離婚専門弁護士が自宅プールで溺死。引きずられた形跡があるうえに体内からは一般には入手困難な薬品が検出されたため、特捜班は殺人で捜査を進める。クライアントだったものの、訴えを取り下げた眼科医が容疑者として浮かぶが事件当時のアリバイを主張、自供が得られないまま裁判に臨む。そこへいくら探しても見つからなかったアリバイ証人が登場し、検察側が圧倒的に不利。が、殺された弁護士の夫人に公開してもらった差し押さえられた眼科医夫妻の資産を訪ねると大量の大麻栽培の館。ようやく事件の筋書きがつながったブレンダは逮捕されていない眼科医夫人への追及を始める。
妙に自信たっぷりな眼科医だと思えばそれもそのはず、自分は実行犯でないもの。
奥さんに殺させ証拠は自分へ向けさせる、しかし自分には鉄壁のアリバイがあるので無罪、との筋書きだった。
年2回しか来航しない船を背景にいれるとか手の込んだアリバイも、愛人を同行させたことで奥さんの忍耐もそれまで。
離婚をとりやめたのは和解ではなく、大麻栽培を除いたら資産なんて微々たるもの、離婚してもたいした慰謝料なんてもらえないからだものね。
法廷で「計画は旦那、実行は自分」と証言し、特捜班の面目もなんとか保てたのでした。
出番はほとんどなかったくせにポープの満足そうな顔ときたら(笑)。
ラストは初めてではないかと思われる特捜班の「祝勝会」。
ブレンダはチームを、チームはみんなを誇りに想うと改めて心に刻める場でありました。
ガブリエルがダニエルズの肩に手を回しても、みんな気にしないようなので認めてあげたのかな?それとも単に気付かなかっただけか?(笑)
フリンも断酒会の恩恵にさずかっている人というのも初耳。
もう一人の断酒会の人は…ブレンダが保険契約の見直し過程でフリッツの二度の飲酒運転事故歴が発覚。
問い詰めれば「依存症、二度目の時その足で上司に告白し即刻更生プログラム、今は飲んでない」とのこと。
ああ、これで時間に融通の利きすぎる窓際捜査官である理由がわかったような気がする。
更生を認めてクビにはされなかったけれどそれなりの仕事しか回してもらえないのだな、と。
いや、罰というわけではなくプレッシャーの強い仕事を与えてまた逆戻りしないようという配慮かな?と。
そういう信頼できる上司がいるからフリッツもブレンダに対して優しくできたのですね。
「振り回されて我慢してないとでも?ぐっと飲み込めるのは自分の方が最低だからだ!」というのは泣かせるセリフ。
あんなに声を荒げるフリッツは初めて見た。
そして興奮しているせいか顔が違って見えたのだが気のせいだろうか(笑)。
ブレンダも生活を反省し、仲直りできたようなので、めでたしめでたし。
前妻との離婚は飲酒が原因ではないらしいので他には問題がないことを祈る。
こんな公私共に緊迫した前後編だったのに最終回ではない(笑)。
本当の最終回は時間も長い。うっかり録画失敗するところだった。