新作だけ見る予定だったフィッツ。
しかしJohn Simmさん登場が迫るのでおさらいもかねて途中からでも見ておくことに。
連続レイプ事件も哀しいが先を知って見る警察内部も哀しすぎる。
彼の表情、彼女の表情、どれもがあそこに通じているのだな、とどんどん切なくなってくる。
こう言っては何だが今回追ってるレイプ犯より警察内部の方が濃く見える。
当事者同士はもちろん、いたわりながらも告発に厳しい態度の警部もね。
もちろん初見の時は先のことなど知らないので犯人フロイドの境遇に十分翻弄されたんだけど。
記憶というのはいい加減なもので、ジュディスの妊娠なんて忘れてた(笑)。
マークがフィッツに「腰抜かさないで」と言っていたが、私にも言って欲しかったくらいだ。
もしペンハリガンがあんな目に遭っていなければ、もし犯人に気付かなければ、もしジュディスが妊娠していなかったら、もし、もし、が渦巻くエピソードだったのを思い出す。
連続レイプ事件の犯人は逮捕したものの、ペンハリガン事件はものすごいクリフハンガーだったのですね。
NHKでの放送は翌週か何かだったのだろうけど、本国放送はこの回が1994年11月21日、次が1995年10月22日、一年近く放って置かれたんだ。それはヒドイ。
以前見たものを見返すと思いもしなかった人にめぐり会える。
世間を騒がせているレイプ犯と同じ手口で2年前に襲われたという被害者がWATのヴィヴィアン(Marianne Jean-Baptiste)。「Secrets & Lies」の前に彼女とも会ってたんだ…。
黒人の訴えなんて耳も貸さない、金を取りはぐった娼婦にしか思われない、という彼女の傷も痛切。
フィッツの息子(Kieran O'Brien)、いたねぇ~と思いながら出演作を見ていたらLife on MarsのS2#7に出ていたらしい。日本放送時の
15話にあたるから、あのボクサーか?全く気付かなかった。
ああ、やっぱりこの再放送は最初から見るべきだった、とちょっぴり後悔。
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COMMENT
無題
そうなんです、あのボクサーがフィッツの息子です。
すっかりオヤジ化してたんで最初はまったく気付きませんでした^^;
ヴィヴィアンさんは過去のつらい経験を聞かれても取り乱したりせず、
冷静さを保って淡々と語るあたり、やっぱりヴィヴィアンだ!と思ってしまいました。
このへんになると事件より警察内部の人間ドラマになってきますよね。
ペンハリガンの件が1年近くほったらかしは視聴者にはつらいですね。
だからこそ次のエピソードがずしりとくるんでしょうけど…。
Re:無題
顔は思い浮かびませんが、その位の年代はボクサーだけでしたよね。
いろんな意味でフィッツの再放送を却下したことが悔やまれます。
今見るからこそ、警察内部のドラマが重くのしかかってきて、初見の時自分は何を思っていたのか、とても気になります。
ビルボロー警部出演回数は少ないのにこれだけ印象に残っているのは、残された影響の大きさのせいだったのだなと今さらながら痛感しました。
わかっていながら見る続きが恐いような、楽しみのような、不思議な感覚です。