忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ELEMENTARY、WOWOWなの?「別冊宝島 シャーロック・ホームズ 完全解読」



コロンボの増補改訂版が発売されたのを見て、ホームズのこんな本も出ればいいのに…と思っていたら出ました(コロンボはドラマ解説だけどこちらは正典解説も)。
そして読み終えていないのに買ってしまいました。
でもいいのです。
BBC版「SHERLOCK」での正典からの引用と思われるところをチェックしてくれているので。
コレ、読んでいたとしても逃していると思われるので私には重要。
さらに、6ページにもわたって映像世界のホームズ&ワトスンのコンビをずらっと紹介(イラストで)。
こんなに大勢が鹿撃帽をかぶっているページなんてクラクラしてくる(笑)。
ジェレミー・ブレットさんが舞台版でワトスンを演じていたというのも新鮮~。
「シャーロック・ホームズ映像読本」でグラナダ版&BBC版のドラマ、「完全解読」で正典、この二冊があればホームズのガイド本としてOKですかね?

で、アメリカ版ホームズの「ELEMENTARY」、WOWOWで放送決まってたのですね。
今秋だとか。

拍手

PR

「レオくん」 萩尾望都



「ここらへんに学校に行っていない子どもがいると聞いてやってきました」と、クマのパディントンは学校に無理矢理連れて行かれてしまいました。
が、2歳のオス猫レオくんは自分からすすんで小学校に行きたいと訴えます。
給食目当てですけど。
他にも、映画に出してもらいたかったり、お見合いしたり、漫画家アシスタントを体験したり、とても楽しそうです。
楽しいのですけれど、しっかりと子どもらしく悩んで拗ねてます。

一番好きだったのは、目新しい体験をするわけではない「お外に出して」。
縁側から庭へ出ようとするも雨、玄関からなら降っていないかもしれないと向かうがやっぱり雨、それならばと勝手口へと向かうが当然雨。
こっちなら違うかもしれないという目論見が、子どもらしいというか動物らしいというか、愛おしいですよ。
お外に出たいのはトイレのためなので切実です。
うちも外と内が半々だったのでよくわかります。
ですがもうちょっと質が悪くて、散歩に行きたいとごねまくり、「濡れちゃうんだよ、それでもいいのね?」と連れて行くと濡れたことでたいへんに不機嫌。
厄介だったけど、それは幸せなことだったのだなあとしみじみします。
乾かしていると例のいい匂いがしてくるわけだし(笑)。


拍手

買い物メモは怖い。「待ちうける影」 ヒラリー・ウォー




9年前にマードックの妻を含めた3人を殺した連続殺人犯エリオットが、精神病院での治療を終えて退院する、その恐怖を訴えても警察はまともに受け止めてはくれない。
数年前までエリオットは度々脱走してはマードックへ復讐しようとしていた。
家族を守りたいマードックのピリピリした気持ちは奥さんにも微妙に伝わらず…果たして本当にエリオットは治ったのか?それとも治ったようにみえるのは復讐のための計画なのか?、という。

マードックがひとりで落ち着きを失くしている様子はとてもツライ。
エリオットは本当に治療のおかげで、マードックへの復讐心を抑えることに成功したのかもしれない、ありもしないことでパニックに陥るマードックの物語かしら…?と思い始めたらっ!
犯行現場に踏み込まれて、自分の銃で生殖機能を失った恨みは数年で消えるものではなかった…。
犯罪責任能力、更生目的の施設、犯罪被害者の立場等、30年以上前(1978年)に書かれたとは思えないくらい今も抱える問題がつまっている。
年代知らなければ違和感ないかも。
それだけ、簡単には解決できない問題であるということか。
託児所や学校側が、親でない迎えに簡単に子どもを渡してしまうのはさすがにないだろうけど。

この本で何が一番怖かったかというと、エリオットの買い物メモ。
具体的に何に使うと書かれているわけではないけれど、ひとつひとつが並ぶともうそいういうことでしかないわけですよ。
買い物メモ、恐るべし!
買い物メモの変化で話が想像できるものを読んだ記憶があるのですが、思い出せない…。
短編集の中のひとつだったような気がするのだけれど。
心当たりのある方、よろしくお願いします(笑)。



追記
買い物メモの話、「フランクを始末するには」の中の一編でした。




拍手

柔軟剤特集が見たくて。「LDK vol.6」



MONOQLOの女性向け版、LDKのvol.6。
メイン特集は収納ですが(これも見たかった。スペースの関係上、へたな収納グッズだとそれ自体が置けなかったりするので・笑)、柔軟剤のテストを見たくて購入。
これまで使っていたものがモデルチェンジしたのですよ。
そしたら妙にツルツルした感じがあって、使いたくなくなりました。
他のものに変更しようと売り場に行くと、ちょっと前からのダウニーのブームでアロマ柔軟剤が花盛り。
あまりキツイ香りは欲しくないと思っているので閉口気味ですよ。
なので、昔からある国内メーカーの「ほのかなフローラルブーケの香り」というものを試用期間中。
特に問題なくこれでいこうと思っていたけれど、この特集によると吸水性が低いとのこと(中の下ですってよ)。
…夏に向けてまた何か検討した方がいいかもしれない…。
因みに、使いたくなくなったブランドのものは吸水性もA判定、総合でベストバイ。
う~ん…ツルツル感は私の手のせいだったのかしら?
再度確認が必要かもしれない。
パッケージで選ぶとするなら、ファーファなんだけどね(笑)。

ところで、この本見るまで知らなかったタイガー コペンハーゲン、行ってみたいよ~。

拍手

濃いっ!「物語るあなた 絵描くわたし 萩尾望都対談集 1990年代編」



いろいろな方とのお話が面白く(ちょっとお話を難しく感じる方もおりましたが)、萩尾望都さんのアンテナの感度や懐の深さに感嘆し、「先生」と呼ばれるにふさわしいお方だと感じました。
竹宮惠子さん、ささやななえさん等の交流がとても楽しそうで、想像するとほんわかします。
そういうお話が楽しかったのはもちろんですが、それだけではなくこの本自体がすごい。
対談の中で「〇〇の中に〇〇といったシーンがあるじゃないですか」と話が出ると、まさに今話題にしたページが挿入されているのですよ。
そこには注釈も加えられ、なんと親切なこと!
ささやななえさんとの対談で、締め切り間際に当時の仲間が手伝ったという話があると、このページは竹宮惠子さんと思われる、これは萩尾さん、これは猫の絵があるから山田ミネコさん…と該当ページが掲載されているのですよ。
参考資料以上の熱が伝わってきます~。
70年代編・80年代編も、漫画も読みたくなった(ほとんど読んでないことが発覚)。







拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]