スティーブン・マランが自宅で殺害された。
彼は3年前に、テレビで持論を語る無神論者トムに激高しトラックで彼の車に突っ込むという事件を起こしていた。
その時、車に乗っていたトムの娘ジェシカは脊髄を損傷し車椅子の生活となっていたためトムの家族は復讐の動機があると疑われるが、殺されていたのはマランではなく同居人のハドリーであったと判明。
後に本当のマランが殺されて…。
なんとも後味の悪い話です。
トムは持論を変えず一見平静を装っているが、自分の主張が娘の人生を台無しにしたと深く傷ついていたのですね。
そこへきて今度は復讐殺人の犯人が息子であると聞かされてはたまりません。
自分が蒔いた種なのだから自分が完結させねば…と捜査の打ち切りを願っての自殺だったのですね。
母親の嘘は許せません。
「ジェシカのケガに誰よりも傷ついていた」とわかっているのなら「息子が犯人」との耳打ちがどういう結果をもたらすか予想できたはず。
自分に焦がれる教授を兵隊にしたり、ジェシカの言うように悪魔です。
仕事を辞め尽くしているのに、当の娘は犯人と気持ちを通じ合わせているなんて!という気持ちはわかりますが、スイミングを禁止すればいいじゃないのっ!
被害者と加害者が面談するという席にジェシカが出席しなかったことがポイントとなっていたわけですね。
立場を知らせずに近づいて、でもそれはマレンの悪意ではなく償いの気持ちでそれが愛情に発展し…という本当なら家族全ての心の成長が試されるようなもの。
無理で困難なのは仕方ないという気持ちもある。
だけど兵隊送ってケリをつけるのは…。
そこにさらに家族を傷つけるような嘘を紛れ込ませるなんて…。
とにかく後味悪い。
お兄ちゃんも結局破断だし。
それよりも(笑)唐突なハサウェイの恋愛話ですよ。
昇進するのが自分ではないからの不機嫌ではないとは思ってましたけど(だって犯人の手を離したことで格下げの危機だったもの・笑)。
気持ちにケリがつかないのはよくないと前回身をもって体感したルイスに諭されて昇進&転属のフィオナとの気持ちを整理するようです。
あれでは別れられなくなるような気もしないでもない(笑)。
人違い殺人の事実にもいつも通りのハサウェイに「深刻そうな顔をしなさい」とイノセントは言ってましたねえ。
確かに彼はいつもどこか面白がっているようなところがあるので、みんなも思っていることだとわかって安心しました。
ホブソンは「ウマのような」と表現していましたね。…まあ、そうだ(笑)。
事件の進展を話しながら大股でがっしがっし歩くルイスとハサウェイの姿が好きなのですが、今回付き合わされていたホブソンはちょっと辛そうでした。
ルイス、ちょっと手加減しようよ。
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COMMENT
大股コンビ
今回は本当に後味の悪い回でしたね。そういえばお兄ちゃんも破談…婚約までしたわりに、相手のお嬢さん超クールと言うかドライと言うか…恋愛感情でなかったってことなんでしょうか。ヘッドハンティングされまくりのルイスがなんだかカワイかったですv でもアメリカで活躍しているルイスなんて想像できないなあ…オックスフォードの町も含めてこのドラマの魅力ですよね。
ルイスとハサウェイ、あれすごい大股ですよね。わたしもあの二人の歩き方は気になっておりました。(特にハサウェイ…)
とうとう次回でいったん終わりなんですね…悲しいです。
本国では続いているのでしょうか。日本でDVDが出たらぜひ欲しいです。
Re:大股コンビ
家族の再生に必死だったお母さんの顔をたてたところもあったのでしょうね。
それで指輪を渡す時にためらったのかもしれないですし。
それにしてもこの嘘の罪は大きいです。
何か特別な罪状をつけてやりたくなりました。
>ヘッドハンティングされまくりのルイス
そういえば彼女、ルイスに対してもあっさりした別れのようにも見えましたが、悲しげな表情の理由は婚約解消よりもルイスをスカウトできなかったことの方が大きいかもしれません。
親の立場上、個人的な執着には制御がはたらくようになってしまったのでしょうか。
ルイスとハサウェイの路上会議は、猛スピードですよね。
「背が高いから一歩の幅がある」以上のものを感じます。
銀河で今放送中のものはS3のようです。
IMDbによると今のところ19話あるようなので先のお楽しみは大丈夫みたいです。