モンタルバーノと部下が葬儀に向かう途中、鶏を避けようとして邸宅前に停車中の車にぶつかってしまう。
呼び鈴を鳴らすも応答がなく車にメモを残して退散するが、その夜、何かを感じて邸宅を訪れたモンタルバーノは女性の全裸死体を発見する。
翌日、自分たちチームの担当になるよう根回しをするが上層部との軋轢で担当を外されてしまう。
しかし、機動隊が容疑者を誤って射殺したことから再度モンタルバーノが事件を担当する。
「事件を引き渡していなかったら死人は出なかった」にいたく傷つき、結束を固めるチームがよかったですね。
ひとり、空気を読めないのもいましたが。
上層部との折り合いの悪さ(特定の人とか?)、隠蔽工作、そういった警察内部の負の部分とも闘う人情刑事班であることがわかりましたね。
「みんなあなたについて行く」というミミも頼もしいですよ。
ただ、事件に管轄は必要だと思うけど(笑)。
事件と並行して、前話で里子として引き取る決心をしたフランシス問題にも頭を悩ませてました。
ミミのお姉さん宅に預かってもらっていたら、農園を営む広大な土地とで同年代のお兄ちゃんたちと仲良くなり、フランシス本人の口から「引き取らないで」と残酷な言葉を聞く羽目に。
これがリディアとの結婚に支障をきたしたりするのかな?
彼女が出てくると口元と声の不具合が気になって仕方ないので、破断でもいい(笑)。
モンタルバーノはもてるみたいだし。
ところで、ミミっていい人ですよね、よく見るとハンサムだし。
お姉さんのところでフランシスを預かってくれるし、緊急事態のリディアを送り届けたり。
軍警察に任せておけばいいところに出向いて投石喰らって入院も、人の好さからきているような気がする。
そして今回一番のお手柄は、カタレッラを情報処理講習会に送り出したこと。
厄介払いのつもりだったのに、講習生の首席となって戻るというオマケ付き。
やはりカタレッラは、何かを持っているのだな(笑)。
事件捜査が回り出すまでのユーモアパートもいかしてました。
偽通報で邸宅に向かうところ、ファッツィオの察しの良さが効いてました。
「夕べ来た時は手袋してたんですか?」
「念のため我々全員の指紋をつけておきましょうか」って、優秀な刑事だ!
そして一番やられたのは…なんすか、あの鶏は!
キレイなオネエチャンがヒッチハイクする時のモデル立ちと見紛うような、美しい立ち姿。
で、案の定、スピード好きの警官の餌食となってしまうのですが、通り過ぎた後に、道に横たわる姿まで映ってましたよ!
ホントに撥ねたの?、それともやりすぎ演出?(笑)
思っていたのとはだいぶイメージが違いますが、私的には当たりです(今のところ)。
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