AXNミステリー1月のスウェーデン特集で放送された
「靄の旋律」の原作。
ドラマは複雑な事件を淡々と描いている印象で入りやすかったですが、原作はぎっしりと隅から隅までハードだった。
私の理解力では、ドラマを先に見ていて流れがわかっていたから読めたようなもの。
おもしろくないわけではないけれど読み進めない、そうなる心配を常に孕んでいた印象。
事件が複雑だった、というわけか。
でも、ところどころにユーモアが挿入されていたのは意外でしたよ。
重厚一直線だと予想していたので。
A班のメンバーに関しては、特にドラマチックに盛り立てるでもないのに浮かび上がる感があって、ドラマよりはとらえやすかったかな。
ドラマのおかげで肉付けしやすかったということかもしれないけど。
A班の存続が微妙だったドラマとは違って、小説では常設班となることが明言化されてますね。
シリーズが進むにつれ、それぞれのこれまでの背景や変化などが楽しめるのでしょうか。
ドラマの方で、「ポールが立て籠もり犯を銃で撃ったことが問題視されているのに、同じことしたチャベスは新聞で英雄扱いされていて解せない」というようなことを書きましたが、小説で解明されましたよ。
小説ではポールも新聞では英雄視されてましたね。
ただ、警察の服務規程違反であるために内務監査の対象となっているわけでした。
ということはチャベスも?
でも彼はもう特捜班のメンバーなので、警察のルール適用外かも。
ありがたいことに、AXNミステリーではこのシリーズを一作では終わらせず、「靄の旋律」を「スウェーデン国家警察特捜班」シリーズの第1話と名称変更して、新エピソードも4月から放送とのこと。
小説の翻訳はこれ以降出ていないようだけれど、出ていたとしてもドラマを見てから読むかもしれない。
で、ドラマでの最重要人物、警察署内の清掃員は?(笑)
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