海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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「フォイル」や「ポアロ」を作った人の、現代モノということで視聴。
目の付け所は鋭いものの、組織内空気の読めなさで厄介者扱いされている警察官アラッシュと、不正捜査局勤務で潜入捜査係(笑)のステファン、このふたりが別々の捜査のはずが同じ人物を追うこととなり…という導入。
そしてアラッシュの妹をステファンが気に入り、仲良しなのか遠ざけたいのかわからないふたりの関係もスタートです。
叱られても叱られても、組織としては問題行動をとるラッシュ。
「お前と知り合ってからろくなことがない」と言いますが、ステファンの言葉にのってしまうのはあなたですから、と言いたいです。
ステファンもステファンで、刑事のラッシュの尻馬に乗ってますからね。
というか、そのためにラッシュをそそのかしてるとも言えないこともないです。
問題行動とは思っていないのは確かに問題です。
ここがラッシュの欠点でしょうか。
ふたりとも一度はクビになりますが、結果オーライで元に戻れました。
でも繰り返すんだよね。
で、警部補がラッシュに「クビにならない理由を考えてみようか」と言ったじゃないですか。
コレ、「そんなもんあったら言ってみろ」的な意味合いだと思っていたら、あるじゃないですか、そういう理由が。
「The Wire」で、へまをしたプレッツさんにダニエルズが「外の捜査に出るな、火事でも出さん!」と言った、ああいったのを期待していたのですがね(笑)。
6~7話でのターゲットが、狙ってた高級アパートの持ち主で、仕返しのための監視目的で入居権をゲットしたのは、今後も続けていくと見ていいのですかね。
ラッシュとステファンの、噛み合ってない感じの友情(ステファンだけにっこりしていて、ラッシュは半分口開いてるみたいな)はおかしいので見られるのなら見ますよ。
デヴィッド・スーシェさんがポワロの「もの言えぬ証人」は、ボブがとってもかわいく芸達者で、ポワロさんやヘイスティングスとのやりとりも楽しかったので期待してました(笑)。
ですが…ボブの出番が少なすぎっ!っていうか、ボブじゃなくてマックスだしっ!
名前はいいですが、マックスの証人ぶりが「頭に血がついてる、被害者と一緒にいたんだ」ってそれだけですか…。
霊媒師に犯人だと名指しされて驚く表情とか、ボブのような役者ワンコがフランスにはいなかったということでしょうか。
「頭に血がついてる」は、「REX」のチビちゃんエピソード(小さな証人)を思い出しましたよ。
お利口レックスがいれば、「マックスの頭を見て!」と早く伝わったのに。
この場合、伝わったからといってたいして進展なかっただろうけど(笑)。
というわけで、この「謎解きゲーム」は、ドラマ見たり本読んだりしている人向けなのかな?と思えてきました。
ポワロさんとヘイスティングスのほのぼの感とは違ったコメディ色も覚悟が必要なのかな?
そんな大袈裟なことでもないけど。
年明けから週一で放送のようなので見続けようかなと思います。