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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   
カテゴリー「コールドケース」の記事一覧

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コールドケース2−4「ボス」

閉鎖された刑務所の敷地から囚人服を着た男の遺体が発見される。
囚人番号からハンク・デンプシーと見られる。
ハンクは脱獄の常習者。恋人に会いたい一心で。
刑務所に行く元になったブーツ泥棒も恋人ボビーのため。
そのため元は2年だった刑期が延びてしまう。
そしてとうとう本当に刑務所から姿を消した。
所長と看守の報告では死亡して火葬されたことになっているが、
当時の看守が死体はなかったことを告白。
ハンクの脱走で自分が処分されることを恐れた所長は、
追跡することよりも手っ取り早い保身を選んだ。
では、やはり敷地内で発見された白骨化した死体はハンクなのか?
が、ハンクは所長から虐待を受けていたのに死体にはその形跡がない。
では死体は誰?そしてハンクはどこに?

脚本がグローブスの人。刑務所ものなら任しとけって感じかな(笑)
殺人事件に時効はないけれど、
事件が起こってから起訴されるまでには時間の区切りがあるのだろうか。
もののはずみとはいえ、ハンクは脱獄を手伝ってくれた親友を殺してしまった。
そこで服を取替えて死体をハンクに、自分はライルとしてボビーと結婚。
未だ仲睦まじい二人を見ると許してあげたくなるけど…犯罪は犯罪。
本当に罪に問われないのだろうか。
脱獄を手伝ったものの、ハンクの彼女が欲しくなった親友は
刑務所内での友情の出発点が男気があっただけにその情けなさが残念。
ハンクとボビーはお咎めなし(?)で、
囚人に対して虐待を繰り返していた所長は御用に。
これならハンクと同房だった男も刑務所の移動をしなくてもよかったね。

ボビーのところへ真実を聞きに言ったリリーの告白からすると、
一番愛していた人はカイトではなかったのね。そりゃそうだな。

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コールドケース2−3「ダニエラ」

旦那と離婚したい女が警察に旦那の過去の「殺人の証拠」として8ミリフィルムを持ち込む。
若い女性に銃を向けている映像が映っていた。
そのフィルムが1979年に撮影されたものであることからその年のファイルを探すと、ゴミ箱から脳しょうのついた衣類とバラの花びらが発見された事件が浮かび上がる。

79年当時、性同一性障害というものは世間的に度の程度認知されていたのだろうか。
ダニエラの家出はこのことが原因だろうし、今よりもさらに生きにくかったことは確かだろう。
ダニエラとクリスの出会いは最悪だったけれど、お互いそれが運命の人だったなんて。
クリスもダニエラの素性を知った上で交際していたのだから、真剣さがうかがえる。
が、それも普段から頭の上がらない父親が介入してきたことで壊れてしまう。
巡り会った運命の人が男性だっただけ、そう告白して欲しかったんだろうねダニエラは。
でもクリスは父親の言いなり。
二人の関係を信じていただけにダニエラのショックは大きく、思い直したクリスが駆けつけたときは時すでに遅し…
これを通報すると、ダニエラなんて女性は存在していない、彼女が身元不明の男性として検死されてしまう。
彼がダニエラの死体をこっそりと埋葬したのには、女性でありたかったダニエラを尊重したのだろう。父親の前で正直になれなかったことへの償いもこめて。
男性と付き合っていたことが発覚することへの世間体を考えてではなさそう。未だ独身みたいだもの。
世間体考えていたらとりあえず、自分の性的嗜好を考え直すとか、元に戻すとかの勝手な理由を自分で見つけて結婚していると思うな。
ダニエラのお母さんには早く知らせてあげないといけないよな。
さんざん嘘をつきまくったクリスを最後は勇気付ける形で事件解決に導いたリリーは凛々しかった。
あ、ダジャレになってる(笑)

事件と直接関係ないがプロムのシーンでビレッジピープルの曲がかかっていたのはわざとだろうか。
クリスと昔つるんでいた離婚されそうな旦那、あれ、悪い病気でしかない。
街で女の人を拾うのがられ止められないんだ。

最後にクリスに一言。
彼女を尊重していたのならコサージュとドレスは遺体と一緒にしてやれよ!

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コールドケース2−2「軍需工場」

リリーの友人の記者デイナの大叔母アリス・ミラー。
60年前、第二次大戦中勤めていた飛行機工場で転落死。
事故として片付けられたが、デイナが不振な事に思い当たり捜査を願う。
アリスの手紙と日記を元にたどっていくと…

家庭の中にいることしか知らなかった主婦が、旦那の出兵をきっかけに働きに出、
そこで新しい自分を発見してしまう。
喜ばしいことなのにそれが悲劇に。
戦争からもどってきた旦那はまたアリスが家にいてくれることを望む。
でもアリスは外に出て働くこと、役に立つこと、
仲間と呼べる人のいることの喜びを捨てることはできなくなっていた。
アリスの死の真相は家に帰るよう説得に行った旦那と不安定な手すりのそばでもみあったための転落。
殺意はなかっただろうが犯人は旦那。

凶悪な犯人が存在しないのも厳しい。
悪人がいれば「あの悪いヤツが」と転嫁できるけれど。
旦那も当時は名乗り出ることができなかったが、これを機会に見つけて欲しかったのは確かだろう。
今さら感もあるけれど、あのままでは死んでも死に切れないだろうし。

部品の横流しをしていた工場長もアリスの頼みを聞いてあげたり、
突き落とし現場を目撃しても過剰な脅迫はしていないみたいだし。
工場長の秘書でお向かいのドッティもただアリスの旦那が好きだった、それだけ。
アリスの死後も旦那がドッティになびかなかったのは罪の意識もあるのかも。
アリスが大切だった、これを超えるものはないでしょうが。
犯罪者は存在しない(横流しは犯罪ですね)。

解決させたリリーを見上げるアリスの表情、死者なのに輝いていた。
年月がたっていようとも、どんな結末を迎えようと、真相は大事。
それをどうするかは別のことなのかな。

60年にもわたる片思いの結末と、
60年を経ての再会を機に、より元気なダンスホール仲間。
とても対照的なお年寄り組だった。
ダンスに誘われたボスの方が…弱ってますね。

先週とは異なり元の仲良しチームに戻ってました。
そしてヴェラもいじられ役に落ち着いているのでした。

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コールドケース2−1「バッドランズ」

待ってたんですよ、かなり。
S1に妙にはまり、本気で怒ったり安堵したりしていた。
今シーズンもそうなりそう。

今回の事件は比較的新しい。コールドケースというより裁判のための事件の洗い直し。
リリーから引き継いだヴェラの失態だったのか、
被害者夫婦と親しかったジェフリーズの八つ当たりだったのか。
どちらにしてもあのチームで声を荒げるようなことがあるとは意外。

食堂の夫婦とそこで働いていた少年の他殺死体。
奥さんは人助けに懸命。それを逆恨みされての皆殺しかと思われた。
この事件を境に二人の人間の人生が逆転。
殺されたデレクと親友だった少年は1年足らずで街を仕切るギャングに。
ヤク中だったデレクのお兄さんは更生して軍隊にいる。
更生したのには理由があった。自身が3人を殺した犯人。
元は薬の金欲しさ。見咎められて発砲。よくある話といえばそうだけれど。
たった一人の家族である弟が自分よりも店の夫妻を選んだことが許せなかった。
許せないというより寂しかったのかも。
デレクと親友だった少年はイキガッテいたものの、
元が悪い子じゃないからジェフリーズの話に心を開いてくれた様子。
途中、声が変わったものね。
3人が殺されたショックから、正しいよりも強く生きることを選んでしまった。
間違いだと気付かせてくれたのはジェフリーズ。
ジェフリーズなら彼の「フットボールのコーチ」になってあげられる。

「コールドケース」だな、と感じられるお話。
やっぱり食い付いて見てしまう。一段と冷静ではいられないドラマ。
次々に背景を勝手にふくらませて想像してしまうのですよ。
深読みだったり、間違いだったりもしてますが。

カイト、まだ出るんだ。
お互いに(表面上は)わだかまりがないようだけれど。
リリー、別れて正解だよ。
だって彼、急に老け込んじゃったもの。額が伸びて、目が下がって小さくなってる。
カイトは二枚目のキャラのはず。あれでいいのか?
リリーとの別れが辛くて老け込んじゃったのかな。

今シーズンから番組終わりに使われた曲の紹介をしてくれるみたい。
全部じゃないけれど。
WOWOWのHPでは曲目リストがありました。
選曲も魅力の一つなのでうれしい企画。

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