史実に基づいたような話は苦手だけれど、ブシェミが主役なので見ましたよ。
見てよかったです。
ナッキーの講じる策にとうとうついていけなくなったのが弟イーライと特別に目をかけていたはずのジミー(とそのパパ)。
そしてついていけないと逃げ出したはずのシュローダーさんはナッキーの哀しい過去を知り(ナッキーが街角の保育器に目を奪われる理由がわかりましたよ。しかし、何故病院ではなくあそこに保育器が?は解明されず・笑)、また吸い寄せられるように彼の元へ、そんなステキなエンディングでした。
イーライたちの作戦にたいへん興味を惹かれ、シュローダーさんが戻った理由にケーキから出てきたボロキレは関係あるのかな?とか想像も膨らみます。
正解かどうかはわからないけれど、「あ、このためだったのか!」と過去の部分が思い起こされるのにはうならされます。
例えば、要求された100万ドルにロススタインが即承知したところ。
雇った兄弟たちに高額の保険賭けてましたよね。
100万ドル払ってもまだ手元に残る、その計算の腹黒さとか。
表でも裏でも、仕切るとはそういうことなのだなと感心さえします。
なのでイーライとジミーの画策にも俄然興味がわきますよ。
そしてナッキーを検挙したいのに振り回されるだけの役かと思われたオルデン捜査官。
彼の独り歩きにも仰天でした。
シュローダーさんに執着するあまり写真を前に自分をベルトで打つ姿、
「ご婦人が面会だ」と言われたら片付けていたのに急に仕事してるふりを始め、「ご婦人」の正体がルーシーだった時のあからさまな落胆、
ナッキーに買収されたと信じるも証拠がない部下を宗教儀式で殺め…
強い信仰心はうかがわれますが怖すぎです(夫婦そろってなところも)。
酒強奪事件の生き残りを無理矢理連れ出し、歯医者で拷問したのが始まりだったでしょうか。
そんなオルデン捜査官が本当に職を辞してしまうのかも気になりますね。
面白要素を振りまいてくれるケスラーさんもよかったです。
ジミーがいなくなったために運転手役も命ぜられた時の運転手用帽子へのこだわり等、
空気を読めないというかわざと読まない自己主張がお気に入り。
今後の脇の活躍もたいへんに楽しみとなりました。
見る前から脱落寸前でしたが(笑)改めて見てよかったな、と感じるS1最終回でした。
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