旦那と離婚したい女が警察に旦那の過去の「殺人の証拠」として8ミリフィルムを持ち込む。
若い女性に銃を向けている映像が映っていた。
そのフィルムが1979年に撮影されたものであることからその年のファイルを探すと、ゴミ箱から脳しょうのついた衣類とバラの花びらが発見された事件が浮かび上がる。
79年当時、性同一性障害というものは世間的に度の程度認知されていたのだろうか。
ダニエラの家出はこのことが原因だろうし、今よりもさらに生きにくかったことは確かだろう。
ダニエラとクリスの出会いは最悪だったけれど、お互いそれが運命の人だったなんて。
クリスもダニエラの素性を知った上で交際していたのだから、真剣さがうかがえる。
が、それも普段から頭の上がらない父親が介入してきたことで壊れてしまう。
巡り会った運命の人が男性だっただけ、そう告白して欲しかったんだろうねダニエラは。
でもクリスは父親の言いなり。
二人の関係を信じていただけにダニエラのショックは大きく、思い直したクリスが駆けつけたときは時すでに遅し…
これを通報すると、ダニエラなんて女性は存在していない、彼女が身元不明の男性として検死されてしまう。
彼がダニエラの死体をこっそりと埋葬したのには、女性でありたかったダニエラを尊重したのだろう。父親の前で正直になれなかったことへの償いもこめて。
男性と付き合っていたことが発覚することへの世間体を考えてではなさそう。未だ独身みたいだもの。
世間体考えていたらとりあえず、自分の性的嗜好を考え直すとか、元に戻すとかの勝手な理由を自分で見つけて結婚していると思うな。
ダニエラのお母さんには早く知らせてあげないといけないよな。
さんざん嘘をつきまくったクリスを最後は勇気付ける形で事件解決に導いたリリーは凛々しかった。
あ、ダジャレになってる(笑)
事件と直接関係ないがプロムのシーンでビレッジピープルの曲がかかっていたのはわざとだろうか。
クリスと昔つるんでいた離婚されそうな旦那、あれ、悪い病気でしかない。
街で女の人を拾うのがられ止められないんだ。
最後にクリスに一言。
彼女を尊重していたのならコサージュとドレスは遺体と一緒にしてやれよ!
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