじゃないかっ!)。


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「枕もとに靴 ああ無情の泥酔日記」 北大路公子



また読んでしまった、北大路公子さん。
まだ読むよ、買っちゃったもの。

表紙をご覧いただきたい(裏表紙にもかかっているので広げないとわからないけど)。
つまみやらビールやら、ネコなのにネズミ色の「たろう」改め「斉藤くん」と思われるネコもいるので、おそらくキミコの部屋なのだろう。
そしてタイトルにもなっているように枕元には靴がある。
しかも、しっかりと新聞紙を敷いた上に揃えられて。
酔っぱらって眠りこけているのを表現しているのだろうが、いくら腹を出しているとはいえパジャマに着替えている姿にちぐはぐな感じがしていた。
が、読んで仰天、事実なんだってさ。
付け加えれば、コンタクトレンズを外し洗浄までしているとか。
酔っぱらい道は深いのだった。

想像を絶する酒飲みの行動や、家族からのあしらわれ方、どれもおかしくて、荒んでいるあなたに是非ともおすすめしたい。
だから私はこんなに続けて読んでいるのだな…とも言える。
でもですねえ、たまに登場するショートショートな短編小説テイストのウソ日記が秀逸。
「春荒い」や「過去読み」、深いところ刺激されますよ。

そんなところはあっても、やっぱりお父さんが活躍してくれると一味違う。
なのでキミコはもっとお父さんを大切にするようにしてください。

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面白かった!シズコもキミコも北海道。





 
 
この前、少しだけ触れましたが姉のところへ行き来していて見つけた本がたいへんに私好みで面白かった~。
北大路公子さん、これまでまったく知らなかったなんてもったいないとさえ思いますよ。
昼どころか朝も夜もまったく飲まない私には、昼酒の魅力はわかりかねますが、こんなにしょっちゅうだと相当いいものなのだろうという気がしてくる。
「頭の中身~」の方から読んでしまったので、「生きていても~」の最初はパワー不足に感じた。
しかし、お父さんが出てきたら知ってる世界に戻ったようで妙に安心。

二冊通じて特にツボだったのは「生きていても~」にある「吠え犬と負け犬の大勝負」。
近所に時々えらく吠え続ける犬がいる、何を訴えているのだろう?という話なのだが、してほしいことがあるのに飼い主が留守だったり寝ていたりで聞き遂げられない時に、腹いせに家の事情を暴露しているのではないか?と。
それだけじゃなく、一瞬静かになる時はその暴露の過激さに躊躇しているのでは?とくる。
うちの隣りにもたいへんに吠えまくる犬がいてワンコ好きの私も閉口しているのだけれど(いまだに仲良くなれない…)、これが暴露吠えだと思うと妙に納得できる。
だって、かなり運動が必要な犬種なのに室内飼いで、お散歩もあっという間に戻ってくる(何故時間が判るかというと、散歩の前後に吠えまくるから)。
きっと、「ちょっと、みなさん、ここんチの人はですね、今日も散歩ちょびっとなんですよ!そんなんだから健康診断の結果が…」と、ここでいったん要再検査の項目を言おうか言うまいか考えているのだとしたら!
なんか、吠えてくれるのが楽しみになってくるから不思議♪



まったく知らない人だと思っていたけれど、面白そうと気になっていた「苦手図鑑」、これが北大路さんの本だったなんて!
遅かれ早かれ読んでいたのだな…そして知らないうちに姉と本がだぶり、後で気付いて歯ぎしりしていたかもしれないと思うと、めでたしめでたしなのかも。

ところで、こちらも最近までまったく存じ上げなかった藤堂志津子さん。
彼女のエッセイにもたいへんにやられましたが、藤堂さんと北大路さん、お二人とも北海道の方なのですよね。
北海道の人はこうなんだ、と誤解しそうです(笑)。

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10月のまとめ

あまり小説を読めなかったのは、いろいろ空き時間が細切れ過ぎるからだったような気がする。
そんな中でも読んだ二冊はどちらも印象深い。
「あの夏、エデンロードで」。
イヤミスの言葉に惹かれたものの、裏切られた感じ。
イヤミスはもちろん好きだが、これは違うよね。
しゃべることを拒否した妹が兄にだけ伝えた「わたしをたすけて」。
覚えていて欲しかった妹と、覚えていた兄、何かに貫かれるような、そんな印象。
「緑衣の女」。
静かにブームな北欧ミステリ。
でも謎を追うという点ではミステリだけど、ドラマだよね。
惹かれるだけにシリーズの順を追っての刊行でないのが残念。

不勉強でまったく知らなかった藤堂志津子さんと北大路公子さん。
このお二人のエッセイにやられた。
ハードな日々だったからこそ出会えたことに感謝する。

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1901ページ
ナイス数:18ナイス

おかあさんの扉2 (オレンジページムック)おかあさんの扉2 (オレンジページムック)
読了日:10月29日 著者:伊藤理佐
頭の中身が漏れ出る日々頭の中身が漏れ出る日々感想
お父さんのパワーが受け継がれているのだと思う。
読了日:10月27日 著者:北大路公子
緑衣の女緑衣の女感想
なんとも痛ましい…。が、当事者は清々しくさえあるところが救いなのだろうか。ドラマだけどミステリというのは?かな。
読了日:10月22日 著者:アーナルデュル・インドリダソン
藝人春秋藝人春秋感想
児玉清さんのおはなしがあとがきとは。あんなに読みごたえあるのに。
読了日:10月15日 著者:水道橋博士
あの夏、エデン・ロードで (新潮文庫)あの夏、エデン・ロードで (新潮文庫)感想
確かにイヤな話だ。「わたしを助けて」が30年後にかなったのは悲劇の中にも救いなのだろうか。
読了日:10月7日 著者:グラントジャーキンス
愛犬リッキーと親バカな飼主の物語 (講談社文庫)愛犬リッキーと親バカな飼主の物語 (講談社文庫)感想
はなちゃんへの傾倒ぶりを読んでからだったので予測がついていたとはいえ、暴走ぶりにわくわくする(笑)。
読了日:10月5日 著者:藤堂志津子
開店休業開店休業感想
吉本隆明さんは食いしん坊だったのだなあ。食べることへの意識の向き方がとても興味深い。ハルノ宵子さんの追想部分がまたステキだ。そしてキムチとオカラの真相を誰か教えて下さい(笑)。
読了日:10月3日 著者:吉本隆明

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