未解決重大事件を扱う新部署「特捜部Q」を任されたカール・マーク警部補。
オフィスは使っていなかった地下室、アシスタントは謎のシリア人アサド、と実際は殺人課から厄介払いされたのだった。
そんなシリーズの一作目「檻の中の女」と二作目「キジ殺し」を読んだ。
この設定、「ニュー・トリックス」のサンドラですよね(笑)。
事件を解決したら評価が高まっているところも含めて。
「檻の中の女」では、カールとアサドだけだったチームに、「キジ殺し」ではローサという秘書が加わる。
彼女、警察学校で優秀だったのに自動車運転免許を得られずに警察官になれなかったという素晴らしい経緯の持ち主。
さらには前任署でなにやら問題を起こしてカールのいる警察署にやってきたらしい。
終盤で明らかになるけど…やらかし屋さん?(笑)
ちょっとがさつなだけで魅力がイマヒトツに感じましたが、次作以降に期待かな?
このチームのやりとりは、とても愉快なのに追う事件は真逆もいいところ。
誘拐され何年間もの監禁、金持ち寄宿学校の特異なグループによる連続暴行、どちらにも狂気が混ざっていて精神的にかなり厳しい。
チームと事件のアンバランスがチャームポイントなのでしょうか?
カールの心の闇、小出しにされるアサドやローサの情報も気になるところなので、三作目「Pからのメッセージ」も読んでみようかな、と。
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