海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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突然知らされた異母兄弟と父親の遺産を分けるなんてとんでもない!と、欲張り双子姉妹の姉さんが、医者を利用して取り分確保に懸命となる、そういう身も蓋もない事件でした。
目撃証言に合致する女性発見→でも昏睡状態→彼女には双子の妹が!→でも二卵性で髪も眼も違う色…と、それか!と思うと否定材料が出てきてひっくり返り、油断ならないエピソードでした。
殺された二人がたまたま遺伝性の目の病気だったことから兄弟だとわかったのも、精子バンクの兄弟かと思ったら、お父様がお盛んな方だったというオチまで。
最後は、ホームズたちのひっかけ小芝居で三人めの相続者をでっちあげ、消しにやって来たところを捕獲と、きれいにまとまりました。
ホームズとワトソンの関係も、友だちにならなくても信頼し合わないと!と少しずつ変化していきそうですね。
最初の期限6週間をすぎる頃、何をきっかけにコンビ継続となるのでしょうか。
特に書くこともなく見ていくつもりでしたが、今回のキーとなった被害者たちの病気「角膜ジストロフィー」に反応してしまいました。
何故なら、亡き愛犬まさくんもこの病気だったのですよ。
左目が濁り出して、10歳で白内障は早いような気がして病院へ行ったらそういう病気だと告げられました。
痛くもないらしいし、片目は健在だったので治療方法を考えているうちに血管肉腫が見つかり、目の病気はそのまま放置してしまいました。
なので、命に係わる血管肉腫は調べたものの、角膜ジストロフィーの方は特に調べたりしませんでした(それどころじゃなかったですから)。
このエピソードで遺伝性の病気ということを知り、少し調べてみたらかかりやすい犬種としてダックスフント、チワワ、ボストンテリアなどと書かれてますが、まさくんは立派な雑種犬なので何の参考にもなりません、捨て子ちゃんだったし。
ただ、まさくんの親犬や、いたのかどうかもわからない兄弟たちも発病したのかな…と少しだけしんみりしてみました。
でも、しんみりするだけではありません。
とりあえずのヒアルロン酸の目薬をする時(代謝がよくなって改善することもあるらしい。そのくらいは聞いた)、けっこうおとなしくされるがままでラクチンだったのも思い出しました。
その後、「ワンコの点眼は後ろから」とうのを聞いてびっくりもしました。
うち、いつも向かい合ってましたから。
ある時など、どうしても眠いらしく起きてくれないので横になって閉じている目をこじ開けて点眼しました。
それでもされるがまま、なんておとなしくてかわいらしくてお利口さんなのでしょう(←かなりバカ)。
そんなことも思い出して、荒んだ心もちょっとにっこりできました。
前回、ゲイカップルとナニーがキャロルのフォロワーだったというどっきりで終わりました。
今回も、パーカー捜査官の行動が謎です。
彼女、カルト教団絡みの事件を専門に捜査しているそうで、前回主導権をもっていた捜査官は、ハーディがキャロルの指を折る状況を招いたとして外されたため、彼女が呼ばれたみたいですね。
そのパーカー捜査官、キャロルにポー全集を渡した真意は何でしょう?
要求されたものを届けただけ、カルト専門捜査官としての挑戦、ハーディがキライだからキャロルに告げ口、実はフォロワー、いろいろ考えられますが、捜査官としての挑戦だと思いたいです。
だってボルジアさんが悪の仲間であって欲しくないですから。
偽ゲイカップルのジェイコブとポール、ナニーのエマの三人の関係も、なかなかでした。
キャロルを信奉しているのは一緒だけれど、お互いへの感情は複雑。
ジェイコブはエマと付き合っているようですが、恐ろしくはないのでしょうかね。
彼女が実のお母さん殺している現場にいたのに。
そこまで信奉者として同化しているということでしょうか。
ジェイコブもキャロルから、エマと同じようなこと言われてるんだろうな。
欲しているものが同じだから二人は出会った(出会わされた)のだろうし。
「あいつは何考えているかわからない」というポールの方に頷いてしまいます。
っていうか、捜査過程で落とすならポール?(笑)
妻と離婚して息子マーカスの親権について協議中のティム。
マーカスや元妻の心証をよくしようと家電販売員の仕事を止めて公務員に転職。
しかし、公務とはMI5職員!
仕事の口外を禁じられているのでマーカスにも褒めてもらえず、そんなジレンマの中で親権の審問会が開かれたのが最終話。
販売員仲間のクリスが弁護士だったなんて!
彼の腕のおかげで審理無効で半年後の再審理となりました。
またマーカスと一緒に暮らせるし、クリスもなにやら自分の道に戻りそうでハッピーエンドなのかしら?
クリスがちゃんとしちゃうのはいやなので、質の悪い販売員はそのままで裏で弁護士くらいにしてほしい。
ティムの人はコメディ向きだと思い見たかったこのドラマ。
私的には見て正解。
元妻の彼氏(マーカスの学校の校長)、MI5の審査官、家族セラピーのポーラ等々、
どうかしすぎている人たちがたんまりで、実に愉快。
MI5の個人識別装置もどうかしていて、S2はどんなバリエーションで来るのか楽しみ。
S1で一番お気に入りだったのは、第1話の職安の人。
ティム「コンピュータ使えます」
職安「じゃあ、自分で検索してみます?(と画面を向ける仕草)」
ティム「(じゃあとばかりに手を伸ばす)」
職安「私以外の人が触っていけないのです!(と怒る)」
職安「F1は?世界中に行けますよ」
ティム「息子がいるのでだめです」
職安「ペントハウスでWEB担当募集してますよ!」
ティム「やります」
職安「息子がいるのにっ?(怒)」
全部自分が振っておいて食いついたティムに怒るという。
オネエ言葉なのもいい雰囲気でした。
公務員だとすすめたのがMI5とか、全部承知だったのではないかという気もする。
ティムが就職しちゃったからもう出番がないのはとても残念。
とうわけでS2放送前のおさらい放送に間に合ってよかった!
次からは1話ずつ楽しめそうです。
ただ、やっぱりコメディで字幕はキツイですね(苦笑)。