海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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珍しく見届けた日本ドラマ、「実験刑事トトリ」のDVD & Blue-ray のBOXが発売になったのですね。
見届けたといっても全5話なのですけども。
著名な動物学者トトリが警視庁の中途採用試験に応募し見事に合格、43歳の新人刑事として28歳の先輩刑事安永と共に得意の実験を駆使して完全犯罪に挑む、そんなドラマです。
ある脳科学者の方っ!モンタルバーノではなく、このドラマこそコロンボ風の倒叙ミステリです!
シリアスではなくてコメディタッチで、会話の楽しさはもちろん、実験に没頭するトトリはまるっきりの変人で、実験の真意に置いてけぼりの安永の不安定さがとっても愉快でした。
二人の上司もすっとぼけているのですが、安永を操縦する技は実に見事です。
いい加減な対処が安永にはわからない、ここはもう様式美とさえいえると思います。
シリアスものの三上さんは私にはヘビーだったのですが、トトリはすっごくツボでもっと見たいですよ。
最終話に出てきた学者時代の教え子羊田くんと安永による、トトリの取り合いもいい感じだったので続編をかなり期待しているのですけれど。
続きがあるかどうかは、このBOXの売れ行き次第!なんて、ジーヴスみたいなことないでしょうね?
ジーヴスのDVD、vol.2の発売は決まっているけれど、vol.3以降はvol.1の売れ行きにかかっているらしいのです。
この前は「続きは保留」なんて書いたけれど、見ます!買います!
なのでまだジーヴスをご存じない方も、一度ご覧になることをおすすめします。
私と喜ぶポイントを共有していただける方なら、絶対に楽しめますっ!
発売中の「映画秘宝 6月号」。
映画「藁の盾」が公開される、原作者の木内一裕さんへのインタビューが掲載されています。
「藁の盾」は刊行された時に読んだので細かなことは忘れてしまってますが、犯人を移送する刑事の一人を女性にしたことでどうなっているのかしら?と興味ありますね。
犯人が藤原竜也さんというのもちょっと意外だったので、同じくここも気になりどころ。
ただ、懸賞金欲しさの不特定多数と犯人を守る護送する人たちという図式が、「S.W.A.T.」と似ているという話には…。
木内さんは「S.W.A.T.」のことを「酷い!、甘い!」と。
…監督、クラーク・ジョンソンなんだよね…(涙)。
「藁の盾」、読み返した方がいいかしら?
これもショックでしたけど、もっと驚いたことが。
木内さんの小説2作目「水の中の犬」は、著者ご本人が監督した映画「鉄と鉛」の小説版であるということを初めて知った。
そうだったのか、こんなに惹かれてしまった矢能を映像でも見たい!と思ってましたけど、映像が先でしたか…。
しかも1998年とか、そんな以前にとは。
DVDになっていないらしく、なかなか見られなさそうなのがまたツライ(笑)。
「藁の盾」効果でDVDになることを祈りましょうか。