私たちの生活を守ったり、助けたり、様々にサポートしてくれる犬たちを紹介してくれる本。
警察、空港、自衛隊で働く犬はもちろん(今回の東日本大震災に出動した様子も掲載されています)、
牧羊犬等人と動物の間となるもの、
生活そのものをサポートしてくれる補助犬、
そしてタレント犬としてソフトバンクのCMでおなじみのカイ君の仕事と日常を垣間見ることができます。
書店でぱらぱらしたら、訓練や仕事での真剣で凛々しい姿と
任務を離れたワンコそのものの姿、両方見られることに興奮して購入決定しました。
かっこいい!、かわいい!だけでなく、それぞれの仕事の厳しさ等初めて知ることも多くて勉強になりました。
警察犬と警備犬の違いなんて知りませんでしたよ。
ちなみに、警察犬は刑事部鑑識課の所属で足跡追跡や行方不明者を探すのが主で
警備犬は警備部警備課所属で爆発物探知、被災者捜索、犯人に跳びかかることもこともあるとか。
警備犬の職務はまさに犬刑事(=レックス)といったところでしょうか。
ハンドラーとの信頼関係、愛情が最も大切なことなのに、装備品であるという事実も忘れてはいけないなんて。
ハンドラーもまた厳しい仕事なのです。
麻薬探知犬も、一番楽しいことはハンドラーとの匂い探しであると思ってもらうために、
オフ時(散歩とか)積極的に遊ばないようにするというのも厳しい。
楽しみがないわけではなく、仕事を仕事と感じさせずに一番楽しい事であると思えるからいいのかなあ。
登場する犬たちが、名前、所属、生年月日、体重といったプロフィールつきで紹介されています。
性格、特技、好きな遊びまで。
厳しい任務を任されながらもワンコであることが伝わってくる項目ですね。
最後にカイくんがタレント犬代表として登場しますが、その選択に「有名どころを起用して…」と少し懐疑的でありました。
しかし、犬が座ったままの姿勢で吠える(喋っているように見せるあのシーンですね)のはかなり難しいことだとか
カイ君の家系はひいおじいさんの代からの俳優一家だとか、
これからCMを見る目が変わりそうです。
結構満足度の高い本でした。
が、同じ説明が書かれているところは少し気になりました。
そんなこと、写真見てれば忘れてしまいますけどね。
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