発端はマクドナルドで隣の男の携帯電話を手に入れてしまったこと。
そんな気はなかったのに成り行きで「俺俺詐欺」で金をせしめる。
この詐欺行為のせいでいろんなことに巻き込まれるのかと想像していた。
が、巻き込まれるなどどいう言葉では説明不能。
「俺俺詐欺」の被害者が自宅アパートにやってきて俺を自分の息子だと言い、不安になって実家に帰ると母親に知らない男だと追い出され、そこには俺ではない俺がいるのだった。
そうこうしているうちに職場の人間が俺を呼ぶ名が違い、俺はそれを自然と受け入れ、またもや別の俺が現れて…意味わからないでしょ?でもホントにそうなの(笑)。
名前が変わっていくことや新たな俺の出現等で想い出してくる別の記憶に、トーチウッドでの記憶操作エイリアンを思い出しましたがこれは誰にも操作されていないので数倍薄気味悪い。
しかも、俺の記憶なのだから偽の記憶ではない。
どこかの俺が経験したことなのだから。
俺達と出会っての居心地良さから一気の増殖を経ての関係崩壊、そして訪れる新たな展開と希望…こうやって一回崩壊させなければどうにもならないのかな?と世の中と照らし合わせてみたり。
行動を共にする相手が俺なのだから、考えていることもわかって居心地がいいのは当然。
しかしそこを超えると、自分のイヤなところが他人を見る目で見えてくるのですよ。
これって相当きつそう。
これだけで私には恐怖小説(笑)。
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