少女ジェーンを殺害したとして逮捕されたカール・メイヤーが、20年の服役後仮釈放された。
同じ日に失踪したハリエットの遺体が見つかっていないため、被害者家族は周辺住人を巻き込みカール排斥熱が高まる。
20年前に巡査部長として事件を担当したフロスト警部も、今度こそカールにハリエットの遺体を隠した場所を聞き出そうとする。
自己啓発セミナーでは、共同経営者二人が手を出した受講者女性たちから裸で置き去りにされるというイタズラ復讐を受け、そのうちの一人がオフィスで血だらけ死体となって発見される。
オフィス荒らしの犯行と思われたが…。
今回放送の4話(3エピソード)でフロスト警部ともさようなら。
相変わらず重要事件を担当しているのが警部とジョージ、デントン署には若手有望刑事はいないのか?
今回は助っ人刑事もいないし。
二件ともありふれた題材でありながらも、いや~な感じをじわじわと練りこんでくる、そんな事件。
カールの感情のなさは、犯人のふてぶてしさだと思っていた。
牧師さんに「みんなの気持ちも考えて」みたいなことを言われても「そうだね」ですから。
ここでウソでも「改心しました」と言わせるのがふつう。
どこかおかしいと匂わせる受け答えだったのですね。
カールは少々知能が低いらしい。
でもそれは勉強が追いつかないだけで、子どもの純粋さのままだったようだ。
「殺したと言わないと家に帰れないぞ」と言われて家に帰りたいから言われるままに「殺した」と言う、そんな情景が目に浮かぶようでした。
ジェーンとハリエットは、もっと小さい頃からカールと仲良しだったのでしょうね。
同じくらいだったのが、いつの間にか彼女たちが彼を追い越し、それでもというかだからこそ友だちとして認めていたのだなあ、と想像してしまいますよ。
ハリエットのボーイフレンドを殴ったのも「僕の友だちをいじめたな!」だったのでしょうね。
それにしてもこの事件、警部がいながらどうしてこんなことに。
上司が主導権を持っていたにしてもわずかでも疑問を持つことはなかったのだろうか。
家族に感情移入してしまった初めての事件というのが答えなのかも。
自己啓発セミナーみたいなところの事件は、いつかは起こるであろう自業自得モノ。
パートナーがあんな目に遭っても危機感覚えずに、警察の事件報告書に無責任なアドバイス(ネガティブな部分を捨てればポジティブになるって!・笑)してる片割れも畳の上では死ねないだろう(笑)。
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