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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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すごい世界だった。「シークレット・レース」 タイラー・ハミルトン&ダニエル・コイル



ちょうど開催期間だったので、ツールド・フランスの映像をチラ見しながら読みました。
自転車競技の特別なファンでなくても、癌に打ち勝ってツールド・フランスを7連覇したランス・アームストロングの名前は知っている。
そしてそういう人なら、そのランスが全面的にドーピングを認めて7連覇を剥奪されたことも知っているだろう。
このランスと一時チームメイトでとても近しい存在だったタイラー・ハミルトンがドーピングの真実を語るという本書はとても興味深いもの。
「自分は潔白、でもアイツラは~」という告発ではなく、自信も薬物使用で競技生活を終えただけに真実味というか誠実さを感じる。
タイラーが、本格的にプロ自転車競技の世界に入ってドーピングに手を出した時、やっとみんなと同じスタートラインに立てたのだと、ある意味誇らしげなところが苦しい(こんな気持ちを書いてしまうところに誠実さを感じるのかも)。
自転車やヘルメットなどの装備が整うのと同じ次元なのだな、と。
確かにいくらドーピングを行っても、おんぼろ自転車ではトップは争えない。
増して、トレーニングで鍛え上げられていない身体にはなんの効果もないだろう。
褒められたことじゃないけれど、トップにいくほどドーピング=トップの仲間入りという感覚が生じてくるのはわかるような気もする。
が、実際は彼とドーピングの契約を結んでいた医師(っていうのかな?)は想像よりも大人数に提供していて、「デパートの高級品だと思っていたのにスーパーの品だった」というところに強い落胆を感じる。
それだけに、頑なに否定してきたランスが7連覇を手放しても突如ドーピングを認めた理由は何なのか。
ランスの言葉も聞いてみたいけど…。

購読しているA日新聞スポーツ欄でも、終了したツールド・フランスのドーピング問題はこれから~みたいな記事もあった。
今日は「赤い闇 血液ドーピング 上」と題されたリポートも。
そこにはタイラー・ハミルトンの写真が。
彼が自転車競技の別の側面に与えた影響はかなり大きいということか。

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「しろくまカフェ くるみ味!」 ヒガアロハ & 月刊フラワーズ 8月号…



しろくまカフェ、5冊めのくるみ味が発売になりました♪
安定のほのぼのさにプラスして、コーヒー、ペンギン、ヤマアラシにも詳しくなれるというすぐれもの。
キノボリコーヒーの、豆選別パートのエゾリスのおばちゃんたちが見習い焙煎士マサキを「マサキっ!」と呼ぶのが大好きです。
なので、知人から「フラワーズ8月号の付録は、しろくまカフェのメモパッド」と報告が上がってきていたので買ってしまいました。
こういう付録は使うことないのですけどね(笑)。



で、本誌を読んで驚きました。
なんと、しろくまカフェは最終回のようです。
「ようです」というのは本誌自体には何の記述もないからです。
ただ、ページ端の作者情報に「今までありがとうございました」とあるのです。
最終ページも他の連載は「つづく」だけど、しろくまカフェは「おわり」だし。
何か情報はないかと検索してみたら…
今回のフラワーズ連載終了?のことは見つけられないのですが、昨年アニメ化された時に作者の意向に沿わないことがあったらしく半年ほど休載となっていたというニュースを見つけました。
前述したように、しろくまカフェとかムーコとかの付録やら全員プレゼントの応募券付きの号などの情報を書店員の知人が教えてくれた時に、必要かどうかを吟味して(笑)該当号を買うので本誌の様子は知りません。
なので休載騒動があったとは思ってもみませんでした。
本誌には連載終了のことなど何も触れていないのに(といっても、来月号のお知らせには作者の名前なし)、作者からだけお別れの言葉とか、何か大人の事情臭を感じ取ってしまうのは私だけでしょうか。
このような雰囲気だと、コミックスも今回のくるみ味で最終巻となってしまうような、そんな嫌な気分であります。
どなたか「大丈夫!次も出るよ!」とおっしゃってくださいませんでしょうか…(笑)。

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「おかしなジパング図版帖」 宮田珠己



17世紀、オランダ人のアルノルドウス・モンタヌスが書いた本「日本誌」に紹介されたものを中心に、その頃西洋で紹介されていた「日本はこんな感じ」というイラストを楽しむ本。
ブッダが女性のようだったり、サムライはガウンのようなものを着ていたり、何よりも顔つきが西洋人っぽいのがとにかくへんてこ。
しかし、行ったこともない国のことを、短期滞在した使節団から聞いたり見せられたりしたものを参考に書物にまとめている人からの情報で書かされた絵だと思えば、むしろ尊敬に値する。
見たこともないちょんまげ、和服、漢字とか、伝聞で描けますか?
これだけ情報が行き渡りやすい今でさえ様々な誤解があるのだから、時代を考えるとかなり優秀ではないだろうか。
これらがその後来日する人々たちに「日本へ!」という気持ちを起こさせたのだと思うと、味わい深いし。
それを踏まえたうえで、へんてこ加減を楽しみたい、そんな本。
ただ、残念なのは本のサイズとイラストのサイズが合っていないこと。
見開きイラストだと、ちょうど面白いところが本の中綴じ部分と重なってしまい、見にくいのですよ。
他のページで紹介したいところだけズームして見せてくれてはいますが。
イラストを1ページで見られるようにしたら巨大な本になってしまうので仕方ないですけども。



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月刊になったの忘れてた! LDK 8月号

別に毎号買っていたわけではないので、見忘れたって問題ないですけど。
でもせっかく月刊化したので買ってみました、また柔軟剤特集(今度はアロマ系のみ)あるし。
やはりですねえ、柔軟剤は元のものに戻した方がいいのかなあ…コストパフォーマンスもよいとなれば、もう一度使い心地を試してみるか。

今回気持ちを惹かれたのは、「キッチン道具&カトラリー」。
何故なら最近の私はマッシャーが大好きだから。
ゆでたじゃがいも、かぼちゃ、さつまいも、これらをつぶすのは当たり前。
最近発見したのはカレー粉をつぶすの。
近頃の、カロリー控えめの脂分少なめカレー粉は従来品に比べて溶けにくいので、必ず「つぶしてください」と書かれてます。
これまでは手で握りつぶしていたのですが、ある日マッシャーが目の前にあったのでそれを使ったら楽ちんすぎ。
簡単に潰れるし、さらさらになってあっという間に溶けるし、手は汚れないし、なんで今まで気が付かなかったのだろうと大喜びでした。
もしかして常識だったのでしょうか…?
それからというもの、カレーの頻度も、じゃがいも、かぼちゃをつぶす頻度も増えました。
ただうちにあるのは金属製のこういうやつなので、ボールやら鍋やら傷つけちゃいそうな心配があります。

なのでいろいろ見てみたら、シリコン製だったり、マッシャーとしてだけでなく穴あきお玉としても使えるなんて便利グッズがあるらしいじゃないですか。
で、候補品として見ていたコレの評判が、この特集に載っていたわけですが…よろしくない、と。

でも私が強く候補に考えていたのはこっちだから。
つぶせて、まぜられて、穴あきお玉としても使えるなんて試してみたいですよ。
これならそのままカレー鍋をまぜられるってことでしょ。

というわけで、どっちにしようかな?と迷わなくなったのでありがたい企画でした。

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6月のまとめ

なんと、2013年ももう折り返し…
どこかで日にちとか時間をごまかされている感じが拭えない。

「特捜部Q」は相変わらずのコミカルタッチとシリアスすぎる事件のバランスがとても好ましい。
ユアサの謎に少しだけ触れたカールの心痛も上司らしく、アサドを心配するユアサ&カールもよくて、シリーズ始まった時の一匹狼ぽかったカールとはいい意味で変化。
べたべたしないで適度な距離があっても近しい、そんなところが好き。
ここに今度もう加わりそうな予感がする…次作に期待?

萩尾望都さんがとても推していらっしゃる東村アキコさんが気になり、女版まんが道と対談本で言っていた「かくかくしかじか」を読んだ。




このエネルギーは気になる。
他のまんがをまったく知らない分、興味がわいてきた。
そのせいで今月号のパピルス買っちゃいましたよ、彼女の特集だっていうから。


ここらへんの書店にはどこにもなかったから買っちゃったけど、見つけていたら買わなかっただろうな…(笑)。
特集なら、インタビューだけでなく、作品リストや解説もあっていいのではないだろうか。
パピルスという本の性格知らない私がいけないのだろうけれどもさ。


2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1541ページ
ナイス数:27ナイス

特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ミステリ 1871)特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ミステリ 1871)感想
自国の暗部をエンターテイメントとして抉り出すところに「コリーニ事件」と同じ匂いを感じた。でもこっちはどんなにシリアスなテーマでも、主役たちのやりとりがどこかコミカルで、ギャップが相変わらず好き。みんなにいろいろあった中、カールがみんなのことを思った以上に好きなことに気づいたと自覚するところはぐっときますね。
読了日:6月26日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
「二葉」物語 はじめての柴犬警察犬「二葉」物語 はじめての柴犬警察犬感想
二葉ちゃん、かわいすぎる。けど、仕事を持った犬の凛々しさもうかがえてかっこいい限りです。
読了日:6月17日 著者:秋山みつ子+秋元良平
世界の変なトイレ世界の変なトイレ感想
キレイな写真だけでなく、解説も感想も実際に使った感が伝わってきて楽しいです。しかし、使い方わからんものがあった…ドイツのあれだ。ステンレス製でシャープでかっこいいのだけれど、どっちを向くのだ…(笑)。
読了日:6月12日 著者:モーナ・E・グレゴリー,シアン・ジェームズ
ユリゴコロユリゴコロ感想
ラスト、言い知れぬ安堵と恐怖が。
読了日:6月8日 著者:沼田 まほかる
女のはしょり道 (KCピース)女のはしょり道 (KCピース)感想
はしょるどころか、かえって手が込んでいたりする。のちのち楽♪と考えての投資ということでしょうか(笑)。この本も例によっていつも慌てて汗かいてるので好き。
読了日:6月5日 著者:伊藤 理佐
かくかくしかじか 2 (愛蔵版コミックス)かくかくしかじか 2 (愛蔵版コミックス)感想
日高先生との関係に何らかの変化があっての「かくかくしかじか」のような気がしてきた。
読了日:6月2日 著者:東村 アキコ

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