本当はS4までとっくに見終わってるはずだったのですけど。
ゾウズ・フー・キルやら、お正月映画ごっこやらでこんな有様ですよ。
ようやく見終えたS3。
ガスの恐ろしさが際立ってきました。
地元の名士という表の顔が穏やかすぎて、その表情や言葉遣いのままに話すので、一拍おいてやってくる恐怖がまた格別。
「メスの製造は辞められない、辞める時は死を意味する」と悟ったウォルターが穏便にしようとしているのに対し、ジェシーは大金を手にしたくせにくすねて売ることを思いついたり、その企みで知り合った女性の口から友だちの死の真相を知り、暴れ出すという…その敵のボスはガスなのに。
ただ、ここでまずウォルターに相談。
命を考えればそれでよかったわけですが、その後の雁字搦め+ちらつく抹殺の恐怖を考えるとどうだったのか疑問。
手打ちになった後の仕打ちで再度混乱、ここのウォルターとジェシーの関係が見事。
ジェシーが人を殺さないよう代わりにウォルターが、
ウォルターが殺される寸前の電話に目にも止まらぬ速さで対応するジェシー、
パートナーを守ることは自分を守ることであるけれども、直前にあぶっちゃおうかな…とまで落ち込んでたのですよ、ジェシーは。
暗転したけど、きっとジェシーはゲイルを殺ったはず…。
これで命はつなぎとめられたものの、辞める時は死を意味するということは変わらないわけですね。
ジェシーが警察に行ってすべてを話そうとまで言っているのに、ウォルターは拒否。
警察に話したら義弟ハンクの耳にそれが入らないわけはなく、そうしたら治療費も受け取らない。
そんなこと家族に背負わせるわけにはいかないウォルターの気持ちもわかります。
ハンクの大怪我は自分のせいでもあり、雁字搦めになった今、自分とジェシーが真人間になろうとすればそれは身内の崩壊を意味し、黒い世界に留まらざるを得ないわけです。
それをスカイラーの方がちょっとだけ早く覚悟したのか、ハンクのための資金洗浄に積極的。
念入りに策を講じているようだけれど…もつのか?時間的にも精神的にも。
やむを得ず手を染めた悪事ですが、最近では悪人にしか見えない表情しますよね。
思い込んだら激しい質だからなのでしょうけれど。
それでも相変わらずユーモラスなシーンは時々挿入されるのでやめられません。
#10「かなわぬ最期」でラボにハエが入ってきたエピソードとかね。
ウォルターのどうかしてる感がすごくて、転んだ後にこっそり頭に絆創膏貼ってあるのとか細かくて好き(誰が貼ったんだよ?・笑)。
そしてジェシーより先に気が付いた自分も好き(笑)。
この後はどんどん重苦しく、死に時を逃したと苦悩するウォルターが怖く、それを聞かされるジェシーの戸惑い、ただならないものを感じましたよ。
S4も録画してあるのでこのまま見てしまいたい。
しかし新ドラマが始まり、AXNミステリーではスウェーデンドラマ特集もある。
このまま見るか、いやスウェーデンものは長時間だからHDDを空かせるためにはこっちだろうなあ…悩みます。
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