2005年、市議会議員候補のデクスター・コリンズが5日後に選挙を控えて射殺体で発見される。
現場にコカインが散乱していたことから、麻薬撲滅をスローガンに掲げながら自身が中毒だったとの汚名を着せられていた。
受刑者が死亡した受刑者から聞いた情報としてデクスター事件の凶器のありかをリリーとスコッティに教え、その場所を調べると証言通りに銃が見つかる。
麻薬取引でもめたのではなく、暗殺されたのはないかと再捜査が始まる。
続き物を見ていたので、2カ月弱ぶりとなったCC。
やっぱり見ないとさみしかったりする(笑)。
上層部と対峙する時には自分が赴くボスの姿もよかったです。
子どもの頃に過ちを犯したものの、それを繰り返さず勉学に打ち込んで弁護士となり、今度は生まれ育った町のためにと市議会議員を目指したデクスターの物語。
元彼女に選挙参謀を頼むのは少しばかりデリカシーに欠けているような気がしないでもないが、信じるもののの揺らがない人でした。
取引もせず、懐柔作戦にも靡かず、脅迫にも正面から対話を挑み話をまとめ(殺されていなかったらわかりませんが)、その高潔さに恐れ入る。
理想だけじゃなくて過ちの経験があればこそなのだろうけれど、やはりそこは生活者の目線とは微妙に違っていたのですね。
何年かけても立て直したいデクスターと、とにかく今をどうにかしてほしい協力者。
悲しいけれど現実でした。
デクスターの幼なじみのビクター(The Wire のクリスだ)が、ギャングとして登場し、選挙スタッフとなり、死後にまたギャングに戻り、解決した今町のためにと踏み出せたこの流れこそがデクスターが望んでいたことなのかもしれない。
ところで、銃を横流ししては盗難届を出していた男事件の検事(?)、だらしないだけの人かと思ったらかなりポイント押さえた人のようで今後の登場に要注意だ。
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COMMENT
こんにちは
印象深かったエピでした。すぐに周りに流されるタイプなので、信念を持って貫こうとする主人公を尊敬しました。
また、あの検事さん。飄々とした感じが良いですよね。
この後のエピでも何度か見かけましたが、レギュラーになってもらいたいなと思っています。
Re:シーノさん
理想に燃えるとは少し違うだけに、真実味が感じられたのですが…
今目の前の人はそうではないというそのズレに痛みを感じました。
あの検事、まだ何話か登場するようですね。
ちょっと楽しみな存在なのでうれしいです。