始まりました、新エピソード。
ジョン・ルーサーで連続殺人鬼をだったバッカスも、1960年代に戻ってきました。
再放送でおさらいしなかったので、ちょっと
自分で復習。
バッカスは、ロンドン研修から戻ってきたものの妻子と別居状態。
「産まれてくる子ども~」とか書いてたので、#7からは数年経過しているという設定でしょうか。
娘のためにもなんとか修復を、と気に掛ける警部でしたがとうとう「助言はやめた」と。
バッカスの嫁リサも「私と娘のために」新しい夫探しを始めることを決意。
バッカスは子ども絡みの事件のせいで父性愛に目覚めたか?というところでリサから「新しい友だち」の存在を聞かされて絶句。
そんな私生活の変化でスタート。
バッカスが心を揺り動かされた事件とは…。悲惨極まりない。
事件の本質をわかっていても誰も口を開けなかった時代なのでしょうか。
今でも変わりないかもしれませんね。
アグネスの出生の秘密を知りながら一緒に暮らし、ドメニカの悲劇がアグネスにも繰り返されることを恐れて殺人を犯してしまったアラン(トロイ君、老けたな)、
それなのに既にアグネスは精神を病んでおり…救いがひとつもありません。
アグネスの「目隠し」の意味が重いですわ。
おばあちゃんも伯父さんも、アグネスを見ると出生の秘密を思わずにはいられない。
それを「自分を見る人は目隠しをしている」と感じて目隠しに固執していたのでしょうか。
構えた調子だったアグネスも、警部が気にかけてくれていることはどんな形でも嬉しかったらしく、施設に収監される前の部屋で躊躇わずに膝に座る姿は痛々しくさえありましたよ。
大人の刑事事件と同じような裁判もショック。
ひとりで座らされ、非公開にもならない子どもの裁判とは…。
子どもの凶悪犯罪など想定されていない時代だから他に方法がなかったのだな…と思ったら!
1993年の事件でも公開されていたのでしたね。
事件とバッカスの私生活はやるせないのに、ユーモアを忘れないところは尊敬します。
女性弁護士にからかわれているとも知らずに爪先踊りのバッカスとか、
「鞭のことも書きますか?」と真面目にたずねる記録係とか。
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