デクスターがルーメンに、やっと出会えた心の友を感じて幸せになるのか?と思ったら、やはりそんなことはありませんでした。
「彼女の目に映る自分は悪ではない」と心があったかくなっているかのようなデクスターは異質であると同時にその想いを認めてあげたいとさえ思わせるものだったけれども。
同じ方向を向いていると信じていたルーメンの「私の闇は終わった、でもあなたは違う」を聞いて(今後彼女がふつうの生活に戻れれるのか疑問だけど)一瞬荒れるデクスターもまた愛しく思えました。
デクスターは闇と向き合い続けなければならない自分を再確認し、
デボラは正義だけで突っ走れないこともあると身に沁みてラゲルタの立場を理解し、
アスターはデクスターの正義感を少女なりの正義感で受け止め、
みんなが少しずつ成長したといえるきれいなラストでした。
デボラの刑事としての勘の鋭さは見事でしたね。
完全に事の真相にたどり着いてましたよ。
カーテン越しにデクスターとルーメンに対峙した時、向こう側にいるのが本当は誰なのかわかっていても不思議ではないくらいの洞察力でしたよね。
ただ、クインはいいのか?
リディを殺したのが誰なのか、彼だけはわかっているだろうに。
そんなことよりもデボラと一緒にいられることを選んだのか。
男運の悪いデボラのことなので今後のクインの運命も心配(笑)。
と、やっぱり続きが楽しみなドラマのひとつには変わりない。
人殺しが主人公で、それを泳がせるためでなく見逃す仲間(?)なんてドラマは以前の自分なら却下しただろうな(笑)。
最終回で一番好きだったのはラゲルタに「記念日だから」とプレゼントするエンジェル。
私だけじゃなくラゲルタも「何の記念日かしら?」状態なのも当然、
「デボラと仲直りした」記念日ですってよっ!
前の奥さん、もったいないことしたよね。
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