またまた犬関連の本。
小説家町田さんの飼い犬であるスタンダードプードルのスピンクが
町田家の一員になった日からの
主人・ポチ(町田さんのこと)と美徴さん(奥様)、
後に家族に加わる本当の弟キューティー・セバスチャンとの日々を日記風に語るというご本でございます。
虚実綯い交ぜは「テイスト・オブ・苦虫」テイスト、
でもスピンクの語り口はどこか優しく、「ポチをしっかりとさせなくては!」という愛情がみえるよう。
もうちょっとで凡人の愚人ポチとの生活をウヒャヒャと楽しみ、愚人ぶりをながめつつ「幸福です」と言える最高の幸福。
スピンクはポチを愚人であると言うし、確かに暖房問題などは反する言葉も出ない。
しかし、キューティーを預かるに至るまでの意見は至極もっともで愚人であるのがもったいないほど。
そんなことスピンクは百も承知であるからウヒャヒャなのだなあとうかがえます。
憧れの犬種スタンダード・プードルがこれでもかっ!というくらいカメラ目線のオンパレードで悩殺されました。
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