Super!dramaTVのエピソードガイドが凄いんですけど。
投げやりなのか喪失感に襲われているのか、判断しかねるな。
市長殺し&口封じの囚人殺し&所長レオ殺しに知事の秘書が加担していたことがわかり「あとはアンタのクビだ!」と知事に詰め寄るマクマナス。新所長の候補だったらしいけどこれでお流れ。最後まで悪人デブリン知事だったけれど、どうしても憎めないのはダンバースなんだから悪い人じゃない!というのと、マクマナスが対立してるってのもあるな、と最終回にして悟りました。
で新所長は誰かというと、あのクアーンズ。他の刑務所で業績上げたらしいし、エムシティでのことは内々で済ませたから戻ってこられたんだろうね。
OZはやはりビーチャーの物語でした。酒で道を踏み外した弁護士が極悪人と出会い復讐の鬼と化し、その途中で愛情を交わせる相手に出会い、惑わされ、最後には一生忘れることのできない想いを植えつけられてしまった…
本当にケラーは表情の読めない人で最後まで真意がわからなかった。目玉を増やしたシリンガーも騙されたわけだし。
ビーチャーのいない刑務所生活に絶えられなかったという告白も、直後の展開を予想していたから出た言葉のように思える。愛情表現の仕方がここまで自分の方向からしか見ていないというのもある意味美しいかも。最期を迎えるというのにあの満足げな表情、ビーチャーは忘れられないと同時に愛していたことを確認してしまいました。
ミゲルがトルケマーダの手に落ちてしまったのはマクマナスのせいだと確信!あの仮釈放審査がなければ希望があったのに。更にここへきてとどめのパンチ。ミゲルは努力してきたのに「おまえが釈放されることはない」と一蹴されたら絶望しか残らない。そこへトルケマーダだもの。あの委員を殴らなかったことからミゲルの心がうかがえるでしょ。TWのボビーがポーリーに復讐しにきた、とも思えるこの二人の設定。でも絶望のミゲルを包んであげてるって気もするな。世話焼きボビーだもの(笑)
OZがあんなことにならなければ、トルケマーダが仕切る日も近かっただろうね。パンカーモからしてクスリもらってるもの。
張り裂けそうな人達の中で少なくともライアンは心の平安を見つけられたみたい。シリルを失うという最大の不幸がきっかけというのは皮肉だが。自分がシリルを追い込んでしまったことからは逃れられない。しかし確執の続いていた父親を許し、ネイサン先生とも気持ちは通じ合えたことで心の再出発はできる。ミーハン神父に感謝しないとね。
さすが最終回で2時間枠。出来事はたくさんある。
ロブソンはHIVポジティブを隠そうとしたけれど、F監房に移ることを機に向き合うことを決意。
ホイットは実のお母さんと素直に接し、クルティエの謎を伝えたら殺される。早く精神障害者用の刑務所に移送しないからだよ。クルティエが消えたのがオカルトOZでないことがわかったのは収穫。この結末忘れてたから。
カークのママはやっぱりカークのママ。
奔放だったハウエルは妊娠したが中絶する気はない。そして今後には希望がない。
ブラスはプロバスケ選手の夢を絶たれたことが最後まで尾を引く。不幸な事件とは無関係だったベイヒューを射殺して逮捕。これもマクマナスが!
アリフは放火事件には関わっていないものの、放火されたことを知りながら口をつぐみ保険金を受け取ったことに罪の意識を感じる。重圧に耐えられなくなり仲間に告白し殴られる。でも、サイードは支持してくれるよ。
他にもいろいろあるが触れきれない。
最後はケラーがアーリア系に送った炭素菌の小包。開けた途端にバタバタと。郵便部だけでなく刑務所自体から全員退避することに。何台ものバスに乗せられ向う先は…
これでおしまい。
しっかり二度見したのは「ホミサイド」に次いで二つ目。目を背けたくなるような残虐描写が多々あったがドラマとして深かった。毎回のヒルのお言葉も味わい深い。何かを心に刻まれてしまうドラマでした。そして真の悪人はマクマナスだったのでは?との想いを強くしたのでした(笑)
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