マギーの家で倒れたネイトは救急車で病院へ運ばれる。
デイヴィッドはキースとアンソニーとテレビを見て寛いでいるところに知らせを受け、ブレンダとクレアにその旨を告げるがルースにだけは連絡がつかない。
とりあえずの検査で脳出血が見つかるが手術をしてみないとわからないという医師の言葉に手術を承諾する。
長い待ち時間でブレンダはネイトとマギーに何があったかを察する。
術後の医師の説明は、脳出血は病気の再発で手術自体は成功したものの、後遺症は回復を含めて目覚めないとわからない、と。
予想に反して早々に目覚めたネイトの状態は右半身に麻痺が残るものの安定していて退院も視野に入れられる。
みんながお見舞いに来るがハイキングに出かけたルースとは依然として連絡がつかない。
ネイトは病院へ運ばれてから夢を見る。
最初はマギーと関係をもった後、倒れなかった自分。
待っていた人はマギーだった、との幸せな意思の疎通のはかれた夢。
次はブレンダに、別れてマギーと一緒にいたいと告白する夢。
目覚めたネイトはブレンダにこの通りのことを告白する。
ブレンダやり直すきっかけにしたいと言っているのを聞きながらも、喧嘩はしたくない、二人は合わなかったのだ、と考えを変える気はない。
状態が落ち着き、クレアがシャワーを浴びに家に帰り、付き添うデイヴィッドはテレビを眺めながらうたた寝をし、夢を見る。
ナサニエルの運転する車でマリファナ放題でくだけた服装のデイヴィッドとネイトが海へ行くというもの。
海を見て興奮したネイトはスーツ姿に戻ったデイヴィッドの制止も聞かずに海へと向かっていった。
ナサニエルに肩を掴まれ目を覚ましたデイヴィッドは心音の停止したネイトを見つける。
ルースは何一つとして状況を知らないままだった。
最初の手術の時、来たバスにネイトは乗らなかった。
今回は海に一人で走って行った瞬間、ああこれがその時なのだな、と思った。
海へ行く夢はデイヴィッドのものだったが、ネイトも一緒に見ていたのではと思ってしまう。
回復するのだと思ったからブレンダへの勝手な宣言にも、きっとマギーともいつかはこうなるのだろうとその身勝手さにも腹が立った。
こんな勝手な物言いをしたままで逝くのはずるい。
視聴直後は予想外のことに呆気にとられて感情がわいてこないという感じだったが、数日経ち、想いを残さないようにという心遣いだったのかなと思えないでもない。
でもやっぱり生と死の境で自分だけ何かを見つけたのだな、との想いが大きい。
ネイトがいなくなってブレンダとマヤちゃんとお腹の子ウィラはどうなるのだろう。
途中で誰かがいなくなってしまうなんて、ましてやそれがネイトだなんて思いもしなかったのでものすごく落ち着かない。
端々に見えていたアンソニーの怯えは、クスリで入退院を繰り返すお母さんの惨状の記憶が原因のようだ。
そうとわかったデイヴィッドとキースに見守られて落ち着くと信じる。
お腹の子について話すブレンダとデイヴィッドはお母さん同士の会話のようで今回の緊張しっぱなしの話の中にありながら、ディアス家の再出発を想像させるシーンと共に印象的。
こんなことになるとは思わなかったから、一人下山中のルースが過去の男たち(ナサニエルを含む・笑)を銃でぶっ放すのは清々しかったがこうなってからだとルースの能天気さが恨めしかったりする(苦笑)。
今日のマヤちゃん 安定したネイトに会いに来てベッドによじ登ってパパとママの深刻な話を背中に絵本を読んでました。
リサの時は小さすぎたけど、パパとの記憶はしっかりあるよね…。