#1「無法地帯」モンタナで保安官だったセスは友人ソルとデッドウッドへ向かう。金が獲れるとの話題で活気づくこの町で雑貨店を始めるつもりだ。伝説のガンマンであるワイルド・ビルの一行、NYの紳士ギャレットも金鉱目当てにデッドウッド入り。一帯に顔の利く酒場の主人アルに掛け合い雑貨店を開いたところ、早々に金を見つけた白人一家がスー族に皆殺しにされたという知らせが届き、セスはワイルド・ビルと共に現場へ向かう。
#2「虐殺」皆殺しと思われた一家は少女が一人だけ生き残っていた。連れ帰った少女に治療を施しながらドクターは惨殺犯から守ろうとする。少女の一家は原住民ではなく、アルの手下に襲われたのだった。アルは手下に少女の口封じの命令する。
#3「仕組まれた商談」アルの酒場の向かいに「ベラ・ユニオン」という酒場が開店。娼婦の値段で協定を結ぼうと持ちかける。NYから来たギャレットは何も出ない金鉱を騙されて買わされたことにようやく気付き、首謀者アルに返金か探偵の介入かの選択を迫る。セスはアルから土地を買い上げ、店を建てて雑貨店を構えることになる。
「ゾディアック」が一段落したのでようやく「デッドウッド」に手を出せます。
あまり情報を仕入れずに見始めたのですがまるっきりのフィクションではなく、デッドウッドの背景やセス、ワイルド・ビルは現実なのですね。
先住民の土地に金脈を見つけて追い出し、夢を求めて大勢が集まり町ができていく、そんなドラマのようだ。
みんなが金を目指しているわけではなく、そういう人々を狙ってやってくるセスやアルのような人もいたわけだ。
何もなかったところに大勢が集まるのだから秩序なんてない。
その時、力を示したものが仕切っている。それが今はアル。
しかし、そう時を違えずに伝説のガンマンと雑貨屋、向かいの酒場と自分を脅かす存在が現れて「彼らは仲間なのでは?」と疑心暗鬼。
みなが言いなりだった町に余所者の風が吹き込むことで穏やかではない。
アルの雇ったスパイは向こうのスパイだし、知らずにベラ・ユニオン開店の片棒を担いでしまった子分はお見通しのアルに正直に告白してスパイになるし、二重スパイが二人いるという厄介さだ。
このまましばらくは牽制しながらの様子見が続くと思われる。
セスは雑貨店だけで満足できるのだろうか。
採掘に来た人に道具を売るというのはある意味野心というか商才なのだろうけれど、保安官の血を隠せないような表情もちらちら見えるような気がする。
ドクターは無法地帯の中での良心か、手が震えてるギャレットの奥さんはどこが悪いのかただの中毒か、ワイルド・ビルは新婚らしいが奥さんいいのか、墓を作り続ける牧師さんの心情は、カラミティ・ジェーンは何故男装か、本当に見つかっちゃった金脈は誰のものか、等々興味は尽きません。
できるだけ間をおかずに見られたらいいな。
そして、ワイルド・ビルのポーカー仲間でセスに伸されちゃったぼんくら男、「ダメージ」でフィスクさんの監視についたお坊ちゃまじゃないですか。見違えました(笑)。
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COMMENT
うふふふ。
カクテキさんもデッドウッド仲間ですね♪
是非是非一気に見てやってください。あのぼんくら男ですが、後半別キャラクターで再登場します。映画の方も、いい作品に続けて出演しているので期待されてるんだなぁ、と。
フィスクの監視役の吹替えは、きりっとし過ぎです。もっとだらだら喋ってるのに。
Re:うふふふ。
新番組増えて、ホミサイドも気になって、のこんな時期に見始めるなんてとも思いましたがこれはホミサイドを後回しにして見るかも(これこそ逃げないですから)。
>あのぼんくら男ですが、後半別キャラクターで再登場
え?役が変わるのですか?
それとも「リ・ジェネシス」でウェスのお兄さんがそうであったように人が変わっちゃうという意味ですか?
余談ですけどちょっとネイト似じゃありません?
無題
最初にその土地を拓いた者に権利があって後から「法」や「政府」がやってくる。
セス・ブロックはやはり「法」の象徴でしょうね。
もう一つ、ドクの施すこの時代の医術が意外にリアルで実は医療ドラマだったりするように感じます。
出てくる人も芸達者なひとばかりですし、とてもゴージャスなドラマですね。お気に入りです。
また感想を読ませていただきます。
Re:無題
町ができあがっていく様子を堪能したいと思います。
主要人物たちの動向がとても気になります。
善とか悪ではなく、人や町がどうなるのかなってそればかりです。
>ドクの施すこの時代の医術
町の良心としてだけでなく医療もみどころなのですね。
娼婦たちがドクターを信頼している様子もなんとなく染み入りました。
知ってる俳優さんはワイルド・ビルの人くらいしかいないのですが実力は揃いなのですね。
見所がたくさんで、これまで見ていたドラマとは別の意味でお腹いっぱいになりそうで楽しみです。