ノーマークだったのですけれど、アマ〇ン見てたらおススメに出てきたのでつい…。
アマゾ〇、恐るべし(買ったのは町の本屋さんですけどね)。
いくえみさんが漫画家ということは知ってるけれど、猫好きで有名なのは知らなかった。
「猫派のいくえみさんが犬?」という感想にもちょっと惹かれましたよ。
お向かいの家にある日やってきた成犬の白ラブ。
日陰にいるのが気になり、雪の中に座っているのが気になり、脱走しているのを見つけては声をかけ、そうこうしている2年後に自宅ワンコとして迎えたそうな。
もう2年前から飼ってるも同然ですね。
白いからシロ。
くすっとされちゃうような名前だけれど、この子は生まれながらにしてのシロちゃんだったのだなあと感じさせるエピソード満載。
ああ、うちもシロって候補だったんですよ。
そうすれば、役所の書類も「犬種:雑種 色:クリーム」なんて書かれなかっただろうに。
クリーム色として書類を書いた動物病院を恨んだよ…。
そんな話はどうでもよく、いくえみさんちのシロちゃんですよ。
人間の食べ物をあげてしまってお腹をこわしたり、ちょっと眉をひそめたくなるようなこともありますが、正直にさらしているので「みんなが通る道」として受け止めたいなと(笑)。
基本、暢気で穏やか、のびのびシロちゃんです。
いつもごはんやおやつのことを考え、散歩を楽しみにし、ワンコのお手本です。
わりとクールであまりひっついてこないタイプだったうちの犬を思うと、羨ましい限り。
そんな中、室内犬になる過程はうちも似たような感じだった。
最初は、散歩後庭で過ごし、ご飯を食べて夜になったら家に上げて寝るという決まりだった。
それがいつの間にか寝る前に家の中で遊ぶ時間ができた。
そうこうしているうちに家の中でご飯を食べるようになった。
散歩後、ひと遊びしたら内に入るようにしていたのだが、ある日庭につないで玄関に廻って入ろうとしたら「ワンっ!」って聞こえたのですよ。
これにはさすがに「早過ぎっ!」と。
でもうちの中に入っていてくれたほうがこっちも安心なんだよね、誘拐とかあるから(笑)。
とにかく、いいじゃないのちゃーわちならば。
表紙・裏表紙でシロちゃんだけがつやつや仕様(
ムーコのおはなと同じかしら?)、前後の見返しを合わせると「ちゃーわち」という言葉が現れる仕掛け、呼ぶとやってきてパンチをかましてくれるパラパラマンガ、どれもワンコ好きの心がくすぐられますよ。
でも私が一番好きだったのは、2エピソードめの「ほしかったの かわいいから」。
子犬をかわいいと思うのは当然。
成犬のことをこんなにかわいいと素直に言えるところ、ストレートにじ~んときましたよ。
ワンコとの生活がまた恋しくなってきた…
無理だとわかっているからなおさら恋しい…
だからマンガやご近所ワンコで我慢するのだ…。