
過去の未解決事件を専門に捜査するコペンハーゲン警察の特捜部Qシリーズ第4弾。
今回は80年代に失踪したナイトクラブ経営者の事件。
調べてみると、時を同じくして5人も行方が分からなくなっていることが判明。
しかも、内の数人に微妙なつながりがみつかり、またニーデという女性との関わりにもつながると、そこにはデンマークの暗い歴史の一部が…。
自国の暗部にエンターテイメントな小説で切り込んでいくところ、
「コリーニ事件」が思い出されます。
著者のあとがきによると、この人権侵害にデンマークは賠償どころか謝罪もないのだとか。
「コリーニ事件」のように国を動かすようなことが起きるのでしょうか。
というふうに、過去3作と同様扱う事件はシリアスすぎ、事件を扱う人たちは軽妙過ぎ(カールだけか…?)という対象的なバランスは今回も健在。
しかし、ローセの心の傷が少しわかり、そのローセもアサドの生活を気にかけ、そのアサドの大怪我でカールはみんなのことを思っていた以上に好きだということがわかり…なんとなくいい意味で関係性に変化アリ。
引き取って同居している元同僚ハーディにもいい出会いがあったようで、カールの離婚もよい方に転んでいくとしか思えませんね。
新たな証拠が見つかったというアマー島事件の方はそこまでだったけれど、この事件が解明されるのはシリーズが終わるときなのでしょうから。
というわけでこのシリーズ1作めの「檻の中の女」が映画となるようです(原題:KVINDEN I BURET)。
カールはもっとおっさんを想像していましたが…。
このNikolaj Lie Kaas は、キリングのS3に出ているみたいなので要チェック!
アサドもかっこよすぎでは…
この顔からラクダうんちくというかラクダ格言が飛び出してくるのか?
それはそれで期待大だ。
アサドのFares Fares の出演作を見ていたら、Child 44が映画になるのを発見(2014年?)。
Tom Rob Smith、また日本に来るかなあ♪などと思ってみたり。
あ、Joel Kinnaman(米版キリングの男刑事ホールダー) もいるぞ。
この映画は見ないといけないな。
と、ちょっと調べたら頭の中がぐるぐるしてしまいました。

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