ネタバレがイヤなお方は見ないでくださいね。
このドラマ、「ネタバレ=誰が命を落とすか」、この比重がかなり高いですから。
S3、大切な人を失ったリーダー、リックと総督が対象的に描かれるというテーマがあったようです。
壊れて攻撃的になる総督と、同じ道を選びそうになるものの正直に間違った決断を皆の前で認めて同体であることを改めて告げるリック。
リックに正気を取り戻させたのがメルルだったというのはかなり意外。
さらにダリルの「元の兄さんに戻ってくれ」を聞いたからなのか定かではないが、メルルが総督側への鉄砲玉を買って出たのも。
弟といたいけど刑務所が自分の居場所でもない、あんな切ない告白をミショーンは抱えていかなければならないのだな…。
乱暴者のメルルに引きずられていたダリルという兄弟関係だと思っていたけれど、暴力パパの元で二人寄り添って生きてきた、防衛手段としての攻撃性が不良人生にスライドしただけで、ダリルの言う「元の兄さん」とは自分を守ってくれていたメルルだったということでしょうか。
兄さんを愛しているからこその、ダリルの…
この兄弟の物語が重大な意味を持っていたとはね。
リックと話している時のメルル、どこか動物を思わせるような瞳をしちゃっていて、こういうのを死亡フラグが立ったというのかな?と思ってみたり(笑)。
死亡フラグが立つといえば、かつてはシェーンと共に攻撃的になるべきを主張してきたのに、総督とリックの間を取り持とうとしたアンドレアもそうだったのかも。
彼女はウォーカーとなっても出続けるような気がしていたのでこれも意外。
鬱陶しいけれど、腕っぷし要員だったのになあ。
というわけで、ウッドベリーを攻撃するはずだったリック、ダリル、ミショーン。
しかし、刑務所から引き上げる際に総督が最大のご乱心を発症した惨状を目にし、ウッドベリーに残された人々を刑務所へと迎えることに。
かつての仲間を見送り、新しい仲間を迎えたリックの目にはもうローリは現れませんでした、というとても安心できるエンディング。
ここでドラマが終わってもいいと思いましたよ。
でもまだまだ続くのですよね。
部下二人との三人体制となった総督が何を仕掛けてくるのか、
新しく迎えた人々は闘いには行けないような年配者や怪我人、病人でしょうからその対処等、描くことはあるでしょうから。
中でも、無抵抗の若者を撃ち殺したカールのことは避けて通れないでしょう。
人としての善悪を学ぶこの時期、こんな尋常ではない世界でそれを学ばなければならないのですから。
カールの言う「仕方なかった、やるべきことをやった」は、この特殊な世界ではそうかもしれないけれど人としてはかなり心配な状態。
考えてみれば、カールはお母さんを本当の意味で殺してしまったのだから何事もないわけがない。
となれば、リックの苦悩は続くのでローリ再登場も十分ありえるわけだ(笑)。
ふだんの私なら、ヒーロー担当の人(例:「LOST」のあの人)はまず応援できない。
が、リックは別。
ドラマが始まった頃の、改まったり覚悟を決めた時に(例・町に取り残されたメルルを迎えに行くとか)保安官の服と帽子を着用するところ等、彼の真面目さに惹かれっぱなし。
S3、ほとんど保安官服だったのはいつもいっぱいいっぱいだったという意味かな?と勘繰ってみたり。
カールが常に帽子を被っていることや、保安官バッジにも意味を感じたい、そんなけっこう力の入ったファンとなってしまったようです。
S4のスタート、本国で秋ですね、それまで長いですね。
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COMMENT
深いですね!
私もやっぱりリックが一番要注目です。
Re:深いですね!
「どうしてゾンビが蔓延するようになったかなんて描かない」というのを聞いてから、見方が定まって注目度が増しました。
ダリルがかっこいいのはみんながわかることですが(笑)、リックの誠実さ、かっこよさが私にはたまりませんよ。
まだ会員でないのなら、huluのお試し期間を使うという手もありかもしれません。
まだ配信してないかしら?
No Title
どこかティー様の面影を感じていたメルルが、このような最期を迎えるのはとっても残念です。ティー様と違ってこんな世界ですら人間らしさが残っていたのですね。残念。
LOSTのあの人と違って私もリックは応援できます。
Re:No Title
私はそれはありませんでしたが、刑務所に来てからのメルルはダリルとの兄弟ドラマが奥深くに流れている感じはドラマチックでした。
これで消えるにはもったいなくさえ思えましたよ。
リック、すばらしいですよね。
あんな状況でも自分の悪いところを認めて謝罪できる、生まれついての保安官のようです。
次シーズンも、もちろんリックに注目です。