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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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「映画秘宝 10月号」 海外ドラマミニ特集と澤井健さんの本♪

映画秘宝 2013年 10月号 [雑誌]
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なんやかんやとありまして、まったくドラマ消化できず…。
憂さ晴らしに「ルイス警部」は何話か見ましたけども。
21日発売の「映画秘宝 10月号」もようやくパラパラ見始めた有様ですよ。
今月号にはミニ特集で「この海外ドラマを観ろ!! 2013」があります。
たいてい6ページくらいなのに今回は10ページも!
カラー一切なしだけど。
いくつか北欧ドラマを紹介し、なかでもアメリカで即リメイクされた「キリング」、「ブリッジ」を比較してみたりも。
私的には「キリング」リメイクはOKだっだけど、「ブリッジ」はリタイアしてしまった…。
いろいろ重なったことが原因かもしれないけれど、オリジナルのサーガのかわいさを超えるのは無理って感じですよ(どれだけ好きなんだ、私)。
北欧、ミステリー・サスペンス、SF・ホラー、ファンタジーと分けて紹介され、それぞれにまだ日本上陸未定だけれど注目作も挙げられているのでそこそこ楽しいかと(確かに情報だけならネットで即手に入るけど)。
新作だったら10月にイマジカで放送予定の「ハウス・オブ・カード 野望の階段」が楽しみかな?と。

で、ドラマとは別口でビッグニュースですよ。
秘宝で連載している澤井健さんのコーナーがようやく本になるようです!
町山さんの「教科書に載っていないUSA語録」を読んだ時に、澤井さんの連載書籍化を期待しましたが、それがかなったわけですね。

映画秘宝COLLECTION49 スターすっぱだか列伝 《女優編》 2006~2012
澤井 健
4800302072

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「犬心」 伊藤比呂美




熊本とカリフォルニアを行き来しながら、お父様と老犬を看取った日々を綴られております。
ワンコとの別れが書かれているものはできるだけ読まないようにしている。
それなのにこの本を読んでしまった。
理由は、タイトル「犬心」という言葉と表紙と裏表紙のイラストである。
使い方はちょっと違うかもしれないが、私はまさの言い分を「まさ心」と呼んでいた。
ボールを離せない、道路は歩きたくないけれど公園には行きたい、ごはん入れの位置が違うと食べられない(神経質?)、そういった理屈ではない何かをそう呼んでいた。
なのでこのタイトルにはちょっとうるっとくる。
そして表紙、少し距離のある赤いボールとワンコ、裏表紙ではその赤いボールを前脚で押さえているワンコ、このイラストにやられましたよ。
咥えているのではなく、前脚の下にボールがあるというところがぐっときます。
あとがきで、このイラストが著者が看取ったタケなのだとか。
「しあわせそうなタケ像」とおっしゃっており、タケの犬心があふれたイラストになっているから私も惹かれたのかな、と。

老犬タケをみながら、お父様やお母様の介護に想いを馳せる様子は私には重い。
何故なら、ふだん真っ先に考えから抹殺しようとすることだから。
親と自分のそういう関係はできれば考えたくない。
そういう時がこなければいいとさえ思う不幸者なのです。
なので、ワンコのことだけにします。
「なぜ眠らせないのか」と友人が言ってきたのだそうだ。
その言葉に犬嫌いのはずの旦那さんは同調しなかったという。
苦痛を感じてはいない犬に、こっちの不便不都合で命を取り上げることなどできない、と。
それでも本当に最期だと思ったら、決断を下すと言い切れる人なのですよ、この方。
登場場面は少ないものの、このエッセイのあちこちに急に存在を感じる。
犬は嫌いだけれど、犬たちも含めて家族を見つめているのだと。
熊本で犬と寄り添って生きてきたお父様とは全く逆なのに、その気持ちの何と強いことか。
また著者は安楽死の決断が、海外は早過ぎて日本は遅すぎるとも。
どっちが良い悪いではなくて、確かに。

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「エデン」 近藤史恵




「シークレット・レース」に影響されて、手を出しました。
著者の自転車レースのシリーズは「サクリファイス」を読んで以来。
主人公である誓のその後が気になるのに、何故か放置したままだった。
特に理由はない。

主人公の白石誓は、ヨーロッパに活動の拠点を移したらしい。
スペインで2年、そしてフランスへと移籍。
それなのに、まだ半年しかたっていないのに今季限りでスポンサーが撤退するという。
そんな中で迎えた、最初で最後かもしれないツールド・フランス…舞台はそういった状況です。

細かいことは忘れてしまっているので、電話をかけてきていた伊庭との関係や、誓が「まだ日本に戻れない」と思う理由に思い当たれないのが残念。
読み返した方がいいかな…。

誓の清々しいまでの自分のポジションへの誇りは気持ちいいです。
エース格の選手が、ドーピングに手を出して観客を失望させるような栄光ならいらないと胸を張るところも。
これほどまでまっすぐにいられるのはうらやましいです、真実らしきことを先に読んでしまっているので。
そんな誓の成長物語であると同時に、ライバルチームの新人二人ニコラとドニのぶつかった壁が見事なまでの青春残酷ストーリー。
急に強くなったニコラと同じスタートラインに立つために、というドニの選択は「シークレット・レース」を読んでいると容易に想像できる。
そして急に強くなったわけではないとの告白を聞いたドニの心境と言ったら…。
なんとも残酷な、それでいてニコラにそれを乗り越えさせようという締め。
とりあえず、その後のニコラや誓の話は書かれていないみたいですが、今後期待してもよろしいのでしょうか。


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7月のまとめ

ショッキング、ニコニコ、大笑い、いたく同感…とバラエティに富んだチョイス。
ちょっと前に酒井順子さんの本を久しぶりに読んだら、確実に同じ道をたどっている感じがうれしいやら何やら。
先達のいる安心感とでもいいましょうか。
これからはもう少し意識して彼女の本を手に取りたいと思います。
数年遅れくらいが心の健康のためにはよさそうな気がします。

「シークレット・レース」、何故にツールド・フランスの時期に読みたくなってしまったのでしょうか。
そのせいか、よりリアルに感じましたよ。
今回のレースも、陽性反応者が出ておりましたね。
そんなこんなで、もうちょっと自転車レースの話に浸りたい気がするので近藤文恵さんの「サクリファイス」以降の本を読もうかなと思案中。
これならフィクションの世界のことなので気持ち的にも楽かな、と。

あとは、くまモンの本をこれ以上は買わないよう心がけます!



2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1843ページ
ナイス数:34ナイス

熊本県営業部長 くまモンだモン! ~まるごとくまモンBOOK~熊本県営業部長 くまモンだモン! ~まるごとくまモンBOOK~感想
自転車乗ってる姿が大好き!
読了日:7月30日 著者:
シークレット・レース (小学館文庫)シークレット・レース (小学館文庫)感想
ドーピングに誘われたタイラーが「やっと同じスタートラインに立てる」というように誇らしげでさえあるのが自転車競技の根幹なのか、と。だいたい、レーススピードが上がりすぎてるのに何も対策練らないどころかコースを難しくしてる運営側もどうかしている。
読了日:7月22日 著者:タイラー ハミルトン,ダニエル コイル
おかしなジパング図版帖 -モンタヌスが描いた驚異の王国-おかしなジパング図版帖 -モンタヌスが描いた驚異の王国-感想
ハルボレ坊主!人の話を聞いただけで日本のイメージ画を描くという…。心意気はすばらしい。しかし、その間違ったイラストが後年に影響及ぼしちゃってるのは罪深い(笑)。
読了日:7月16日 著者:宮田 珠己
うちの犬、知りませんか?うちの犬、知りませんか?感想
え、ムクって女の子だったの?
読了日:7月14日 著者:たかぎ なおこ
しろくまカフェ くるみ味! (フラワーコミックススペシャル)しろくまカフェ くるみ味! (フラワーコミックススペシャル)感想
この巻、コーヒー、ペンギン、ヤマアラシに詳しくなる。マサキ、がんばれ!
読了日:7月12日 著者:ヒガ アロハ
サム・ホーソーンの事件簿〈1〉 (創元推理文庫)サム・ホーソーンの事件簿〈1〉 (創元推理文庫)感想
サム先生、まわりで事件おきすぎ!(笑)それだからこそ、町のみんなとのかかわりも手伝って魅力的です。
読了日:7月9日 著者:エドワード・D. ホック
おばさん未満 (集英社文庫)おばさん未満 (集英社文庫)感想
確実に同じ道をたどっていることに安堵(笑)。
読了日:7月1日 著者:酒井 順子

読書メーター

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いまさらブームが来ちゃったよ…

パディントンが好きです。
日本で発売されているものは読みました。
子どもの本として紹介されておりますが、大人でも十分に楽しいです。
むしろ、大人だから違った側面からも楽しめる、そんな気がいたします。
健気だけどやっぱりどうかしているパディントンはもちろん、どうかしちゃっている大人たちもとってもいい感じです。
英語のものも一冊だけ購入。
しかしコチラは私にはちょいと難しい。
内容を知っているからなんとか読めるというだけですね。

そんなパディントン好きの私、ちょっと前に「くまモンがイギリスBMWからくまモンMINIを送られ、工場をパディントンに案内してもらった」という記事を見つけました。
おお、着ぐるみ対決!とパディントン見たさに動画を見たら…くまモン、かわいい♪
くまモンという存在は知っていましたが、私が応援しているのは地元のきみぴょん(スズ〇のアル〇のCMにも出たよ♪)。
なので他都道府県のゆるキャラは特に気にしてなかったのですよ。
なのに、パディントンの隣りでくまモン体操(?)しているくまモンの動きときたら!
あんなにすごかったのか、コイツは(笑)。
揺れてるだけのパディントンが寂しく感じましたよ。

ほかにも何かないかと動画を探してしまいました。
プレゼントされた「くまモンMINI」にぎゅうぎゅうに押し込まれる、子どもたちにオヤジと呼ばれムッとする、強風の中自転車乗り、自動改札に挟まれる、メロン熊にかっぷりやられる…どれも愉快。
着ぐるみには思えないくらいの身のこなし、クマなのに妙な人間臭さというのもポイント高い。
ちょっと急にブームが来て、自分でもおさまりつかなくなっているので困りますよ。
とういわけで、少し落ち着けるために一冊本を購入。
理由になってますか?

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