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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「本&読書メーター」の記事一覧

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「ポチのひみつ」 片野ゆか

ポチのひみつ (集英社文庫)
「ポチのひみつ (集英社文庫)」
 [文庫]
 著者:片野 ゆか
 出版:集英社
 発売日:2009-02-20
 価格:¥ 500
 by ええもん屋.com

ドラマも本も気分的になかなか手を付けられませんでした。
なので思いっきりかわいい本を読もう!と意を決して読んだのがこれ。
日本人ならみんなが知っている犬たちの真実を
著者と愛犬ダルマ号が追ったとても愉快な本。
それぞれについての感想。

忠犬ハチ公のひみつ
「ハチ公物語」も「HACHI」も見てないのですが、
映画の中にもハチが顔に落書きされていたなんてシーンはあったのでしょうか?
あるのなら是非見たい。
身体の弱かった幼少期に座敷犬というのも意外。
そういえば少し前に、死因はフィラリアではなく癌であった可能性があるという話題がありましたね。

西郷さんの犬のひみつ
っていうか、西郷さんの犬ばかのひみつ。
こんなにわんこ好きだったとは。
人の生活リズムを気にするあまり、訪問しても気付いてくれるのを待つような人が、好意でもらった犬の首輪に注文つけるなんて面白すぎだ。

花咲かじいさんの犬のひみつ
昔話の筋から現代の花咲かじいさんとしてトリュフ犬につながるのが好き。
犬の前にチャレンジした豚ちゃんのエピソードもかわいすぎ。

いぬのおまわりさんのひみつ
このおまわりさん、困って泣いちゃうのですよね、子猫ちゃんと一緒に。
私も役立たずだなあと思ったことがあります。
童謡の背景を知ると子猫ちゃんのその後は安心だが、おまわりさんには心配がつきまとう。
銅像(?)もいろんな物語が推測できてシュールな世界だ。


「犬部!」には考えさせられ、「アジワン」も大好きなので、
著者片野さんの犬好き魂がとても薬になりました。
今頃ダルマちゃんはハチ公やツンを見守るように座布団に座っているような気がします。

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チャックの1話が見たいから

AERA English (アエラ・イングリッシュ) 2011年 04月号 [雑誌]
「AERA English (アエラ・イングリッシュ) 2011年 04月号 [雑誌]」
 [雑誌]
 出版:朝日新聞出版
 発売日:2011-02-23
 価格:¥ 580
 by ええもん屋.com

特別付録のDVDにつられて、はじめて買いましたよ、AERA English。
「30 ROCK」、「ハイっ、こちらIT課!」、「チャック」、それぞれの1話が入っているとのこと。
もちろん私の狙いは「チャック」。
今見ると、任務なんてなかったチャックがモーガンと遊んでいる姿が懐かしいです。
ゲームのやりすぎで指にテープ巻いてるのが、この前のケイシーと重なってちょっぴり嬉しかったりもしました(笑)。
なにせこれが初の字幕チャック、懐かしさと新鮮さが入り混じってステキな体験でした。
付録にばかり気を取られていますが、最近の英語学習の状況を学ぶために本誌にも気を配りたいと思います。

そうそう、S1のボックス出るのですよね~。

CHUCK / チャック 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス [DVD]
「CHUCK / チャック 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス [DVD]」
 [DVD]
 レーベル:ワーナー・ホーム・ビデオ
 発売日:2011-04-27
 by ええもん屋.com

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2月のまとめ

先月は挫折した本が数冊。
面白くないとかではなく、読みたいの読みすすめなかったのですよ。
また時間をおいてから読んでみたい。


2月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1797ページ

イングランド―ティーハウスをめぐる旅イングランド―ティーハウスをめぐる旅
三段皿のアフタヌーンティーよりもシンプルなものがたくさん。お菓子だけでなく、茶器、インテリア、ガーデン等の写真も目の保養です。
読了日:02月25日 著者:小関 由美
人生相談始めました人生相談始めました
なかなか思うようにはいかないアドバイス、そこから見えた裏の事実、かなり魅力的でした。失敗相談の穴埋めをしているような、保身のような、そんなモーさんもなかなかです。
読了日:02月24日 著者:蒼井 上鷹
真夜中のギャングたち真夜中のギャングたち
いっぱい死んだり血が流れたりしているけれど、やっぱりユアグロー、なんだか軽くて愉快。
読了日:02月18日 著者:バリー ・ユアグロー
洗面器でヤギごはん 世界9万5000km 自転車ひとり旅III洗面器でヤギごはん 世界9万5000km 自転車ひとり旅III
「行かずに死ねるか!」の旅での食にテーマをしぼった本。面白かったけれど、私的には「行かずに~」と同時進行で読みたかった。
読了日:02月16日 著者:石田 ゆうすけ
新・人間コク宝新・人間コク宝
三冊目ともなればそう濃い人はいないだろうと思いきや!吉田豪さんの手にかかればディープな面々がぞろぞろと。吉田さんがどんどん気に入られていく様子などたいへんに興味深いです(ミッキー安川さん、長門裕之さんとか特に)。
読了日:02月12日 著者:吉田 豪
行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅 (幻冬舎文庫)
さりげなくも熱いものが感じられる。この旅に触れた他の本も読みたい。
読了日:02月08日 著者:石田 ゆうすけ
アルバトロスは羽ばたかないアルバトロスは羽ばたかない
違和感の正体はコレだったのか!一つ一つの小事件の中心には太いコレがずっと流れていたのだと思うと深みが増します。決して小事件を枝葉にはしていないからこその厚みだと感じました。
読了日:02月03日 著者:七河 迦南

読書メーター

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1月の読書

2010年、村崎百郎さん死去のニュースはショックだった。
すべてを追いかけて読む読者ではなかったけれど、村崎さんの言うことなら(いろんな意味で)信用できるようなところがあった。
それなのにもういないとは。
寂しい悲しいではなくとにかくショックだ。
合わせて、この本が図書館に入ってるのもいやだ。
他の本は今まで一冊もなかったのに、これだけあるのだもの。
誰がどんな経緯で置くことにしたのか聞いてみたいものだけれど、そんなことするエネルギーは私にはない。
京極夏彦さんがご自身も「シベリア出身」と言っていたというのは何だか不思議に愉快な気持ちになる。
村崎百郎の本
「村崎百郎の本」
 [単行本]
 出版:アスペクト
 発売日:2010-11-25
 価格:¥ 1,680
 by ええもん屋.com



1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2299ページ

埋葬 (想像力の文学)埋葬 (想像力の文学)
おそらくの事実は早々に想像つくが、そんなものは関係なく、この引きずり込まれる感覚は読まないとわからないと思う。不穏な告白文学、ぴったりな表現だ。
読了日:01月28日 著者:横田 創
カキフライが無いなら来なかったカキフライが無いなら来なかった
自由律俳句は私にはちょっとなじめないかな。合間の文章の方が好きだった。
読了日:01月24日 著者:せきしろ,又吉 直樹
目からウロコの洋画タイトル珍百科 (SCREEN新書)目からウロコの洋画タイトル珍百科 (SCREEN新書)
読了日:01月24日 著者:芝原 幸三
村崎百郎の本村崎百郎の本
村崎さんの言葉で忘れられないものがある。本当に出会えてよかったと思える。ご本人は意図してはいないだろうがおかげでどれだけ楽になったことか。改めてご冥福をお祈りします。
読了日:01月20日 著者:
刑事のはらわた (100周年書き下ろし)刑事のはらわた (100周年書き下ろし)
「刑事の墓場」の続編か?と勘違い(笑)。ずっと続いていた手順のきっちりさとラストのアレなところの不整合さが、八神そのものといった感じ。はらわた、そうか。
読了日:01月15日 著者:首藤 瓜於
タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)タンゴステップ〈下〉 (創元推理文庫)
「過去に追いつかれたのです」かつてのパートナーの死の真相を表すのになんとぴったりなのだ。病を克服したステファンだからの言葉なのかもしれない。
読了日:01月12日 著者:ヘニング マンケル
タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)タンゴステップ〈上〉 (創元推理文庫)
読了日:01月09日 著者:ヘニング マンケル
プリーズ、ジーヴス 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)プリーズ、ジーヴス 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)
まんがになっているとは最近まで知らなかった。私のイメージのバーティーはもう少しだけきりっとしてるのだけど(笑)。
読了日:01月01日 著者:勝田 文

読書メーター

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「埋葬」 横田創

埋葬 (想像力の文学)
「埋葬 (想像力の文学)」
 [単行本]
 著者:横田 創
 出版:早川書房
 発売日:2010-11-25
 価格:¥ 1,890
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なんでしょうか、この本は(笑)。
見返しの説明そのままですよ。
世界が塗り替えられ、不穏な≪告白≫文学と。
不穏な空気に終始包まれ、居心地悪いのに居続けたい、そんな本ですよ。
つまり、かなり私好みなわけですよ。
どれが誰だとか、それはネタばれだとか、何を書いてもよくない気がする。
でも逆にそんなこと知ったってこの何重にもある視点の中ではどうでもいいと思う。
再読したら、思い返したら、また違ったことが見えるかもしれない。
一見ピントが外れたような、話し出したら(書き出したら?)止まらない、混乱したように詰め込まれる言葉に、人間の頭の中や本当のふだんの話を突き付けられたような気がする。
主人公といえる彼ら以外もかなり興味深い(当然だけれども)。
特にびんちゃん。
彼女の整形手術への考え方、
目や鼻のかたちが同じなことより同じであることに、きっとわたしは気づくでしょう?
これは個人的にずしんときました。
そんな、すべてに気が抜けなくて、どこかに引きずり込まれるような、そんな読書でした。

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