たまたま読んだ「この町の誰かが」をとても気に入り、それと同じ作家という理由で手に取ったため、この本がフェローズ署長のシリーズの最初でないというのは読んでから知りました。
順番を気にするタイプの私にしては失態ですが、そんなこと関係なくよかったです。
本当にこの事件は解決するのか?と心配になりましたよ。
本文374ページの346ページでですよ、フェローズ署長が謎が解けたらしきことを言うのが。
関係者の人間関係や思惑の書き込みが濃くて、満足が得られるジリジリ感を味わえました。
こんなにすごいのに、「小説としては長いけど、最後の方に糸口になるデータと疑問点がまとまってるから読みやすいよ♪」と寝言をおっしゃった方を私は知っています。
全部読んだうえで人に勧めるための言葉だったのだと思いたいです。
でないともったいなさすぎですよ。
二冊しか読んでないけれど好きなタイプだな~と思います。
しかし、もう書店に並んでいるものを探すくらいしかできないのですね。
何かをきっかけにぞろっと復刊されることを希望します。
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