順調なウソと、露見しつつあるウソ、どっちがいいかね…。
一見順調なマクノルティも「あいつに頼めば何とかなる、何か企んでいるに決まってるし」と脅迫めいた悪用に使う輩が出現。
マルロ逮捕を最終目標にしているために、今は甘んじて受け入れるしかないマクノルティ、でっち上げを始めたころとは別の意味でいっぱいいっぱいだ。
FBIのプロファイリングに合致する人物を探すために時間を割くキーマ、家庭の危機に直面しているビーディに、今ボルチモアの重大関心ごとがでっち上げであることを告白。
二人ともシャッター下ろしましたね(まだわからんけど)。
でも「もう少し」だから止めるわけにはいかない。
今回見ていて思ったのだけれど、マクノルティのでっち上げは例え上層部や市長の知るところとなっても隠蔽される可能性高いですよね。
カルケティの知事選出馬にはそういう意味もあったのかな?と。
もう一方のスコットはもうダメですね。
帰還兵のホームレスが記事のでたらめさに苦情を申し立てるし、市長の集会でもまたもや匿名女性ホームレスの談話を引用。
ガスさんの確信はルイス刑事のそれだった(しつこいね、私)。
個人攻撃ではない、新聞社の方針に訴えかけた態度には惚れ直す。
私、取材した帰還兵の記事はスコットが心を入れ替え始めたのだとばかり思ってたけれど、これも捏造だったのか。
ある意味才能。記者でなければ成功するんじゃないの?
あえて最初に書けないくらいにショックなオマーの最期。
足を引きずりながら歩いているだけで、みんなが蜘蛛の子を散らすように逃げていくのに、あんなチビスケに頭を撃ち抜かれるとは。
ブッチーの仇討はどうなるのさっ!
オマーのこと、かなり好きだった。
決して一般人には手を出さない、悪行で潤ってる相手からしか盗らないポリシーも、おばあちゃんを心配させないため&絶対に来ない場所だからと空港で働いているという気遣い、変な言葉だけどあの世界の良心だったと思う。
寸劇強盗、好きだったなあ…。
ポケットに入っていたマルロ組のリストがチーズとモンクの役割を裏付ける手がかりになっていたみたいなのはお手柄と言ってあげたい。
ラスト、遺体安置所で間違えられていた名札がちゃんとオマーの元へと戻されたのは、マクノルティがウソで勝ち取った予算のおかげだと思って見送ってあげたいと思います(泣)。
ちゃんとした記者のちゃんとした取材がバブルスにつくようです。
バブルスにはそういう他所からの目が必要だった気がする。
お久しぶりのプートは靴屋の店員。
すっかり落ち着いて職探し中のドゥーキーに、年齢さえクリアしてれば応援するような言葉が出て頼もしい。
ボーディがただ殺されただけではなかったことにうっすら涙。
シドナーは時計の暗号の意味を解いた(プレッツさんの登場を期待したけど・笑)、クリスの指紋が出た(これも予算のおかげ)、と話が大きく動かないわけがありませんね。
良くも悪くも決着が近づいてきているのだな…。
それにしても、
FBIのプロファイリング、かなり正確だよね(笑)。
余談。
Dennis Lehane。
レヘイン、ルヘインに続く第三の読み方「リーヘン」登場(スパドラのエピガイ欄)。
気付いてなかったけれど、前からだわ。
別人かと思って調べたけど、どうやら同一人物(笑)。