木登り人形売りの男が、女性の電話番号をゲットしては自宅に忍び込んで秘密(+下着)を盗んでは生活を脅かす、という連続事件。
久しぶりに変態チックな犯人登場。
しかし、下着を盗む程度でかつての犯人のような勢いはない(笑)。
犯人は、ターゲットの生活周辺を嗅ぎまわっては、
電話でそれをネタに女性たちをコントロールして優越感に浸るという人。かなり几帳面にターゲットの資料を整理してましたね。
偏執的ということだろうか。
この犯人、自宅に忍び込んでも金目のものは盗まないし、
脅迫と言っても「窓辺にネグリジェ姿で立って肩紐外せ」ですからね。
懐かしいおもちゃ売りだけでどうやって生活していたのだろうか?
忍び込んだ家の人に見つかっても、「こんばんわ。テディ・ベアが入りましてね」という堂々とした言い訳は見事でしたが。
自動車事故の被害者宅にレックスを連れて行ったアレックスは娘さんに向かって「彼と遊んでくれるかな?」と大人な振る舞いでした。
そこで娘さんにもらった木登り人形で遊ぶレックスを見て、同一犯の被害者と思われる女性が「それは…!」と犯人に辿りつくという展開でした。犯人は電話によるコントロールを楽しみにしていたので、録音されている声を分析され、取り調べでの会話と照合されてしまい犯人確定。
声紋分析官(立派な眉毛だ)が何か言うと「レックスも気付きました」とすかさずアピールするアレックスはやっぱり…(笑)。
声紋分析、レックスの聴力、おもちゃ好き、死んだふり、これが見事にミックスされ、ウィーンの悪人がまた一人減りました。
おまぬけベックは、レックスがソーセージパンを盗ろうとしたらすぐにわかるよう、パンの上に定規を渡し、さらにその上にペンを乗せるというよくわかない防衛策を披露していました。
「引き出しに入れたら?」とクンツでなくても思うところ。
でもレックスは引き出しも開けちゃいますからね。
案の定、レックスはそっとペンや定規をどけてパンをぱくっとやってました。
ベックはレックスに知育玩具を開発してあげているんだな(笑)。
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COMMENT
No Title
あの几帳面な細かいメモに感心させられました。でも下着コレクションは整頓されてるとは思わなかったけど(苦笑)
そしてかなりCSIチックな声紋分析。分析おじさんの眉毛につい目が行ってしまいました。そのあと観たBlue Bloodにやはり声紋分析のシーンがあったんですが、瞬時にして終わったのでまた時代の流れを感じてしまいました…
ラストの追いかけっこでまた見事にアレックスはコケてたけど、あれもレックスを際立たせるための演出だったのでしょうか??
Re:No Title
>下着コレクションは整頓されてるとは思わなかったけど
メモはあんなに細かく整頓されていたのに、この一貫性のなさがウィーンらしくって好きだったりします(笑)。
声紋分析官の眉毛、見事でしたよね。
見入ってしまって何を言っていたのかわからなくて巻き戻ってしまいましたよ。
これも携帯の大きさ同様、時代を感じさせるところですね。
No Title
慌てる風でもなかったですよね。被害者も強気だったのがいけませんでしたね。大騒ぎして逃げるでもなく...
ロウソクの被害者もいいなりになってしまうのが不思議でした。いくら弱みを握られていて、警察が当てにならないとはいえ...。
レックスの死んだフリかわいかったですね。変態オヤジ、安否を確かめに来て、一瞬悪びれた様子をしたので、根は悪くはないけれど、よほど痛い思いをして性格歪んじゃったのかなと深読みしてしまいました。
Re:No Title
変態ぶりは抑え気味でしたけれど、被害者が進んで脱いでいるように見えて、番組を理解しているなあと感心しました。
>変態オヤジ、安否を確かめに来て、
レックスを心配してくれていたのでしょうか。
とどめを刺しに来たのか?と思ってしまいました。
私の方が悪人ですね…
>根は悪くはないけれど、よほど痛い思いをして性格歪んじゃった
おもちゃを買いに来た男に「女ってヤツはっ!」みたいに語ってましたよね。
これで「ただの変態オヤジではなく、女性に恨みを持った男」と教えたかったのかも。