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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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1月のまとめ

読んだ本全部で人が死んでる…(笑)。
「田舎の刑事」シリーズ2冊は、人は死んでるけど愉快なので問題なしですかね。
というわけで、2月は人が死なない本も読むことにします。

1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1678ページ
ナイス数:21ナイス

田舎の刑事の動物記 (創元推理文庫)田舎の刑事の動物記 (創元推理文庫)
黒川さん、虐げられキャラが板についてきました。奥さんの自由度もアップしてますけれど、これ以上はバランスを崩すのでこのくらいを保つこと希望。
読了日:01月31日 著者:滝田 務雄
田舎の刑事の趣味とお仕事 (創元推理文庫)田舎の刑事の趣味とお仕事 (創元推理文庫)
奥さんがどんどん強烈になってきて、弱っていく黒川さんが楽しみ。奥さんには歯向かわない程度にガンバレ、黒川さん。
読了日:01月26日 著者:滝田 務雄
いたって明解な殺人 (新潮文庫)いたって明解な殺人 (新潮文庫)
真っ当に壊れた人だった。なので検察内部のお話のほうが楽しかったりする。新潮文庫の読みやすさを改めて感じる(笑)。
読了日:01月21日 著者:グラント ジャーキンス
偽憶偽憶
感想書くほうの人たちの偽の記憶かと思ったら。このほうがタイトルとしっくりきますね。
読了日:01月17日 著者:平山 瑞穂
百番目の男 (文春文庫)百番目の男 (文春文庫)
登場人物たちの重苦しい背景もたくさんあるのに、スピード感もあってスイスイでした。でも「えっ、そんな理由?」とちょっとショック。しかし、犯人にとっては重大事だったのだから仕方ない(笑)。
読了日:01月11日 著者:ジャック カーリイ

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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「田舎の刑事の趣味とお仕事」 滝田務雄

田舎の刑事の趣味とお仕事 (創元推理文庫)
「田舎の刑事の趣味とお仕事 (創元推理文庫)」
 [文庫]
 著者:滝田 務雄
 出版:東京創元社
 発売日:2009-09-29
 by ええもん屋.com

珍しく見ている日本のドラマ「デカ黒川鈴木」の原作。
飄々としているが観察眼の鋭い黒川(ドラマでは板尾創路さん)、おバカさんを絵に描いたような白石(田辺誠一さん)、真面目な赤木(田中圭さん)の三人が、ふだんは平和な田舎町で起きた事件を解決していくというお話。
本は買っておいたのですが、先にドラマが始まってしまい慌てて読み出す始末。
それが功を奏したのか、キャラクターがつかみやすくてあっという間に読んでしまいました。
話が進むごとに、黒川の奥さんの存在が増してます。
おバカな白石にキレるにはそれなりの家庭でのストレス(?)もあるのだな、と納得のいく壊れかけに思えました。
3話までしか見ていないドラマ上では、まだ黒川はそれほどへんではありませんが、本ではかなりいい感じです。
あとがきで著者は「黒川さんのポジションが弱くなってきた」と書かれておりますが、その困ったような壊れかけの感じが私は好きであります。
奥さんに対抗しようなどと思わずに、このままいい感じで困って欲しいなと思います。

おバカさん刑事白石役の田辺さんもいいです。
「~じゃなくね?」とか今風の若者言葉を使うのですが、どうも違和感あり。
使い慣れていないイントネーションのせい?と思ってましたが、発声だと思います。
抑揚の少ない平板な言葉をしゃべるには発生がよすぎるのだと思います(笑)。

どうでもいいことなのですが、ドラマ第1話のわさび泥棒の話。
子どものいない夫婦が養子をもらうのに何故に女の子?と不思議でした。
が、原作はそんな話ではなく、ドラマ制作上のことなのだなと納得がいきました(笑)。

というわけで、続編の「田舎の刑事の動物記」も黒川さんの、VS嫁、VS白石、VS事件を楽しみたいと思います。
そうか、黒川さんは忙しすぎるのですね。

田舎の刑事の動物記 (創元推理文庫)
「田舎の刑事の動物記 (創元推理文庫)」
 [文庫]
 著者:滝田 務雄
 出版:東京創元社
 発売日:2011-12-21
 by ええもん屋.com

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2011年12月のまとめ

リチャード・マシスン、長編を2作読んだ以外知らない…と思っていましたが、「激突」がありました。
まったく結びついていなかった…。
そしてこの短編集。
オチというか、ラストのひねりが効いていて好みです。
どちらかというと短編んの方が好みに合っているような気がします。
私が読んだのはハヤカワ文庫版ですが、角川文庫でもあるのですね。
表題作以外のだぶりはないようなので読んでも大丈夫ですよね?
映画の「リアル・スティール」、感動の父子愛!みたいな宣伝を見ますが
人間同士のボクシングが禁止された世界という設定を元に、ということでしょうか。

12月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2111ページ
ナイス数:16ナイス

リアル・スティール (ハヤカワ文庫NV)リアル・スティール (ハヤカワ文庫NV)
長編しか読んだことがなかったなんてもったいなかったと痛感しました。
読了日:12月31日 著者:リチャード・マシスン
ローラ・フェイとの最後の会話 (ハヤカワ・ミステリ 1852)ローラ・フェイとの最後の会話 (ハヤカワ・ミステリ 1852)
ここ何作か読んでいませんでしたがこのエンディングは意外。意図したしないに関わらず、暗部が抉り出された後があるとは。現在と過去を行ったり来たりしながらルークと一緒にその時を見ているようだった。
読了日:12月27日 著者:トマス・H・クック
西原理恵子の人生画力対決 3 (コミックス単行本)西原理恵子の人生画力対決 3 (コミックス単行本)
いつものVS漫画家さんに加えて、VS理論社が!一時代を築いた方のお人柄はステキです(今回でいうと里中さん)。
読了日:12月23日 著者:西原 理恵子
アレの名前大百科アレの名前大百科
知ってるものもあるけれど、ほとんどが「へ~、そんな名前なんだ~」だった。すぐ忘れると思うけど。
読了日:12月20日 著者:みうら じゅん
蛇の形 (創元推理文庫)蛇の形 (創元推理文庫)
主人公の必死な理由が最後でわかりました。
読了日:12月17日 著者:ミネット・ウォルターズ
もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス)もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら (幽ブックス)
読了日:12月14日 著者:工藤美代子
ガンジス河でバタフライガンジス河でバタフライ
読了日:12月10日 著者:たかの てるこ

2011年12月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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「ローラ・フェイとの最後の会話」 トマス・H・クック

ローラ・フェイとの最後の会話 (ハヤカワ・ミステリ 1852)
「ローラ・フェイとの最後の会話 (ハヤカワ・ミステリ 1852)」
 [新書]
 著者:トマス・H・クック
 出版:早川書房
 発売日:2011-10-07
 by ええもん屋.com

意図的、無意識、誤解、無知に関わらず、どこかでずれてしまった過去が露わになっていくのがクックの本の魅力。
この話も、20年前に家族の悲劇の引き金となった女性ローラ・フェイが歴史学者となったルークを訪ねてきて会話するうちに過去と現在を行き来しながら20年前の悲劇の真相を見つけるというもの。
ああ、なんてこと。
自分にはこの町で埋もれてしまうにはもったいない類まれな才能があると教えられなければ(自分で気付ければという意味)、町を出ることへの焦りがなければ、違った人生が待っていたはず。
それにしても物事に頓着ないように見えていたルークのお父さんの想いが見えてくるところは胸が痛かった。
愛し愛されていたはずのお母さんとも微妙にずれていたことを含めて。
折り重なってはいるものの、微妙なズレにズレを重ねたために違ったものになっているという、なんと哀しく、やりきれないことか。
町のしがないバラエティ・ショップの主人とその家族の話なのに。
ルークに「人生の最終的で最大の希望」を気付かせてくれるのが自分たち家族を壊した原因だと思っていたローラ・フェイ。
彼女の謎めいた登場は復讐鬼を想像したがとんでもない。
きっと彼女は昔からすべてわかっていて、ルークだけでなく自分も「最終的で最大の希望」の答えを求めていたのだな、と熱いものを感じる。
最終章「3カ月後」。
これまでだって放りっぱなしというわけではなかったが、ここまで希望的なラストは正直予想外。
読み残している本も読みたくなってきましたよ。

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やはり料理は得意ではないという現実を知る

保温調理鍋[シャトルシェフ]のおいしいレシピ
「保温調理鍋[シャトルシェフ]のおいしいレシピ」
 [単行本]
 著者:上田 淳子
 出版:扶桑社
 発売日:2008-11-27
 by ええもん屋.com

カレー、おでん、ごはんを炊く、シチュー、おでん、肉豆腐、おでん、カレー…
コックさん(我が家のシャトルシェフの名前)は便利だけれど私のレパートリーが少なかった!
これでは宝の持ち腐れ、とレシピ本を購入。
本体にもクッキングブックがついてましたけど、
そこはほら、本を買った方が努力したような気になるじゃないですか。
しかし、料理本購入後にありがちな「おいしそうだな~、きれいだな~」で終わる可能性大。
シャトルシェフでみうらじゅんさんが何か作ってくれればいいのにな(笑)。
とりあえず、正月用に豆でも煮ますか。

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