WOWOWの「女刑事」がコントのイメージが強いので(間違ってます?・笑)#1を見ただけではシリアス路線と思われた「時空刑事」。
しかし違いました。あちこちに散りばめられたライトなテイストがたまりません。
ジューンの病室で釈放についての行き違った心を対決させるところもよかったです。
警察手帳見せれば病室で闘ってもいいのだな、と。サム、ブルース・リー入ってましたよね?
かといってコメディではなく2006年の常識により証拠不十分で釈放した結果のジューンの大ケガに苦悩するサム、2006年では間違っているが正義感故のでっちあげ捜査をするハント警部、といった心情を表す間がステキですわ。
警察捜査の時代による差ってすごい。この間に科学捜査が格段に進歩したということなのですね。
鑑識がなかなか来ないってのも残されたものから犯人に行き着くよりもとにかく捕まえることが大事ということなのか。
クリスが素手で指紋が残された雨樋持ってるのもご愛嬌。だってモーザー(「REX」)なんか1995年で警部なのに捜査は基本素手だもの、クリスの気が回らなくても仕方ない。
救急車に乗せられるジューンに救急隊員が何も処置しない、証人の補聴器がハウリングしてしまう、も時代を感じさせるアイテムなのでしょうね。
一番強烈なのは特殊なガラスなしでの面通しだ。
「第一容疑者」でもそんなシーンを見た。
この時はわざわざ証人が「もっと近くで見たい」と言って同じ部屋に自ら入ったのでイギリスはそうなのかな?と一瞬よぎった(笑)。
方針は違うものの病室での闘い以降、お互いを理解したいという気持ちが芽生えたかに見えるサムとハント警部がこれから楽しみ。
そして時々サムに聞こえる2006年の自分の容態、これも気掛かり。
この不思議な状態をサムはいつハント警部に打ち明けるのかな?