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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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「いとしのムーコ」 みずしな孝之



おはなつやつや!(笑)
コミックスの表紙、ムーコの鼻部分がつやつや仕様なのですよ。
彼女のチャームポイントを全面に押し出した装丁でありますね。
たいてい本屋さんではパックされているのでつやつや感を体感するには購入するしかありません。
その戦略に引っかかり手元にあります。

ガラス職人こまつさんと暮らすムーコ(柴犬?)。
ムーコは大好きなこまつさんが早く犬になれますように、と願ってやまないのです。
それもそのはず、ムーコの毎日はいつも新鮮で楽しくて、こんな楽しいことをこまつさんが感じられないなんて心苦しいのかもしれません(笑)。
それほどにムーコは何においても全力・全開。
前足組んでたり、とワンコと暮らしたことがある人なら見逃さないポーズも満載で、にやにやすること間違いなし。
なかでも私が一押しなのは、ムーコの首輪がいつも一部しか見えていないところ。
首輪が毛に埋もれている=首回りもふもふ、見事じゃないですかっ!

蚊取り線香に「おはなからい!」というのは意外。
悪いことしちゃってたのかしら?(笑)

ワンコ好きとしてはいいのですが、ムーコ、こまつさん、うしこうさんの関係があるまんがを思わせるのは考えすぎでしょうか。

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3月のまとめ

読まなかったなあ…。
しかし津原泰水さんの「11」は濃かった。
どれも違った色が濃く流れていて酔ったような気分でした。
「五色の舟」は「件(くだん)」と聞いて百閒先生を思い出すという余計な寄り道もしましたがかなり来ました。
それよりもさらにぐっときたのは「土の枕」。
参りました。
どれもこれも脳にダイレクトに浮かぶ感じで、自分の脳は、心はどこにあるのか、見失ってしまうよう。

11 eleven
津原 泰水

430902047X
河出書房新社 2011-06-16
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3月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1134ページ
ナイス数:29ナイス

西原理恵子の人生画力対決 4 (コミックス単行本)西原理恵子の人生画力対決 4 (コミックス単行本)
映画「テルマエロマエ」はそんなラッキーなことになってたのか!リラックマの解釈とアナグラムに納得(笑)。今後は断られた人をどうやって騙して連れてくるかの手腕を楽しみにしたい。
読了日:03月20日 著者:西原 理恵子
11 eleven11 eleven
どれも不思議な雰囲気にのまれました。なかでも「五色の舟」、「土の枕」は何かきました。理解というよりも頭の中にダイレクトにやってくるといった感じもしました。「くだん(件)」と聞くと、どうしても百閒先生を連想してしまいます。
読了日:03月15日 著者:津原 泰水
謎解きはディナーのあとで 2謎解きはディナーのあとで 2
え、影山、現場に行きたがっちゃうの?それに、毒舌じゃなくて口が悪いんだよね。
読了日:03月07日 著者:東川 篤哉
破壊者 (創元推理文庫)破壊者 (創元推理文庫)
サイコパス野郎のあの顔この顔はともかく(独白も興醒め)、関係者聴取で同じ人について話しているのに違った印象なのはリアル。ちょっと「悪女について」を読み返したくなったり。
読了日:03月04日 著者:ミネット・ウォルターズ

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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「しろくまカフェ メロン味!」 ヒガアロハ


いや~、よく寝込んだ。あんなに熱があったのにインフルエンザじゃないというのも驚きだけど、寝込んでたのに発売日に「しろくまカフェ」が読めるなんてありがたいですよ。
おかげでだいぶ回復いたしました。
回復してきたものの、まだぼんやりしているので「しろくまカフェ」の好きなところを列挙したいと思います。
でれっとして、ちょっともたもたしている。
バイト行く時のパンダバックの持ち方。
ちょっと照れて赤くなるほっぺ。
夢見るような視線の行く先。
かわいいからすべてが許されるとでもDNAに組み込まれているかのようなやることなすことすべて(作為なしだから許す)。
あ、パンダくんのことばかりですね。
表紙を開いたところにしろくまさんとグリズリーくんの子どもの頃の仲良しイラストがあるのですが、この二人の幼少エピソード大好き(いちご味にある)。
しろくまさんから連発されるダジャレも、一周まわって心地よい。

というわけで、一番身に染みて思ったのは、「うちにレッサーパンダくんがいてくれたら…」でした(泣)。

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2月のまとめ

「デッドボール」、好みの本でした。
木内さんの本、もっと話題になってもいい気がするのですが。
私が矢能を好きすぎるからかしら?
作品に出て来なくても、常に存在を感じるくらいのキャラなのですよ。
そんなこと思う私がどうかしているのか…?


一時期、読みたくなくなってしまった穂村さんのエッセイ。
気まぐれに読んでみたら当たりでした。
読みたくなくなったのは、続けて読み過ぎたせいだったのかもしれない。
イチゴのへたの話など、穂村さんの源流はここに!と合点がいった気がする。


2月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1270ページ
ナイス数:25ナイス

君がいない夜のごはん君がいない夜のごはん
全部取られたイチゴのへたに奥様絶句の話、穂村さんの原点を見たような気がして感動すら覚える。
読了日:02月28日 著者:穂村 弘
女子アナ以前 ~あのころのわたしと、いま考えていること。~女子アナ以前 ~あのころのわたしと、いま考えていること。~
読了日:02月23日 著者:小島 慶子
消失グラデーション消失グラデーション
何かがあるわけだから、この人は…、となるとあの人は…と思いながら読んだ自分はよくない読者だなあとつくづく感じました。先入観なしで読むことをおすすめします。
読了日:02月21日 著者:長沢 樹
短くて恐ろしいフィルの時代短くて恐ろしいフィルの時代
へんてこりんな設定なのに、話題はいちいち社会問題でそのバランスにやられます。映像で見てみたい。
読了日:02月19日 著者:ジョージ・ソーンダーズ
デッドボールデッドボール
著者の描く、半端者の真っ当な心根が大好きなので今回も満足。しかし、どうしても矢能の姿を捜してしまいますね(笑)。
読了日:02月08日 著者:木内 一裕

2012年2月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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「デッドボール」 木内一裕

デッドボール
「デッドボール」
 [単行本]
 著者:木内 一裕
 出版:講談社
 発売日:2011-11-23
 by ええもん屋.com

この著者の本は出ると読む。
多作ではないから追いかけられるというのもありますが。
それにしたって、魅力がなければ手には取らない。
著者の描く、真っ当な道からは外れているが真の通った外れっぷりが好きだ。
この本でも、事故をきっかけに半端な生活を送っているけれど、約束は守る男ノボルがかわいくて仕方ない。
怯えて従うだけだった佐藤への忠義心も、彼が「絶対に誘拐対象を傷つけない」と信用できる男だとわかったからだろうしね。
そのノボルの想いに応える佐藤もいい。
これまでの、畳み掛けるような表現で人物が語られる具合も好きだったけど、今回みたいにじわじわできあがっていく姿もかなり好き。
また、ノボルと佐藤のコンビの敵が見事。
二転三転する展開も、コイツが相手ならそうなるよ、と頷いてしまう。
その目まぐるしい攻守交替の合間に矢能の姿を捜す私はどうかしているかもしれない(笑)。

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